2008-11-26

ブルベアファンド

投資信託の怪⑦(ブノレベアファンドの謎)

もう最後だから黙っておとなしくしてようかと思ったのだけれども、たまたま変なものをネット上で見てしまったので、毒舌モード半開でここに書く(笑)。 今回の題材は「ブルベアファソド」だ。 これは、あるインデックス(日経平均やダウなど)に一定倍率で常に連動するように設計されたファンドで、通常は先物などを利用して所定のエクスポージャーを取るようにこしらえられている。

この手のファンドは個人投資家の間でも普段は忘れ去られているのだが、昨今は投資信託しか買わない人は何を買ってもダメだったと言うので、これを薦める「専門家」とやらが最近たくさんいるのだとか...

私は、一般の投信の委託手数料が高いことを除けば、個人投資家の方が自分できちんと調べて状況を理解し、リスクを許容できると判断したのであれば、ロシア株ファンドを買おうが、南アフリカ債券ファンドを買おうが反対したりしない。 それによって儲かることも場合によっては十分ありうるし、どうせ投信を買うのなら、そういった、個人では個別の銘柄にアクセスしにくいアセットクラスのものでなければ意味がないからだ。

だが、日経平均だのS&Pだののブルベアファソドだけはいかなる理由があっても係りあいになってはいけない(ただし、お金が余ってしかたがなくて捨てたい人は別だが)。 ところで、なんでも件の「専門家」連中に言わせれば、ブルベアファソドはハイリスクハイリターンだが、方向性の読みが当たれば大きな利益があがる...らしい(^^;)。 正気か???

どこをどうしたら、こんな見当違いの妄言が吐けるのかわからないが、悪気なく言っているとしたら、原始人なみの無知なので絶対にそういった輩の話は信じないように。 そうでなければ悪質な確信犯なので絶対に係わり合いになってはいけない。 ...っていうか金融庁に通報すべきか(笑)。 

私がこれだけ止めておけという理由は、それが「ハイリスク」だからでも「読みが当たらない」からでもない。 そんなものは最初からわかっているし、同種の問題がある商品は他にいくらでもある。 私がブルベアファソドがダメだという理由はそのマネーマネージメントにある。

目論見書や約款を読めば書いてあるが、このブルベアファソドという商品は常にインデックスに対する一定倍率の連動性を維持するために、毎日リバランス(ポジションサイズの変更)をするのだ。 この点が、各種インデックスの先物を売ったり買ったりしたポジションをそのままに維持しておく場合と決定的に異なる。 

以前のエントリーでヒストグラムで示したリターンの確率密度分布のグラフを思い出してもらいたいが、株式市場において、この「毎日リバランス」は現在考えられる限りのマネーマネージメントのなかで最悪のもののひとつだ(>_<)。

わかりやすく言うと、このファンドは常に「高いところを買い、安いところを売る」という売買をご丁寧に毎日きめ細かく行なっていることになるのだ(大笑)。 これで儲かるチャンスがあると主張するのなら私の理解を超えている。 バカも休み休み言えってんだ! 常識がある人間ならこんなものは他人に薦めない。 今は下げ相場だから、設定来で利益が出ているベアファンドもあるにはある(ブルファンドは基準価額が10分の1くらいになっている(笑))。 しかし、それはこういった強烈に不利なハンディの後に残ったカスであるから、先物をショートしたほうがはるかによいし、途中で乗った投資家は下げ相場なのに損している人もいるはずだ。 

結局のところ、専門家とやらがいう「方向性を当てる」とは、「ほとんどもち合わないで一直線に上げるか下げるかという局面を事前に予測せよ」ということなのだ。 やれるものならやってみろ! >専門家

つまり、このブルベアファソドの本質は、「方向性を当てれば儲かるハイリスクハイリターン型の商品」なのではなくて、「世界最悪のマネーマネージメントによって、じわじわと真綿でクビを締められるように、資金をむしり取られていく商品」なのである。

リチャード・デニスと共にタートルズの師匠であったビル・エックハートが90年代の初めに次のように言っている↓。 
“It is one of the key asymmetric in trading that whereas good money management cannot convert negative expectation into positive, bad money management can turn a winning strategy into a losing one.”

これは本当にそのとおりであって、だから優れたエッジのあるトレード手法の開発と共に、所与の資金を如何に効率よく(あるいは大事にして)運用するのかということが、運用者にとって非常に重要な項目にいつも挙がられるのである。

世の中に出回っている投資信託の大多数は規定されたアセットを高位に組み込んでロングで保有するから、実質的にマネーマネージメントを意識することも、それの巧拙がパフォーマンスに影響することもほとんどない。 だから、投資信託をめぐる話の中でマネーマネージメントがキーになることは普通はない。 従ってこういったブルベアファソドのような特殊なファンドに関して、普通の投信しか買ったことのない個人投資家が、マネーマネージメントの欠陥を見抜くことは難しいかもしれない。

だが、ブルベアファソドはインデックスの(日々の)方向性というエッジのないものにベットし、そこから信託報酬が引かれるという、はじめから期待値がマイナスのトレードなのだ。 だから、そこに最悪のマネーマネージメントを加えれば、結果がどうなるのかぐらいのことは、ホンモノの「専門家」であれば一瞬でわかるはずだ。 そいつらがそれを知っててあえて他人に薦めているのか、それともほんとにその程度のことが理解できない単なる自称専門家なのかはわからないが、いずれにせよまともな人物ではあるまい(>_<)。

2008-11-25

会計士の投資アドバイス

ホンネの資産運用セミナー | 「お金は銀行に預けるな」の間違い
ホンネの資産運用セミナー | 著名会計士の投資アドバイスはやばい
会計士の書く本は、大嘘はないのですが「一部だけ正しくて全体としては間違いが多い」って感じです。
会計の勉強が不要とは言いませんが、値動きの一部を説明できるに過ぎません。会計的、理論的には間違った動きであっても、後から後から同じ動きをする人が増えてくれば先行者は儲かります。丁度ホンネの資産運用セミナー | 「お金は銀行に預けるな」の間違いのコメントにあった理論的には儲からないが実際には儲かるのように。
また、相場の動きが取引相手や社会全体の資金繰りなどを通して売り上げ、利益に影響を与え、結果「安すぎる」「高すぎる」と思われた株価が「その株価で当たり前」となることもあります。

