2006-06-26

AERA

  • 下げが急速すぎる。
    株を始めた頃も IT バブル崩壊後で下げ相場だったが、こんなに急激ではなかった。
    最近はもうけるのが本当に大変です。
  • 今日(2001 年の米同時多発テロ直後以来、日経平均株価が最大の下げ幅を記録した 2006 年 6 月 13 日)は本当にきつかった。
    約 2 億円損したのは痛い。
    欲をかいたのが良くなかった。
    昨日のうちに手じまいしておけばよかった。
  • (前週にだいぶ下がっていたトヨタやシャープのような大型株を買っていて)ここ 2 日間反発していたので、昨夜の段階では売ろうと思っていた。
    でも相場が開くと、まだまだ行けると思ってしまう。
    避けられたはずのミスです。
    最近はこういう紙一重が多い。
    昨年は行き過ぎくらいでよかった。
    買えばとにかくもうかっていた。
  • (2006 年 4 月半ばから)相場が弱くなってきた。
    上値が重くなり、出来高が減ったので様子見の日が多くなりました。
    100 億円分買って、2 ~ 3 % 減ると大損になる。
    資金が減るのはイヤなので、慎重になりました。
  • (ノーポジで様子見でも)いずれ買うのだから、個別の株の値動きを見ておかないと。
    世界的に連動しているので、米国市場、インド市場などの平均株価も気になります。
    昨年はインドなんて見てなかったんですが。
  • 100 億円買って、100 億円売るってことは難しい。
    タイミングを見ないとできなくなった。
    いまはまだ株価が乱高下していて、それなりに出来高があるので、大型株なら億単位で注文が入れられる、
    これが落ち着いてきてジリ上げとかジリ下げの局面になると、こうはいかなくなる。
  • パチンコ中毒と同じで中毒なんです。
    百数十億あると、あれも買いたいと、つい目いっぱい買いたくなってしまう。
    資金を減らさないと、だめなんです。
  • きついのでやめたい。
    でも明日にはまたやっている。

2006-06-14

日本テレビ「今日の出来事」

▼番組内容紹介

取材時期は2006年5月25日と6月13日です。時代背景を述べます。まず2006年1月16日にライブドア事件が起こり新興市場の株価下落が開始。さらに、2006年5月から6月にかけて日経平均株価が17000円台から14000円台に急落しました。

新興市場も東証も暴落していた時期の番組なので、番組全体の雰囲気が重苦しいものになっています。

急落相場に対して、プロトレーダーB・N・F氏はどうだったのか。興味がある方は動画を見てみて下さい。

▼5月25日(日経平均株価-213円。終値15693円)のインタビュー (BNFさん発言録)

B・N・F氏:最近はほんと難しいですね、相場が。日によって違って・・・。1億円以上損したり儲かったりって日がしょっちゅうだし・・・。

記者:難しい相場でしたか、今日の前場は?

B・N・F氏:そうですね、難しいっていうかまあ相場悪いんで難しいですけど、最近こういうこと多いんで。

記者:利益はざっとどれくらい?

