中国不動産が初めて経験する冬の時代。
中国不動産が初めて経験する冬の時代。彼らはこの危機をどう乗り切るのか。中国版サブプライムの可能性は。
不動産企業の運営は、むつかしい。
わたし自身もかつて倒産企業の管理職をした経験があるから、
身にしみてわかる。
基本的に自転車をこいでいるかんじだ、
のぼり坂とくだり坂を繰りかえす業界体質だとおもう。
1度立ち行かなくなると、もう銀行だのみしかない。
そして銀行が放り投げないことを祈るしかない。
かつて日本はリストラというしのぎかたがあったけれど、
中国の雇用に関する法律は日本より厳しく、
正社員を簡単に解雇できない。
利益を出すには、売上回復しかないとおもわれる。
その売上がしばらく冷たい波をかぶるとおもう。
万科の値引きが報じられたけれど、
もうあちこちでとっくに始まっている。
銀行自身に、もうひとつささやかれている問題がある。
中国版サブプライムの可能性だ。
前述の値引き不動産問題は、
先に融資をうけて不動産を購入した投資家を直撃する。
わたしの判断は、
不動産株から勇気を持って退却が潔し。
不動産株の利点は読みやすいところだ。
けれども、いまは、読めない。
すぐに持ち直すかもわからない。
それは結果でしかわからない。
自分の方針を、
みえるものに投資するのか、神頼みにするのか、
はっきりしないと…二度と立ち上がれない可能性がある。
集中投資とは、そういうものでしょう。
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