2008-11-21

ビッグ3 vs トヨタ、ホンダ

米国の商業用不動産の市況が悪化 - 石油監査人 - Yahoo!ブログ
米・自動車メーカーの不振の根本原因は、財務的な問題では無く、退職者に対する年金や医療費の負担が大きいことです。

その負担が価格に上乗せされているために、GMやフォードの車は、トヨタやホンダよりも高く、価格性能比が落ちるために、販売不振に陥っています。

また、トヨタが1兆円も利益が出ていたのは、企業努力というよりも、こうした恩恵があったからです。

もし、GMが破産・再生して、退職者に対する保障が無くなると、安く車を作れるようになるために、トヨタに取っては、極めて不利になります。

2008-11-20

米商業不動産 2009年予測

米商業不動産 2009年予測 - アメリカ/米国・メキシコ 不動産投資日記 - Yahoo!ブログ
アメリカの商業不動産の動向で、一番「信頼性のある」といわれている、Urban Land Instituteの2009年の商業不動産の予測が発表されましたので、ここにまとめてみようとおもいます。

Commercial Real Estate Market to Hit Bottom Next Year, Finds Emerging Trends in Real Estate® 2009 Report
http://www.uli.org/sitecore/content/ULI2Home/News/MediaCenter/PressReleases/2008/2009%20Emerging%20Trends%20Report.aspx

* 70ページにも及ぶフルリポートを読みたい方はoyster@yahoo.comまで直接メールください。

アメリカでは「商業不動産」というと、5室以上のアパート、小売店舗、オフィス、倉庫などが、あてはまります。上記のタイトルにもあるように、「2009年には底を打ちそう」だが、現在の市況はとてもよくない、とのことです。

悪い背景としては、2007年までの過剰流動性により、物件のキャッシュフローに基づく商業不動産ローンも、かなりレバレッジをかけたものが多くなり、債務不履行が増えました。その結果として銀行側もしっかりキャッシュフローのでる物件でないと、ローンをつけないといという状況になっています。

商業物件のタイプ別では、アパート物件は(一軒家の差し押さえ増発による)需要の高まりがあり、2009年もそこそこ好調に推移すると予測されています。しかしながら、小売、オフィス、倉庫などの物件は、景気の減速をもろに受けているので、2009年の予測は非常に悪いです。

商業不動産市場の底入れのためには、以下が起こることが条件になると述べています。

- 不動産を高値で仕込んだオーナーは、収益に基づく現実的な不動産価格を受け入れ、早期売却を図ること。
- 厳しい、貸し出しガイドラインに沿った貸し出しと、The commercial mortgage-backed securities (CMBS 商業不動産担保債権)市場の復活。
- 商業不動産担保債権の政府の貸し出し基準設定と保証。
- 経済の底入れ。
- 一般住宅不動産市場の底入れることで、貸し手側が商業不動産の問題に手が回るようになること。

2009年にねらい目の戦略は以下のとおりです。

- じっくり、「お値打ち」の出物物件を待つ。
- 既存の不動産ローンを割引購入。
- 資金繰りに頓挫している開発物件へ、破格の条件で参加・出資。
- 公に流通しているREITの購入(市場の回復時に、価値が一番最初に上がる)
- 海沿いの人、モノ、金の集まる「24時間都市」に集中する。
- 既存の物件の選別し、長期保有、短期保有物件を分け、長期保有物件の価値のアップを図る。
- 街中の便利なロケーションへ、小売、オフィス、住居の集合不動産プロジェクトの企画。
- 光熱費のコストを下げる、グリーン化を進める。
- アパートは購入もしくは継続した保有; オフィス・ホテルは保有; アパート用土地の底値購入。
- 交通に便利な街中で、開発に失敗したコンドプロジェクトの購入。
- 小売商業物件に関しては、食品スーパーとドラッグストアが旗艦店として入居している、ショッピングモールを選ぶ。

2008-11-19

景気対策の公共事業

破綻の危機に直面=米政府につなぎ融資要請-ビッグ3首脳が証言

> 証言で、ゼネラル・モーターズ(GM)のワゴナー会長兼CEOは、世界的な金融危機と自動車販売低迷で「われわれの存続が脅かされている」と強調。これはビッグ3だけではなく、「米経済を破滅的崩壊から救う問題だ」と述べた。
> フォード・モーターのムラリー社長兼CEOは3社のうち1社でも破綻すれば自動車部品、ディーラーの業界にも連鎖し、1年以内に約300万人の失業が発生し、税収減は600億ドルに上るとの試算を紹介。ビッグ3支援の「公共の利益は明らかだ」としている。

別にビック3の車はなくても困らないけれど、ビック3がなくなると雇用、景気に問題なわけね。ならば政府が公用車として買えば?

メディアとCM

クール・クリティーク : トヨタが沈んで、ウンコが踊る - livedoor Blog(ブログ)

「でかでかと一面に報道されているニュースはどうでもいいニュース。小さく片隅に掲載されている記事がより大事なニュース。そして、本当に大事なニュースは新聞に掲載されることはない」

「新聞に書かれていることは全て嘘だとよく言われるが、そんなことはない。たった一つだけ本当のことが書いてある。日付だ。」

ってゆうのはどちらも旧ソ連時代の有名なアネクドートだけど、いよいよ日本も凄いことになってきたなぁ。
まさか国籍法改正がこんなにもあっさりと衆議院を通過してしまうとは思ってもいませんでした。

この間、メディアはとうとう完全に黙殺を続けましたね。オバマが大統領になって小浜市が大フィーバーとか、ホッケを煮て食うか焼いて食うかとか、どうでもいいニュースは垂れ流し続ける一方で、もしかしたら日本の国体のありようが未来永劫に変わってしまうかもしれない国籍法の問題をほとんどのメディアが完全に黙ってしまったというのはどういうことだろう。