B・N・F氏:どれくらいだろうなあ・・・19,765,503円。

B・N・F氏:(カロリーメイトを食べながら)カレー食べたり、カップラーメン食べたり(普段も)まあ簡単な食事ですよね。

~~~場面転換、川原へ~~~

B・N・F氏:株中毒みたいになっちゃって、背中がなんかピキピキするっていうか、ストレスで。特に損した日はそういう感じですよね。うーん、落ち込んでますね、損した日は家で。

▼6月13日(日経平均株価-614円。終値14,218円)のインタビュー (BNFさん発言録)

B・N・F氏:そうですね。今日は2億円くらい損しました。まあ長い目で見ていい面もあるんですけどね、勉強になるので。だから授業料を払わないといけないんですよね、ある程度。勝つためには。

2006-06-01

藤崎 聖人「WILD LIFE」第 19 巻

  • やっぱり一番大きいのは 25 日線からの乖離率をよく見て投資していたからではないでしょうか。
  • 要するに僕が下げ相場でも勝っていた理由は、この 25 日線から大きく株価が乖離し、下がりすぎた株を安く買っていたからなんです。
    大量の売り物が出て株価が下がる兆候が出ると多くの人が狼狽し、投げ売りが始まります。
    しかし倒産したわけでなければ株価はゼロにはならない。
    どこかで反発し、リバウンドが取れるというわけですね!
  • ただし、乖離率ばかり見ていると、倒産寸前の大赤字とか不正が発覚して上場廃止とか…そう簡単にリバウンドしようがない会社に手を出してしまうこともありますから注意が必要です!
    僕がこれらの会社(クラリオン・東京テアトル・石井鐵工所)の株を買ったのは、この時、株価が暴落した理由が「無関係な他社の倒産」だったからです。
    この 3 社は当時業績があまりよくなく他の無関係な会社が倒産しただけで、みんながここもやばいんじゃないか、という発想になり暴落しましたが、僕にはこの 3 社は倒産するような状況には見えなかった……だから買ったんです。
    株式投資で最も重要なのはそういう理由の分析も含め全体の流れを見る力……すなわち”洞察力”なんです。
  • とにかく毎日株価の動きを見てみることですよ。
    会社員の方や学生の方でザラ場が見れなかったとしても、家に帰ってから株価を見て、どうして今日は上がったのか下がったのか、自分なりの理由を見つけていくといいと思います。
    今の時代、別に株を持っていない人でも、会社名をヤフーなどの検索エンジンに入力すればチャートは一瞬で見られますから……。
    これから株を始めてみようという人は、とりあえずどこかの会社を買ったつもりになってしばらく見ていくのがいいかもしれません。
  • それと初心者の方にアドバイスしたいのは、業種(セクター)ごとの盛り上がり方(トレンド)を見ることですね。
    〇〇百貨店という会社なら小売業だし、〇〇建設なら建設業……要はその会社がどういうジャンルに区分けされているかということですよ。
    例外は低位株や新規上場した会社の株。
    そういう会社はその会社本来の業種ではなく”低位”というセクター、”新規上場”というセクターとしてジャンルを作ります。
    株というのは業種全体で値上がりしたり値下がりしたりすることが多いですから、自分が選んだ一つの会社を見るだけでなく同業他社がどうなっているかを見るのがとても大事なんです。
    僕がジェイコム株を買ったのも別に誤発注に気づいたからではなく、この時期に新規上場した会社はしばらく強いと睨んで注目していたからですしね。
  • 日経全体の上値が重くなって買える株が少なくなったりすると、低位や新興にお金が流れ急上昇したりします。
    あとは売買代金や出来高の推移もよく見て、下がっていてもたくさんの人が買っているなとか、上がっていても少人数しか買ってないな、と見極めることが重要です。
    そうすれば、次に強いのはどの業種か、それからその業種の中でどの会社をいつ買うべきかどんどんわかっていくものなんですよ。

NET M@NEY

  • ぼく自身、PC のことはそんなに詳しくないんです。
    特にこだわりもないですし……。
  • 今はモニターが 6 台ありますけど、昨年 9 月に引っ越しをするまで、SOTEC のノート PC 3 台を使って学習机でトレードしてました(笑)。
    株式投資を始めた 5 年前はノート PC 1 台のみでしたし。
  • 昔、たまたま朝の 4 時に目が覚めて NY の株価をチェックしたらすごい下げ。
    腹が立って、マウスをディスプレイにぶつけたら、映らなくなっちゃって。
    相当焦りましたね(苦笑)。
  • トレードは長時間座ったままなので椅子は革張り。
    奮発しました(笑)。
  • (「機種を教えて?」と聞かれて)ハードは eMachines の J3022(Celeron D 350) × 3 台、SHARP 製の 14 インチモニタを計 6 台です。
  • (「なぜその機種にしたの?」と聞かれて)株式投資だけに専念したいので、余計な機能やソフトを入れないシンプルな仕様が組める機種にしました。
    取引以外には全く使いません。
  • (「いくらかかったの?」と聞かれて)PC 関連はトータルで 50 ~ 60 万円。
    トレード専用の大きめデスクや椅子を含めると、もうちょっとかかったかなあ。
  • (「どう使ってるの?」と聞かれて)ハード 3 台にそれぞれモニタを 2 台ずつ接続。
    モニタは計 6 台。
    下の 3 台はすべて取引画面。
    上の 3 台は海外の株価チェックなどに使用。
  • (「オリジナルの技ってある?」と聞かれて)PC にあまりこだわりはないけど、テンキーのあるキーボードを使っていること。
    証券コード、売買注文の入力には必須です。
  • (「回線は?」と聞かれて)光ケーブルです。
    引っ越しする前から光に替えました。
    少しでも処理速度は速いほうがいい。
    ささいなことでも積み重なると大きいですから。
  • (「セキュリティは?」と聞かれて)セキュリティソフトも含めてかなり気を使っていますね。
    金額が金額なので暗証番号も定期的に変えたりしています。

月刊 CIRCUS

  • 相場の状況は一日ごとに変わるんで、それを見極めます。
    『昨日は IT 系だけど、今日は銀行、証券の金融系だな』というような感じで投資先はその都度変えています。
  • 相場状況にもよりますが、セクターで分けて監視しておくのは重要です。
    昨年、上げ相場の例でいうと鉄鋼、銀行、証券、商社などは同時進行で連れ高したのですが、造船はいつも一歩遅れて上がりました。
    高値に追いつこうとする。
    それはセクターごとに比較するからわかるんです。
  • (「もし今 200 万円くらいの資金ならどういう投資をしますか?」と聞かれて)投資スタンスにもよりますが、売買代金急増ランキングや値上げ率ランキングで上位にくる新興・東証二部の中小型株に順張りですね。
    場合によっては逆張りもします。
    あと、損切りをきっちりできるかどうか。
  • なんで株価が下がったのか。
    すぐに戻す下げなのか。
    買った後、すぐに上がる株こそかえって少ない。
    そこの見極めですね。
    それには何より、株を毎日見ていくことです。
    相場は上がるし下がるし、まさに生き物。
    本を読むよりも相場に出て、その感覚を体得するのが重要です。