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大学生の時に約 160 万円の資金を元に、ネット株式投資を始めました。
はじめは長期投資でしたが、儲からないので、半年くらいしてから短期投資にしました。
そこで調子が出始めましたが、株価のことで頭が一杯になってしまって、結局、2 年留年しました。
僕の性格もあると思いますが、株式投資を始めると、生活すべてが株中心になってしまいます。
朝 8 時 15 分頃に起床して、8 時 20 分にはパソコンで市場の気配値を確認します。
9 時から売買を始めて、午後 3 時 10 分にようやく休憩が取れます。
その後は、その日一日の反省会です。
とにかく、株のことが頭から離れない。
中毒です。
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昨年初は 10 億円の資金でしたが、8 月に大型株が値上がりして手持ち資金は一気に 80 億円になりました。
昨年 12 月にはジェイコム株の誤発注事件でも儲けて 100 億円になりました。
今年 6 月時点で約 140 億円です。
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一日で 1 億~2 億円の損や儲けはよくあることですが、損したときは何もやる気がなくなってしまいます。
外に行って気晴らしをする気にもなりません。
1 億円とか損すると本当に辛い。
といって、儲かったからといっても散歩くらいしかしません。
買いたいものも別にないので買い物もしません。
株以外興味がなくなっちゃっていて、お金を使いたいとは思いません。
それと、株って儲かっても次に損するかもしれないので、儲かったからといって使えないんです。
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十九日の相場では東証マザーズが十日続落したが、千葉県に住む男性は「新興市場の不動産株の一部が上昇していたので短期的な反発局面に入る可能性が高いと思っていた」と話し、二十日の取引では新興市場株を中心に五十億円を買い越したという。
ただ「損を出さないように心がけて取引している」といい、短期間の利益確定を想定している様子だ。
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始めた頃にラッキーなことが続いて。
長期投資時代、CSK と富士ソフト ABC のどちらかを買うか迷って、理由もなく後者を選んだ。
すると直後に CSK が悪材料発表で暴落したんです。
短期投資に切り替えた直後も、日本ドレーク・ビーム・モリンとアデルで迷って、なんとなく後者を選んだら、場後にドレーク・ビーム・モリンが下方修正で大暴落。
ここで資金が半減してたら、やる気をなくしてたと思います。
いま 1 億円損するより、ダメージが大きいんですから。
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空売りどころか、信用取引という発想自体なかったんです。
いまもほとんど現物取引ですが、資産を作る段階で信用だけは絶対やっちゃいけない。
信用に手を出すと、資産がゼロ以下になることだってあるんで、危ないなと思って。
それに、当時はリバ(ウンド)狙いだけですごく取れたんです。
ある会社が下方修正して、100 万円の株価が 50 万円まで落ちたところで買えば、かなりのリバウンドがあった。
いまはデイトレーダーが増えたので、そこまで下げない。
70 万ぐらいで中途半端な買いが入るから、ほとんどリバウンドもないまま、再びダラダラ下げ始めたりする。
参加者が少ない時代は動きが素直だったんですね。
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(2002 年後半は)一番つらかった時期です。
アメリカ市場の乱高下に日本も巻き込まれていて、自分が売ったら暴騰、自分が買ったら暴落。
少しのタイミングの差なんですけど、恐ろしいぐらい裏目に出て。
何度も株をやめようと思いました。
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資産が大きくなると、リバ狙いは難しい。
逆張りは下げてくるなかで拾う方法なので、買ったあと反騰しないような場合は逃げなきゃいけない。
でも、例えば 50 億円ぶんも買ってたとしたら、自分の売りの影響で株価を下げてしまう。
買って逃げてまたすぐ買い直すなんて手法は、資金が少ないときしかできないんです。
だから手法は順張りに変わったし、銘柄も何十億円入れてもビクともしない大型株に変わった。
出来高の少ない銘柄はもう監視してません。
逆張り時代は 2 ~ 3 銘柄しか保有してなかったけど、いまは 20 ~ 50 銘柄に分散しています。
大型株って、普通はそんなに動かないものなんです。
ところが、05 年夏以降、あり得ないほど急騰した。
住友金属工業なんて 1 ヵ月半で 200 円から 400 円へと倍になっちゃった。
流れに乗っかってれば儲かったんですね。
05 年春の 30 億円が冬には 80 億円と、いつの間にか増えていた。
そこへジェイコムがあって、100 億円になった。
100 億なんて意識したこともなかったけど、気がついたら……という感じです。
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株は独学です。