メディアはことの重大さに気がついていなかったのだという解釈もありそうだけど、いやいや、「生まれたときからずっと日本に住んでいるのに、日本国籍が取れなくて、かわいそうなフィリピン人少女のひろこちゃん」みたいなニュースをTBSは数日前にやってたわけで、あれなんかは完全に国籍法改正の援護射撃でしょ。彼らは「ことの重大さ」に気がついていた上で、あえて報道をせずに黙殺して、日本の国体を変えようとしたのだ。

自民党のあまりに性急な動きも不可解である。背後に何があったかはおそらく何十年もしないと分からないことだろうし、僕自身がそれを知る日が来るかどうかもわからないが、「大きな謀略」が動いていることは確かだと思う。春に胡錦涛がやってきて池田大作と会談をやったけど、いったい何を語り合ったのだろう。気になる。「日中友好を語り合いました」なんてのじゃない、もう少し生臭い、サシじゃなきゃ話し合えないようなことを話し合ったんでしょ。たぶん。

年金がらみの不祥事を連日連日報道し国民年金に対する国民の信頼を失わせ、一方で、産婦人科医への徹底的なバッシングや、医療裁判への過剰にセンセーショナル名報道で、医師たちを心折れた状態に追い込むということを続けたらどうなるのか、何が起きるのか、少し考えたら分かりそうなもんだけどね。メディアは、自分たちがどれほど悪質な報道を続けているのかさえ気がつかずに報道を続けているのか、それとも、明らかにある狙いを持って「報道機関を使ったテロリズム」が行われているのかは分からないけど、いずれにせよ、「老後は真っ暗、子供を生もうとすることは死を賭けた危険な挑戦」と繰り返し、国民に対してすり込みが行われていることは事実だ。
そして、その果てに、国籍法を改正し、日本の国籍を簡単に取得できるようにして、少子化対策と称して大量の移民の受け入れを画策しているらしい。凄げえよ。

めったにテレビは見ないし、見るとしても前もって見たい番組を録画して、CMはスキップして見ているので、CMを見る機会はほとんどない。でも、たまに見ると、ほとんどのCMが視聴者を向いているわけではないことが分かる。そうではなくて、何らかの後ろめたいものを抱えた企業が、マスコミからバッシングされないために、マスコミに献金をしているとしか思えない。だから、昔みたいに、視聴者から見て「面白いコマーシャル」というのは一切なくなった。CMがらみの流行語というのもなくなったね。サラ金、パチンコ、外資系保険会社、アルコール飲料。。。もう本当に気持ち悪い。

日本が好きなだけなんだよ 日本の国籍法改悪で中国人が興味津々
245 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/11/16(日) 16:08:52 ID:LdwohAlG0

おいおまいら、聞いてくれ。ホームレスが認知なんてずっとネタだと思てた俺

俺の彼女、クリスチャンで、教会の慈善活動でホームレスにおにぎり配ってるんだ。おにぎりが大量に余ったので不思議に思って、ホームレスの親分に聞いたら「最近マル暴風のがきて、日雇いで家賃くらい稼げるがサラ金に追われてて住民票を戻せない(そういう人、最近多いらしい)ホームレスに、アパート世話するから、認知の書類を○十枚書け、サラ金の取り立てからは組をあげて守る、とか言って、ワゴン車に乗せてったらしい。30人くらい」という

住民票あれば、生活保護も受けられ医者にかかれるから、サラ金に追われて住民票いれてない人にとっては嬉しい話だそうだ(彼女談) マジでこれヤバくね?

不利な情報を探す

元機関投資家の「株で生活する方法」 投資日記: 不利な情報を探す。

最近のような時期においては、新聞や雑誌などでも、将来の明るい兆しに関する記事等よりも、「こんな懸念があるよ」、「このままだときっと、こんな酷い事になるよ」といった記事が紙面の多くを占めており(といっても、メディアの報道に関してはこれは今に限らず、状況の良い時も含めて大体においてそうである、というのも正しいように思いますが)、見る人によっては、それらの集合体に大きく影響され、自身の見通しまでも暗く出口の無いものに変わっていってしまう、或いは、悪いニュースを見れば不安になり、良いニュースを見れば希望を持ちといった、市場の動きのように変動性の高い、心理状態で物事を眺めている、方もいるかもしれません。


あまりにそれに囚われてしまうようであれば、そのような情報を遠ざける、というのも現時点での対処策として致し方ないのかもしれませんが、長期的な観点から投資・運用の勉強をしたいと考える方にとっては、むしろ、私からはそれとは全く逆の行動を強くお勧めします。


つまりそれは、「出来るだけ、不利な情報を求める」という事です。


そしてこれは、本来は現在のような状況のみならず、どのような状況下でも、投資家に限らずあらゆる意思決定者が、持っておくべき心構え・行動習性ではないかと思います。


現時点で経済等に関する明るくない情報を目にした時に、それを好ましいと思わない人々は、何らかの形でそれに反するポジション(株を持っている、職業を持っている、確定拠出年金を持っている、など)を取っているからそうであるはずで(逆にTOPIXをショートするのに全財産賭けている人にとっては、経済等に関する明るくない情報は、毎日が大学受験の合格通知のように、嬉しいお知らせであるでしょう)、そのような場合、何の情報も取り入れなければ、恐らく殆どの人が、自分の願望や期待に影響された、「なんとなくの、希望的観測」を自分の考えの中核に置いてしまうものだと思います。


それに対し、世界経済や株式市場は、「貴方がどんな希望的観測を持っているかは知らず」、更に、「貴方がどんなポジションを持っているか、全く知らない」ものですから、皆さんの希望的観測とは全く独立的に、物事を展開していきます。


