2008-06-30

ムーディーズ:日本国債の格付けを引き上げ

ムーディーズ:日本国債の格付けを「Aa3」に1段階引き上げ
> 格付け見通しのポジティブへの変更・見直しといった通常の手順を経ずにいきなり1段階引き上げた

春山さんの週末の定点観測 : 全体観
> 再確認の意味を含めて、日本、中国、アメリカの今後1年程度の行く末を書いてみよう。
> 結論は、過去のエントリーで何回か書いているが、
> 中国>日本>>>>>アメリカ
> という順番だ。
> 日本の良い点は、サブプライムの被害が少ないことだ。ガラパゴス・ジャパンであったことが、世界の上昇気流からも見放され、暴風雨の勢力圏からも外れているのだ。
> 世界がヒドイ状態のとき、日本は相対的にマシだとみなされるのだ。
> ただし、世界の経済サイクルが下降局面の時代、07年から始まった数年という期間が終われば、また世界の上昇気流からも見放されるかもしれないと思う。

投信

一番手抜きのインデックスファンド保有分は橘さんを参考にMSCI KOKUSAIとMSCI Emergingのインデックスファンドを持っています。比率は、時価総額比なら9:1くらいなのですが、MSCI KOKUSAIは半分以上アメリカだし、ということで1:1にしています。
ここで問題なのが、香港上場の中国企業株はMSCE Emergingなのですが、香港企業、シンガポール企業はMSCI KOKUSAIの方に入るのでその中では比率が少なく、1:1だと非常に割合が下がってしまいます。
結局のところ、銘柄選択はパッシブにするとして、国毎のウェイトをアクティブにしようとするとなかなか良いファンドが見当たりません。

台湾も含んだベンチマークとしては、MSCIゴールデン・ドラゴン・インデックスが該当しますが、これをベンチマークとするファンドはJFグレーター・チャイナ・アクティブ・オープンとJFグレーター・チャイナ・オープンくらいのようです。

結局、他の選択肢としてはオープン型投信としてはノムラAP21くらいでしょうか。当然ですが香港、台湾、シンガポールの割合は高くて、これだけで70%です。あるいはETFなら選択肢は広がります。実際のところは香港上場のETFでないと、細かく買ったときの手数料が馬鹿になりませんが。

ファンド名純資産総額(百万)
STAM外国株式インデックス・オープン712
年金積立インデックスF海外新興国株式227
(ノムラAP21)アジアマーケットコース2,452
(ノムラAP21)アジアITコース2,448
住信チャイナ・リサーチ・オープン6,687
腐っても野村か…でも積極的に営業されているアクティブファンドと比べると、やはり少ないですね。

結局、比率もパッシブにMSCI KOKUSAIか、BRICs重視でMSCI Emergingか、主観を取り入れてノムラAP21か、ということになりますね。

日本の新興企業

スルガコーポレーションは今日もリバウンド。

グッドウィルグループは金曜までストップ安でしたが、今日は反転ストップ高。傘下に沢山派遣会社を持っているので、その一つであるグッドウィルが廃業しても大丈夫ってこと?

三井住友銀行保障付の私募社債を発行した日本エスコン

SBIの株を売ってSBIからの借金を返したゼファー

春山さんの「週末の定点観測」

週末の定点観測 : 全体観
<日本>
> 給料が日本国人に満遍なく平等に増えることは困難だ。
> したがって、日本の内部要因でインフレは起こらない。起こるのは現在のように外部要因で発生する。外部要因だから日本の努力で解決できない。単に日本の富(潜在的なGDP)が資源国に奪われてしまうだけだ。

> 少ない貯蓄は低金利で増えないし、月々の支出が増えて貯蓄可能金額も減少する。いわば、ジリ貧インフレが発生しているのだ。日本の富(潜在的なGDP)が資源国に奪われているのだから、仕方がない。

> ジリ貧を我慢するか、戦争をしかけて資源を奪うかの二者択一問題だ。第二次世界大戦前は、我慢ができずに戦争を選択した。しかも、勝つ確率が非常にすくないにもかかわらず、我慢ができずに戦争をした。

<アメリカ>
> 世界の上昇気流(住宅バブル&金融バブル)の中心から、暴風雨の真っ只中に突っ込んだのがアメリカだ。
> 金融がガタガタしている国の株式市場のパフォーマンスが良かったというのは、私は知らない。
> 90年代以降の日本が良い例だ。

<中国>
> 株式市場は数年単位の波を打ちながら変動している。
> 上昇局面では、PER格差は広がる。下降局面では格差が縮小する。
> 普段は、高い期待成長=高いPERだ。07年の夏までがそういう状況だ。
> しかし、現在は高い成長期待を疑うがゆえに、低い成長期待の日本、アメリカとのPER格差が非常に少なくなっているのだ。いわば、お買い得状態なのだ。

> 前FRB議長、グリーンスパンが考案した『不動産の値上がりを担保に、ローンを借りた金額』(=消費を楽しんだ金額)の推移だ。Mortgage Equity Withdrawalと言われている。
> パーティが終わり、借金は残っている。
> だれが、どうやって返済できるのだろう????

