2007-12-25

労働力のアービトラージ

春山昇華さんのブログに興味深いことが書いてありました。
台湾に関する「中国と言葉が同じという点が、中国とビジネスをしやすいというプラスの面よりも、人材流出という点でマイナスに効いています」というコメントへの返事で

労働力は簡単には動けないというのが、労働力ファクターの特性なんですが、それが効かないときは、あっという間にアービトラージされてしまいますからね。

と書かれていました。
これまで漠然と、労働力は動きにくいよなぁ、と思っていたのですが、非常に短くかつわかり易い言葉でまとめてあったので印象に残りました。

2007-12-18

日経先物が昼休みに100円以上上がった記録

1995/7/7 390
1995/8/2 240
1995/9/8 100
1995/10/6 120
1995/10/13 120
1996/1/5 100
1996/5/15 110

1995/7/3の14300から
1996/6/26の22750まで上昇

1997/1/13 120

1997/1/13午前安値の17000から
1997/6/26の20940まで上昇

1997/9/24 140
1997/10/24 200
1997/10/31 120
1997/12/17 100

1997/9/25の18470から
1997/12/22の14470まで下落:アジア危機+消費税アップ

1998/6/16 120

6/16の14560から
7/16の16730まで上昇

1998/8/14 120
1998/8/28 120

8/19の15400から
10/9の12780まで下落:ロシア危機、LTCM崩壊

2000/4/20 210

ITバブル崩壊で下落の最中

2006/6/14 100

反転上昇

2007/11/22 100
2007/11/26 110
2007/11/27 380

反転上昇

2007/12/18

ちなみに、1%以上上がったのは
1995/7/7
1995/8/2
1997/10/24
2000/4/20
2007/11/27
です。

通称「BNF」くん、29歳。資産170億円、でも……

今回の企画で「お金持ちの悩み」を担当した自分。色々なお金持ちに会った。なかでも最もリッチな彼はまだ29歳。そしてその資産額は、なんと170億円……。
 「その男」は東京タワーがきらめく夜景を間近に眺める超高層マンションのペントハウスにいた。通称「BNF」。み ずほ証券がジェイコム株を誤発注した2005年12月の1日で20億円の利益をあげて一躍注目を浴びたネット投資家だ。
 株式投資を始めたのは大学在学中。「軽い気持ちで」バイトなどでためた160万円で開始した。それがわずか6年で1万倍に……。「人生が変わった」。170億円もある人生なんて、そ りゃ変わるでしょ、と思いながら話を聞く。
◇    ◇    ◇
 ところがその人生は「バラ色」でも「黄金色」でもなかった。生活はストイックそのもの。旅行にも行かず、車や服などに大金をはたくこともない。高いものを食べるのは「苦痛」。
 市場が開いている限りパソコンの前から離れず、夜は取引に失敗する夢にうなされ、起きるとまず米国市場の動向をチェック。サブプライムローンの影響で「最近は朝、米国市場を見るのが怖い。朝から、う わーこれで1億の損、と思うとホントにキツい」。
 「1億円か。でも170億分の1億だし。別にいいのでは……」と、だんだんこちらのお金感覚がマヒしてくる。だが彼は真剣そのもの「キツイ」、「つらい」を連発する。「精神的余裕がない。自 分でもお金の奴隷なんだと思う」。例えて言えば賞金より記録を追い求める、アスリートのようなモノか……。
◇    ◇    ◇
 凡人には全く理解不能な彼の悩み。それでも巨額のお金がもたらす「つらさ」はヒシヒシと伝わってきた。結局、お金というものは、ためるのも大変だが、使うのはもっともっと難しい。「BNFくん、君 はまだ若い。今後はお金の使い方が君の生き方、そして人生の軌跡になるのだよ」。そう心の中でつぶやいて記者は彼のペントハウスを後にした。

2007-12-16

MSCI China Tracker

詳細は
iShares社Fund Fact SheetiShares Asia Trust Annual Reportにあります。

MSCI中国ETF(2801)とH株指数ETF(2828)を比べると、

  • カバーする範囲は2801が広く
  • 信託報酬は同じ
  • ETFの売買高は2828が多い
という違いがあります。

ハンセン指数は43銘柄まで増えています。
ハンセン指数ETF(2800)は信託報酬も安く、H株も採用されつつありますが、成熟企業も多く、中国の成長に乗るならH株指数ETFかMSCI中国ETFが適していると思います。

成長通貨の供給停止か

中国の預金準備率が14.5%という、1987年以来の高水準になっています。
春山昇華さん
>つまり、二桁の名目成長率(実質GDP:11%+インフレ率:2%~7%=13%~18%)で伸びている中国経済に短期間ではあるが、急ブレーキをかける効果がある。そうなれば、株価的には、2004年の再現が可能性としては高い。
と仰っています。

一方邱永漢さん
>国内でふえ続ける人民元がストップしない限り、どんな金融引締めをやっても、バブルを止めることはできません。
と仰っています。

どちらかが当たる、外れるというものではなく、急ブレーキをかけたのもつかの間、さらにバブルが拡大した、ということも考えられますが、この両方の意見は頭に入れておく価値があると思います。

日刊スポーツ

  • 1 月の総資産が 150 億円強でしたから、これまでに約 30 億円増やした計算です。
    でも、今年は厳しかった……。
  • 10 月後半にも一時、総資産約 185 億円まで達したのですが、その後 1 ヵ月程度で約 175 億円まで減ってしまった。
    1 日で 3 億円損した日さえありました。
    この時期は食べる気もしないし、体重も 3 キロ減り、本当にキツかった。
    何も手につかず、バラエティー番組見ててもつらいだけで、笑えない。
    ゲームやっててもつらいし、寝ても 1 時間で目が覚めるという、最悪の状況でした。
  • 最近、腰に激痛が走り、歩けなくなった。
    階段も上がれず、家の中もはいつくばって移動してました。
    車椅子で病院行ったほど。
    毎日パソコンの前に座っていて運動不足だからでしょう。
    でも市場が開く時間にははってパソコンの前まで行きました(笑い)。
  • 能力が衰えてきていると感じる。
    キレがなくなってきたし、判断力や反射神経が鈍くなってきた。
    来年 30 だし、年齢のせいかもしれません。
    資金量が、自分の能力をはるかに超えちゃってるからでしょう。
    そろそろこの手法の投資も終わりかなと思ったりしますよ。
    今後大きく損をしたら、いつ(短期売買を)やめてもおかしくない……。
  • 株をやってると毎日が本当につらい。
    でも株やめたとしても、1 億円もうけられる相場の時、手を出さないでいることも同じくらいつらいから結局、「流れ」で続けているようなものです。
    趣味もないし、ほかにやることもない。
    もともと引きこもり体質なんで、旅行に行って「外」にいるほうが苦なんで。
    いくらもうけようという目標もない。
    最近 10 億円取り戻しちゃったから、またやめられなくなった(笑い)。