長期の投資・運用、或いは仕事でもそうだと思いますが、の要諦は、その展開をある程度の誤差の範囲内で予測した上で必要な対処をしておく、事ですが、人はその取っ掛かりとしてまず、「自分の願望というのは物事を予測する上で何の役にも立たない、むしろ、その予測を歪め易いという点からは、意識的にそれを排除する時間を取る必要がある」事を意識すべきではないかと思います。


そしてその為の簡単な方法の一つは、「自分を不利な情報に出来るだけ長い時間囲ませること」です。


そして私が見る限り、こういったプロセスというのは、ある日突然始めてごらん、と言っても普段からの習慣が無い人は出来ないもので、また、いきなりそれらに晒すと、自分の考えを作る前に、それらのネガティブな情報に圧倒されてしまう傾向があるようで、それらを踏まえると、望ましいリスク管理のバランスを学ぶ為には、日頃からそのような習慣を少しずつ、浸透させていく必要があるように思います。


で、今のような時というのは、ある意味ではそのような情報には事欠きませんし、何よりも、その辺の人をつかまえて意見を尋ねても、概ね大体同じような、ネガティブな意見が出てくるような風潮がありますから、「独立して自分の頭で考える」トレーニングをする為には最適な環境だと思います。


結論が同じようにネガティブな見解になったとしても、他の人々の意見の中のどのような論旨に自分は同調しネガティブな意見を固めたのか、或いは反論を固めたのであれば、自分の拠り所とするものは何なのか、それを明確にしていき、それを時間と共に見直して維持したり、修正したり、しながら過ごしつつ、一定の期間経過後にはそれらの評価(正しかったのか、間違っていたのか、どの部分が正しく、どの部分が間違っていたのか、何故正しくあれたのか、何故間違ったのか、今後も正しくあれる為には何が出来るか、今後間違いを減らす為には何が出来るか)を行えば、


これらのことをせずに日々の情報に受身的に触れ続けた場合と比較し、遥かに多くのことを学び取る事が出来るはずで、それは、長期投資・運用の技術向上にも直結するものであろうと思います。

日経平均のEPS

Pletsの投資会社設立への道:日経平均のEPS - livedoor Blog(ブログ)
日経平均のEPSを調べていたのですが、おもしろいグラフを見つけました。
アセットアライブ株式情報のこのグラフです。

グラフは日経225採用銘柄の平均PERなんですが、10月上旬から株価の急落に併せて、PERが一気に急降下しています。その後11月後半から上昇してきてもとの水準に戻っています。

ところが日経平均株価は、10月上旬の10000円台まで戻っていません。

理由は単純で、企業の業績下方修正によりEPSの平均値が下がったからです。
10月上旬の800円台から、今は600円割れですから結果から見れば当然の帰着ということになるんですよね。効率的というかなんと言うか・・・。

下方修正の割合がわからなくて一気に売り込まれ、徐々に明らかになったので元のPER水準に戻るというのはなかなか面白い動きです。

今年度末にはどのような動きをするでしょうか?

下方修正から来年度の業績予想へと続く頃には株価がどういう動きをするのか非常に興味深いところです。

2003年当時も、その一連の流れの中でボトムをつけたのは4月下旬でしたね。

さてさて、関係ありやなしや?(笑)

2008-11-18

典型的な視聴者

古舘伊知郎氏が「格差社会」を語る気味悪さ
私がNC9のスタッフだったころは、「後説は禁止」が原則だった。たいていの後説はニュース映像でできるコメントをスタジオに振り分けているので意味がなく、テンポが落ちるだけだ。欧米のニュースでも、後説はほとんどない。

しかしこういうドライな演出は、日本では受けない。素材の情報より、スタジオでみのもんたが大げさに憤ってみせるコメントのほうを視聴者(特に女性)は喜ぶからだ。私がNHKに勤務していたころ教わったのは、「典型的な視聴者は、50歳の専業主婦で高卒だと思え」ということだった(politically incorrectだが)。

たぶん民放はもっと低く設定しているだろう。それが市場メカニズムでは正解である。1億人の知的水準の平均値は、当ブログの読者には想像もできないぐらい低いのだ。それに迎合する古舘氏の戦略は正しいが、まともな視聴者が見ていて気持ち悪いということは知っておいたほうがいい。

コメント

私自身は地上波は殆ど見ません。BSニュースの方が淡々としているし、朝は世界のニュース番組を放送するので、今はBSオンリーですね。

逆に私の60代の母は地上波しか見ないし、偶にBSやCATVで見るのは、「こんなもの誰が見るんだろう」と疑問だった通販番組です。NHK「クローズアップ現代」に感嘆し、「世界最大の三流誌」を購読して、世の中が判った気になっています。

こういう人間が選挙権を持っているんだから(しかも投票率が高い)、そりゃあ政治もおかしくなります。また、こうした層はお金を持っているので、そこをターゲットにしたビジネスに流れがちです。従来型マスメディアか足の営業を駆使して、古い脳に訴えかける手法です。それじゃあ、この国ではITを駆使したグローバルなビジネス、なんてものは発展しないでしょうね。

2008-11-16

春山さんの「週末の定点観測」

週末の定点観測 : 為替①
> 人民元は、横バイだ。
> 前回のアジア危機の際、人民元は切り下げをしなかった。
> そのことを少し前に自慢げに世界に向かって話していた。

> ならば、今回も切り下げずに頑張るだろう。

> 中国の貿易黒字は過去最高を更新した。
> 輸入の勢いに急ブレーキがかかってきた。
> 原油価格など資源価格の低下も輸入金額の減少に寄与したのだろう。
> この状態で、人民元の切り下げは困難だと思う。

週末の定点観測 : 中国
> 中央政府は1.18兆元の財政支出
> 残額は、地方政府+民間銀行などに期待
> 財政支出=国債の増発
> 地方政府の投資分=地方債の発行を承認を示唆=>画期的なことだ!