始めた頃は長期投資が常識で、短期投資の本なんて出てなかったし。
誰かと情報交換とかもない。
2 ちゃんねるに書き込んだこともありますが、いまはやらない。
どの銘柄を売買するかは、相場の中で考えるしかない。
終わったあとに話し合っても仕方ないし、場中は話してる暇なんてない。
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マケスピは登場したときから使ってるんで、視覚的に慣れてるんですよ。
どれが買いか、なんとなく見えてくる。
主要銘柄のチャートは頭に入ってるので、すべてのチャートを見はしないけど、多い日だと(監視銘柄)リストを何往復もする。
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いまより上がると思ったら買い、いまより下がると思ったら売りますね。
どうなればそう思うのかについては、ちょっと……。
その銘柄の動きだけで決めてるわけではないです。
日経平均や日経先物の動き、同じセクターの他銘柄の動き、全体の出来高、アメリカ市場の水準や出来高など、いろんな要素を見て、総合的に判断してるとしか言いようがない。
全体を見るほうが、その銘柄がちゃんと見えてくるんですね。
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(ジェイコム株は)とんでもなく安い値段で買えるという事実しか見てなかった。
他の要素は関係ない。
もちろん翌日さらに安くなる可能性はゼロではないけど、そうしたら損するだけなんですよね。
実際、それで損もしてます。
そういうリスクをとらないと、なかなかリターンはないので。
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みんなが売りに走っているときに、あの人(ビクター・ニーダーホッファー)だけが上がるほうに賭けた。
しかも、全財産を投入したんです。
いくら自信があっても、普通は資産の半分とかじゃないですか。
彼はすでに成功者なんだから、そこまでしなくたっていいのに、全力で大勝負に出た。
結果的には負けてしまったけど、そういう度胸ってすごい。
真似できない。
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(「天才とは、10 億の資金を 1000 万と同じ感覚で動かせる人だと思う」と 2 ちゃんねるに)書いた頃は 10 億なんて夢の数字だったんです。
数億円を運用するなんて、想像もつかなかった。
ところが、3 億円を超えたあたりで怖くなくなったんですよ。
麻痺したのもあるけど、地合が好転したので、無邪気に買ってもどんどん儲かったことが大きい。
もし、いま天才を定義するとしたら?
うーん。
500 億を 1000 万と同じ感覚で、かな。
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もうダメなんです。
1 日で 1 億円儲けたり 1 億円損したりというのを経験しちゃうと、資金を 10 億円に減らすなんて考えられない。
刺激がなくて。
1 億円儲けるチャンスを見逃すのは、1 億円の損だと思っちゃって。
もちろん、必ず勝つわけじゃなくて、参加したために 1 億円損することもある。
だから、トレードをやらないのもつらいし、やってもつらい。
もう中毒なんですね。
大損でもしないかぎり、やめられない。
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過去の例を見ると、アメリカの利上げが終わった頃が天井という傾向がある。
今年の後半は気をつけないと。
日本はアメリカに連動してるから、そうなれば資金を減らすかもしれません。
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これをやったら儲かるなんて、ないんです。
まず全体を見てください、全体を。
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あくまで市況全体を読み、投資先のセクターを決めることが先です。
売買代金・出来高・値上がり・値下がりのランキングなどを見て、その市場を牽引しているような代表銘柄をチェック。
さらに米国市場、日経 225 先物、為替……全部見ることが大切です。
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下落中の銘柄の底打ちを狙って買いにいく逆張りの場合は、25 日移動平均線と日足チャートの乖離率も参考にします。
たとえば先日、不動産流動化関連が急下落していたとき、アセット・マネジャーズやクリードなどの牽引銘柄に長い陰線が出ていて、底打ち感がありました。
この手の銘柄は連動した動きをするので、少しでも出遅れているものがあればチャンスかもしれませんね。
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移動平均乖離率も時期や銘柄によって目安が違うので注意してください。
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上がっている途中の銘柄が少し下げたところを狙う場合は、それが本当に押し目なのかを判断しなきゃいけない。
そんなときはチャートだけでなく、米国の相場もチェックしてほしいですね。
僕は”グロベ (Globex)”を見ます。