コメント
> 発電量マイナスで鉱工業生産が8%ものプラスってのが
> ちょっと理解できないんですが・・・
> 劇的に生産性が上がったとしか説明がつかない。
> ・・こういうのを見ると、どうしても私は中国の発表する数字が信用できないのです。
> もし数字を"改竄"したとどこかでバレたら、世界に与える影響はエラい事になりそうですね。
との質問に対し
> 電気の使用量の一番大きかったセメント、鉄鋼など基礎資材産業がしぼんでいるので、伸びが無くなったのです。
> セメントや鉄鋼は非効率極まりない小企業が乱立しました。これらの小企業がこれほどに電気をムダ使用していたという証拠でもありますね
とのご返事でした。

週末の定点観測 : 日本
> 100年に一度、、、という言葉が踊っている。
> 100年も生きるとは思えないのであれば、
> できれば経験したくなかったな
> という事態だと思う。
> もし、ここ数ヶ月で不幸にも投資を終了して現金化する必要があるとしたら、大変なことだと思う。
> 年齢だけが、リスクを引き下げる判断ファクターではない。
> 私は少なくとも自分の投資に関しては、常日頃から、長期投資だから、と安直にすごしてはいけないと堅く心に誓っている。

> さて、今週も、小売株は堅調だった。
> 小売株とは、こういうものだ。
> ディフェンシブな正確がままあるものだ。
> カード銘柄に少し動きが見られる。
> 今週はクレディ・セゾンに良い兆候が出てきた。
> まだまだ騙しの可能性もあるが・・・
> 小売といい、カードといい、・・・投資とは、こんなものだと思う。

コメント
> 長期投資とは、長期間投資活動を継続することです。
> 投資活動とは、売る、買う、休むのバランスだと思います

週末の定点観測 : 全体観①
> 世界は不況に向かってまっしぐらだ。
> 株式は1年前からそれを感づいて織り込んできた。
> 先進国は、半値になり、
> 新興国は、7割引になった。

週末の定点観測 : 全体観② G20は、ブッシュの最後のワガママ米国の象徴だったへのコメント
> レイシーハントの、アメリカ金融・景気指標の読み方、という本で > 有効な景気の先行指標として製造業平均労働日数average manufacturing workweek dataというのが紹介されています
> http://www.nasdaq.com/econoday/reports/US/EN/New_York/employment_situation/year/2008/yearly/10/index.html が、継続的に見るのに適しています

CQを駆使して

PIMCO - IO Gross November 2008 So CQish JPN
今、幕が引かれようとしている時代は、1980年代初頭に、それまでの2桁に上るインフレの終息と民間へのさまざまな規制の緩和で生まれた、たった1世代の強気相場ではありません。それよりもはるかに大規模で、長期間続いてきた時代が終わったのです。

おそらく、半世紀以上にわたる信用供与とレバレッジ金融の拡大の時代が終わったと表現することが最も適切でしょう。

しかし、いずれ民間部門のレバレッジの解消に対して、政府によるレバレッジの積み上げ、すなわち、金融安定化法(TARP)やコマーシャルペーパー購入制度(CPFF)や、マネー・マーケット・ファンド向けの資金供給制度(MMIFF)による数兆ドルの流動性供給がわずかな期間に行なわれることになります。それを機に、原子核は安定し始め、利回りと潜在的なリターンがきわめて魅力的な外辺部に向けて、安全に移動することが可能になると考えられます。その際、PIMCOは次の点に軸足を置くことになるでしょう。

  1. 利回りが6%近い政府系機関モーゲージ債に対する平均以上の配分の継続。
  2. 財務省が資本注入した銀行の債券と優先証券のオーバーウエート。政府のサポートにより、デフォルトの可能性はより低くなると考えられます。
  3. イールドカーブの短期セクターを重視。FRBは長期間にわたり、低金利を継続する一方、政府による救済により、イールドカーブの長期セクターには必然的にインフレ圧力が生じることになります。

デフレ対策

世界デフレが来る? - 池田信夫 blog
要するに、デフレ状況ではケインズ的な「短期」の政策はほとんど無効になり、よくも悪くも「長期」の政策しかないのだ。デフレの最大の原因は投資意欲の落ち込みなので、人々が日本経済の将来に希望をもつことが本質的な解決策である。その意味で小泉首相の改革へのcommitmentは、「日本は長期的には立ち直る」という期待を人々にもたせ、投資を回復させた。「劇場政治」などといわれたが、現代の経済にはメディアという劇場が大事なのだ。
日本の教訓を生かすなら、これから始まりそうな世界デフレにも、非正統的な金融政策などの「魔法の杖」はない。過剰債務をすみやかに整理して金融システムを正常化し、人々を安心させることが最善の策だ。そして何より大事なのは、そういう政策を国民に伝え、信頼を得ることのできる力強い指導者だ――という日本の教訓は、そのまま世界各国にも生かせるのではないか。この時期にオバマが大統領に就任するのは、不幸中の幸いだ。

インデックス・ファンドと効率的市場仮説

僕は「強いインデックス投資家」ってわけじゃありません - 投資信託のブログ|ファンドの海

「強いインデックス投資家」がなぜインデックス型投資信託を選ぶか、というと、彼らの主なロジックとしては「アクティブ型投資信託よりインデックス型投資信託のほうがリターンの期待値が高い」ことがあります。細かい議論はここでは省略しますが、統計的にいえば、アクティブ型のリターンの期待値は信託報酬が高額な分下がってしまい、信託報酬が安いインデックス型投資信託のほうがわずかながら期待値が高い。すなわち高いリターンが期待できるのです。

でもこれには前提条件が2つ。1つは、インデックス型投資信託の信託報酬がアクティブ型より安いこと、そして市場が十分に効率的であること。

だから、僕は「市場が十分に効率的である」という前提条件には部分的な疑義を持っていて、だから「信託報酬が安い」という要素のほうを投資信託選びでは重要視しているのです。そして結果的に選ぶのが「インデックス型投資信託」であるだけです。もしもインデックス型投資信託と同等もしくは安いアクティブ型投資信託があるのなら、僕にとってはそれは十分検討に値する商品になるはずです。

インデックス・ファンドと効率的市場仮説 - ベムのメモ帳
インデックス・ファンドに投資する人の中には、効率的市場仮説を信じている人がいます。市場が効率的であるが故にアクティブ運用は無効だというもの。しかし、私は現実の市場は効率的市場からほど遠いと思っています。人はそんなに賢くないし、市場が効率的ならバブルも暴落も起こらないはず。

そういうと「ならばアクティブ運用が有効ではないか」と思われるかも知れません。「市場が効率的ならアクティブ運用は有効でないが、非効率な市場ならアクティブ運用が有効だ」という論法をしばしば見かけるからです。でも、この論法は論理的に誤っています。「AであればBでない」からといって「AでなければBである」ということにはなりません。

市場が効率的であればアクティブ運用がインデックスに勝てるチャンスはありませんが、だからといってそのことが「非効率な市場ではアクティブ運用が有効である」という根拠にはなりません。非効率な市場においても、アクティブ運用が有効とは限らないのです。実際どうなのか、この辺りは山崎元氏の考え方が私にはしっくり来ます。プロも含めて誰もその株(企業)の真の価値など分からない、そして運用は運に大きく左右されるというもの。

山崎元 ホンネの投資教室 第五十四回 「市場の効率性」に対する考え方

現実は、個々の投資家が持っている情報も、判断力も、共に、正しい価格を短期間に発見するに十分なレベルからは、ほど遠い。この点に関しては、理論が求めるようなレベルと比べると、プロも、アマも、お話にならないくらい低レベルで、しかも相対的なレベルは五十歩百歩でかつ不安定だ、というのが、洋の東西を問わず、今も昔も現実だろう。

 「ドングリの背比べ」と喩えると、ドングリどうしの長さは、厳密に測ると差が付くし、その差は固定的だから、より正確な比喩として、「株式市場は『ドングリの影の長さ比べ』のようなものだ」と言ってみたい。ドングリは投資家の能力レベル、ドングリの影は投資家の運用パフォーマンスだ。投資家の能力レベルに多少の差があるとしても、所詮ドングリ程度であって、しかも、ドングリの影は、光の当たり具合や、そもそも不安定なドングリ自体の向きの変動によって、伸びたり縮んだりしていて、どのドングリの影が、全ドングリの影の平均を上回るかについては安定しない。

山崎元 ホンネの投資教室 第五十九回 投資に役立つ? 10大理論(2)

株価は必ずしも正しくないが、投資家の側で、これを発見する能力が弱く、かつ投資家の間で、その能力に大差がないという状況を考えると、何が起こるだろうか。この場合、投資家及び投資戦略同士の勝ち負けは、主に運に左右されることになり、不安定になるし、誰かないしは何れかの戦略が、市場平均を上回ることを事前に予測することはできない。

 (中略)

  それでは、現実の市場はどうなのか、と言うと、ズバリ言って、投資家が持っている情報や解釈力のレベルは低い。個々の上場企業の株価を正しく推定するという意味においては、プロの投資家が持っている能力や情報も、素人投資家が持っているそれらも、「効率的市場仮説」が要求するようなレベルからすると、残念ながら、遙かに下であって、有効性についてはお互いに大差がない、というのが、残念ながら、現実だ

このような市場観に基づくと、低いコストで常に平均点を狙えるインデックス・ファンドが相対的に優れていると言えると思います。

なお、これまで見てきたとおりアクティブ運用の平均パフォーマンスがインデックスに劣るからといって、市場が効率的である証拠にはなりません。優秀とされている学者にもこのような論理的な誤りがみられるようです。逆にアクティブ運用が有効であるとすれば、それは市場が非効率的であるという証拠になります。アノマリーの存在も同様です。

監視の責任放棄、、売りの能力の欠如へのコメント
ありふれたアクティブ投信をお考えならパッシブ投信の購入を薦めます。中には例外的に優秀なファンドマネージャーがいますが、全体の八割以上は我が社をはじめとするパッシブファンドに負けています。優秀なマネージャーは一般個人向けの投信担当から去ってヘッジファンドに行ってしまいましたので、最近はますますパッシブの優位が高まっていると思います。 まあパッシブファンドなら似たような成績ですが、サイズが大きいほうが経費率は小さくなるので有利だと思います。

wha_man3さんの記事へのコメント
あと、個人投資家には有力HFのようなアルファ獲得能力の高いマネージャーにアクセスできず、個人がアクセス可能なプロの能力は平均するとさほど高くない、結局、個人の選択肢としてはパッシブ(ETF)か自分で銘柄選択するしかない、ということですかね。

投資と投機

PERという指標の危うさ
株式投資のいろはの本に必ず書いてあることに、株価収益率で割安・割高を判定する方法があります。つまりPER何倍まで買われているから割高、何倍まで売られているから割安という例のやつです。

数ヶ月前までは東証1部銘柄の平均PERがなにがしなので割安という声が多かったように記憶していますが、ご存知の通りその後株価は大暴落。そして企業は我先にと予想業績の下方修正のオンパレードです。
今8000円台の平均株価ですが、予想値での平均PERは15倍程度になっているようです。
つまり割安だったはずが、実は割安ではなくてちゃんと割高だったから下がったのだということになってしまっています(笑)

同じような指標に配当利回りもありますが、直近の配当実績からは割安でもその後減配やら無配転落やらがあいついで、結局はその時の水準が妥当なものとなってしまうことが多いようです。
これらは市場が効率的であることの証になるのかもしれませんが、こういうこともあるのでPERとか配当利回りはほとんど気にしないことにしています。

ただPBRだけはある程度は参考にしているのですが、それでもトットと解散したほうがはるかに儲かるという企業が破綻してしまうと、原資産価値の大幅な減少やら負債やらで何にもありませ~んってことばかっりなので、こちらも同じようにあまりあてには出来ないように思います。

結局のところこういう指標で判断する方法というのは、株価全体が上げ基調の場合は確かに有効なのかもしれませんが、全体が下げ基調ではまったく無力に近いように思います。もっとも上げ基調であることが確実にわかるのであれば、よっぽど変なものを買わない限りはまずまずうまく行くはずなので、全体の判断がもっとも大切ということになるのかもしれません。

株でいつも勝つ秘訣(アホ話)
上昇相場つまり経済の回復場面では"投資家"になること。ファンダメンタル分析をしっかりやればやるほど成績も良くなるはず。ここは勉強したもの勝ち。つまり博打よりは理論が強い。まあこれが普通の姿なんでしょう。

一方今のような下降相場、つまり経済の減速場面では"投機家"あるいは"ギャンブラー"になること。どこで反転するのかとかいつ回復に転じるのかなどはまったく考えずに値動きがすべてと思うこと。ここは度胸とギャンブルの腕があるもの勝ち。下手な知識はかえって足を引っ張る恐れあり。

じゃあ上昇と下降をどう見極めれば良いかですが、ピンポイントで当てようとさえしなければいっぱい方法はあると思います。以前書いた日経平均株価の月足での移動平均位置判定でも十分だと思います。

(続)株でいつも勝つ方法
先日ファンダメンタル分析による割安・割高の判断をして"投資"するやり方が、上昇相場では有効だけど下落相場ではあまり有効ではない、むしろかえってうまくいかないほうに働くと思っていることを書きました。これについてもうちょっと。

そもそもファンダメンタルによろうと、テクニカルによろうと下落相場では"投資"というのはあまり効率が良いとは思いません。そんなことはない、投資で財を成した人の多くはどん底で勇気を持って買ったからだって反論がありそうですが、買ったものがあまり時間をかけずに値上がりしたほうが効率が良いという意味でです。すぐ値上がりする株を知りたがるのはト~シロの証拠だと、多くの自称プロの方は言いそうですが、すぐに値上がりするほうがいいに決まっています。

また下落相場というのは、たとえ値上がりしたとしても線香花火程度で、やっぱりまた下げてしまうものが多いから下落相場となります。こういう場合はじっくり価値があがるのを待つ"投資"よりは、"投機"のようなヒットアンドアウェイのほうがその時点では儲かる確率が高いという意味です。

また割高・割安という判断は株価と企業の真の価値との乖離を見つけ出し、この乖離が大きいものに投資するということになるのでしょうけど、問題は真の価値の部分です。
今年の春に私はトヨタを買い下がりました。その時同じようなことをやっているお仲間の方と今の株価は超割安だと話したものです。ところが例の超絶下方修正があり、結局は割安ではなくむしろ適正に近いものだったということになっています。
そもそも株式の真の価値の判断基準はその時点で企業が公表しているものということになります(そうじゃないならインサイダーか自分の予想でならギャンブルと同じことになるはず)
つまりその時点での真の価値に対する乖離を狙う"投資"というのは、全体が下方修正するような時にはその乖離そのものが本当に存在したのだろうか?と思うのです。

逆に全体が上昇の時なら、これとは逆のことが起きるように思います。つまり真の価値との乖離が大きいものほど、よく言われる真の価値と株価の収束現象が生じて、こういう投資法が大きな成果を享受できるということになります。

世のこういう株式の王道に関する本などでひとつだけ書いていないことがあるように思います。そしてこのことが出来るならば株で資産が大きく減少することなどないはずです。

それは
「全体が少なくとも下降場面に入った時はいっさい株式投資をしないこと」
です。

2008-11-14

週刊朝日

  • 昨年中ごろまで上げ相場だった日経平均が今年はずっと下げ続けているので、上げ相場のときとは違って今は「逆張り」が中心。
    ドンと下がったところに買いを入れて反発するのを待ってます。
    でも、9 月に入ってからは値動きが尋常じゃない。
    以前は「買い」だった大幅下げでも、そこからさらに下がってくるケースが目立つ。
    今まで経験したことのないような相場で、まったく油断できません。
  • 何パーセントで利益を確定するとか、損切りするとか、そういうルールは特にありません。
    あくまで相場の雰囲気、空気を見ながら判断しています。
    大事なことは欲を出さないこと、それと絶対に無理はしないってことでしょうか。
  • 値動きだけを見るわけではなく、円高による業界への影響とか、個別の前提は頭に入れてるつもりです。
    それと、米連邦公開市場委員会や日銀の金利にかかわる会議とか、11 月 15 日の金融サミットとか、経済に密接したイベントの日程も意識してますよ。
  • (10 月も)かなり儲かってますよ。
  • 株価が急落して、10 月 28 日午前に 7100 円前後になったところで一気に買った。
    60 億円ちょっとかな。
    電機、銀行、商社、自動車……と何でも買ってますね(笑)。
    7000 円を割り込んでから 1 億円以上の含み損が出てヒヤヒヤしたけど、最長で 11 月 4 日の米大統領選まで持つつもりでした。
    政権交代への期待で多少の値上がりがあるかと思って。
    でも、28 日午後に急反発し、29 日に 8200 円前後になったところで 90 銘柄ほどあったのをぜんぶ売った。
    ひと晩で 12 億円の儲けが出た計算です。
    もう少し待てばもっと儲かったけど、腹八分目ってことでちょうどよかったのかな。
  • 9 月に米国株を始めて、リーマン株が暴落したときについ手が出て 7 億円ほど買った。
    そしたら 2 日後に倒産……そのまま紙くずになった。
    他の取引で最後は数億円の利益を出したけど、夜は眠れないし、為替リスクもあるし、手数料も高いので、米国株はもうやめた。
    日経平均が千円以上の下げを記録したとき(10 月 10 日)には 5 億円の損が出た。
    ま、そのぐらいの損切りでよく済んだなと思います。
    損切りした次の日に何百円も下がったとか、そういうのが 2 度くらいあったから。
    値下げ幅が大きくて損切りしづらい状況だけど、いつか上がるという希望的観測は絶対にダメ。
    危ないと思ったらすぐ損切りする。
    数分でも判断が遅ければ 1 億円が吹っ飛ぶことも少なくないから。
    損切りをして次のチャンスを狙うほうがいい。
    いや、損切りしたあとに予想が外れて反発しちゃうことも多いんだけど、今回は運が良かったですよ。
  • (秋葉原駅前のほぼ新築のビルを 90 億円で一棟買いしたのは)転売とか賃料収入とかに期待してるわけじゃなく、あくまで資産の分散が目的なんです。
    現金が 200 億円あると、僕は全部使っちゃうから。
    でも、いざ株を売り買いするときに 200 億円を取引するのは時間がかかっちゃってリスクが大きい。
    100 億くらいが限界かなと思ってて、動かせない資産をつくろうと思ってビルを買ったんです。
  • 人付き合いもしないし、外にも出かけない。
    自分のペースを乱されるのが嫌で、人とご飯も食べてない。
    不動産の購入手続きで出かけたくらいで、休日もずっと家で過ごす。
    もともと引きこもりがちだったし。
    株をやめたら、本当に何もほかにすることがないんですよ。
    毎日が「休日」じゃ、ありがたくないしね。
    大損したらやめようとも思ってます。
    リーマンで 7 億円を損したときにやめてもよかった。
    でも、また取り戻しちゃったから……。
  • (恋人の有無は)ノーコメント。

2008-11-13

貿易赤字をプレゼント

とりあえず、4兆元へのコメント
> 春山様、いつも拝見させていただいております。世界の消費を引っ張った国が米国、その対極に生産を引っ張った国に中国があると思います。5年間好景気でしたから、借金による過剰投資が気になります。設備の稼働率低下、在庫の増加、借金返済できず破綻企業続出、アメリカ以上に景気後退が激しくなるというシナリオも考えてしまいます。このあたりはどうお考えでしょうか?
という質問なさった方に対して
> アメリカの商品のへこみ=中国の生産のへこみ、だとしましょう。
> 消費産業(小売・サービス)の利益と、製造の利益も、同じだとしましょう。
> つまり、米中の痛みは同じです。
> であれば、痛みを緩和する策(=経済対策)できるか否かが、痛みを緩和できるか否かです。多分、中国の方が対策が多く打てるので、緩和効果も大きいでしょう。
> ただし、痛む会社や人と、対策で恩恵を受ける会社や人は、同じではなく、ズレがあります。このズレがあるので、恩恵のない被害者は悲惨です。
> メディアは悲惨さを報道し、恩恵者は報道しないでしょう。

> 過去10年で、中国とインドに巨大自動車メーカーができたので、その分誰かが割りを食わねばなりません。
> それが、GM、フォード、クライスラーだという経済の冷徹さですね

中国ダメなら、世界は地獄・・・人気外資系ストラテジストのご神託へのコメント
> なぜ、いつもアメリカ人は貿易黒字をプレゼントするなどいう言い方をするのでしょうか? 彼らが貪欲だから沢山ものを買っているだけで、彼らはやりたいようにやっているのでしょう? それに米国債沢山買ってあげてこちらは損させられているのですから、何を文句言う事ができるのでしょうか?
という質問なさった方に対して
> 貿易黒字をプレゼントと表現すること、、、不満な表現だと感じると存じます。私も投資を始めた最初の10年は違和感を持っていました。
> しかし、世界のマクロ経済的な観点からすれば、過剰な消費による貿易赤字とは、国際政治経済的にはプレゼントと同義語だと、体で理解できるようになりました。
> そう理解して世界を眺めるほうが相場を理解するには適切だと判断して以降は、積極的にこの表現を使うようにしています。

> 中国の本格対策は09年にならないと動きません。
> それまでは、いわゆる補正予算のような規模しか実弾が撃てません。
> でも、口はたくさん言えます。
>市場が持ちこたえられるよう願っています。

週刊新潮

  • (「ビルを購入したのは、ここのところの株暴落でそろそろ株から足を洗おうとでも考えたのか?」と聞かれて)いえ、そうじゃありません。
    現に、10 月も 1 カ月のトータルでは 18 億 2500 万円の利益を出しましたから。
    資産も 200 億円を超えていますよ。
  • そもそも、僕は現金を信用していないというか、株で儲けてもその金の何割かはいずれ他の資産に代えるつもりでいたんです。
    それで、不動産屋に何かいい物件はないかと依頼していたら、たまたま今回の話が飛び込んできた。
    あんな大きな駅前のビルはほとんど不動産会社やファンドの間で売買され、個人が買えるチャンスはめったにないんです。
  • (「これからは株のほかに不動産取引にも手を広げる?」と聞かれて)いえいえ、次々にビルを買っても管理できませんから。
    それにビルを買ったもう 1 つの理由は、運用資産が 200 億円ぐらいになると、売買注文にかなりの時間がかかってしまうんです。
    実際、発注に手間取っている隙に損失を出してしまうことが何度かあった。
    それで、株の運用額を減らさなくてはならないと考えていたんです。
    大体 100 億~150 億円ぐらいが僕にとっては運用しやすい額の上限なんですね。

2008-11-12

幸せとは

景気とは何か
公共投資をしなかったら、景気はもっと下がっていました。
=
この宗教に入っていたからこそ、骨折だけで済んだのですよ、良かったですね。
死ぬところでしたよ

この二つは同じ。
二つとも幸せを取り違えているのだ。

2008-11-10

個人投資家の腕前

本当のカモは? - ハムハムセブン投資日記 - 楽天ブログ(Blog)
毎週投資家主体別売買動向というのが公表されます。このデータは該当週の買い越しあるいは売り越しの金額ベースでのものですが、これを使ってちょっと強引ですが、以下の検証をしてみました。
・該当週の日経平均株価の始値と終値の平均を単価とする
・これで現時点までの平均単価を計算する(トータル買い越しなら買い単価、売り越しなら売り単価となります)
・生保・銀行などの金融法人チーム
 買い越しで平均単価9.328円です
・次が事業法人チーム
 買い越しで平均単価12,405円
・投信チーム
 買い越しで平均単価11,824円
さてさて個人投資家のしかも現物派チーム
 買い越しで平均単価8,493円
ちなみに外人チームは売り越しで単価は9,800円ほどです。

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