コメントと回答
> 香港ハンセン指数ではなく中国上海総合指数を使用しているのは
> ①成長があるのは、香港ではなく、中国本土です。
> ②センチメントは、A株に方に上にも、下にも明確に現れる。
> タイミングを計るには、A株のほうがバロメーターとしては分かりやすいと思いました。
> 現状は、H株とRedチップ以外の投資はしなくても良いと思います。
> A株投信は、待っても良いと思っています。

> 今後辛い時代が終わって、とは?
> 大きなボトムから1年間だと思います。
> ですから、09年3月17日まで、、ということになりますね。
> その間は、将来の勝ち組はあまり下がらないですが、
> 負け組みは安値を更新します。
> 今回の負け組みは欧米株(特に金融セクター)が典型だと思っています。

2008-06-29

春山さんの「週末の定点観測」

週末の定点観測 : アメリカ①
> 日本でも、不動産投資用のSPC(ノン・リコース・ローンを使って資金調達)を、本体決算に連結しろという圧力がかかっています。
> 欧米銀行が、簿外の投資ファンド(SIV)を本体で引き取っており、世界的に『簿外バッシング』が広がっています。
> この簿外バッシングをはじめとして、規制強化の嵐は初期段階だと思います。
> 不祥事を契機に規制が強化されるのは世の常ですが、その後は経済活動が停滞するのも世の常です。
> 金を持ているのは、アジアの輸出黒字国と、OPECなど資源エネルギー輸出国です。
> こういう状況で、資源エネルギー価格が半値になったら、金が消えるだけです。
> 景気はすぐには良くなりません。先進国の国民は防空壕に入ってしまい、外に出て買い物三昧に戻るには時間を要するのです。
> 日本の消費者が防空壕から出ないのと同じです。
コメントでは
> 日本でも、95年だったと思うのですが、銀行株がぶち上った年がありました。その後再度、奈落の底に向かったのですが、、、
> ですから、定期的に『ここが大底!』という反発があると思いますが、私はまだ先だと思います。

週末の定点観測 : 中国
> 中国に対する悲観論が相当高まったようです。
> 今週は、ジム・ロジャースが投資家に向かって『中国をあきらめるのは早い』と語るなどしています。
> ジム・ロジャースのところにも、『資源高を主張しながら、資源の大消費国である中国に投資を主張するのはおかしいのでは?』といった質問が飛んできているのでしょう。
なるほど、ジムの発言の理由まで考えをめぐらせるのですね。
> 台湾が人民元の交換を完全自由化したと聞きました。
6月30日からです。
> 株式市場は荒れてますが、中国・台湾の連携はスピード・アップすると思います。
> 使う場所の無い台湾の資金が中国に流れ込むのです。
> 中国はしばらくは資金に困らないでしょう。
> ここが、中国とインドの違いでしょうね。
> インドは世界から金を集めて、10年規模のインフラの巨額投資をこれから始めなければならない。世界は金に余裕が無い、この08年に・・・・

mikeexpoさんがコメントを書かれました。
> 自分は金融商品販売の現場(でコンプライアンスの仕事)を預かっているのですが、現場にいるとほんと今の日本の金融資産がいかに老年層に偏っているかがよくわかります。ほんと、驚くような金額をまとまって持ってます。
> 年金しか安定収入がない層は、かつてのインフレ時代(70年代)はもとより、戦後のハイパーインフレの記憶がまだあるかも知れません。
> 彼らは現時点では個人向け国債のようなものばかり買ってます。とはいえ、金利にはシビアです。今月上旬10年国債金利が高騰したときに、今回の個人向け国債の金利が決定しました。
> 変化があったのは、10年国債の金利が市場で下がり始めた先々週くらい。突如、店頭でまとまった金額の国債が大量に約定し始めました。
> したがって、彼ら彼女らがもし「タンス預金(ないし預金、国債など)では、もうだめだ。株かなんかやらないと。」と思うような事態が起きたら、大変な動きになるだろうな、という直感のようなものは現場で感じます。
> わたしは↓の記事を読んで、そのきっかけは「年金のマクロ経済スライド」ではないかと思っています。
この記事は、先日、投資信託の分配金の件で引用したものです。年金に関しては
> 今まで年金は物価の優等生といわれていましたが、平成16年の年金改正でマクロ経済スライドが導入されてから、物価の劣等生となりました。マクロ経済スライドにより、物価上昇率から0.9%差し引いた額しか年金は上昇しないので、物価が1%上がったとしても、年金は0.1%しか増えないのです。なお、マクロ経済スライドは物価が0.9%以上上昇しないと発動されないため、今まで適用されたことはありません。おそらく、来年に初めて適用となり、今の後期高齢者医療制度のように大騒ぎになるのではないでしょうか。
その他のコメントで
> 人件費だけが優位というのではダメですね。
> そういう意味では、中国への投資は第二ステージに入ったと思います。そして、第二ステージで投資すべは、外需よりも中国の内部成長だと思っています。
> 先日発売された、某マネー誌で、一番人気がブラジル、二番人気がベトナムで、中国はベスト5にも入っていなかったと、昨日広瀬さんから聞きました。
> こんな人気の無いのも久しぶりです。やはり、中国株投資のチャンスの年だと再認識しました。

週末の定点観測 : 日本
> PE100倍でIPOした株を適正PERまで売って儲けるに類する投資手法は、まだ有効のようです。

> Jリートは安値面あわせまで反落してきました。
> 森ビルの社長の言うように09年3月の決算に向かって辛い時代が続くのかもしれません。
> であれば、09年秋~10年が不動産投資の時期なのかもしれません。
> 私は不動産はまったくの素人なので、勉強を始めてみようと感じています。今から1年程度勉強すれば、十分に2010年の投資に間に合います。

> 金融機関は、赤字で倒産するのではなく、運転資金の枯渇で消えるのです。
> ベアースターンズのように、07年~08年の欧米金融機関の消滅が、それを証明しています。
コメントでは
> 少し前にFTにデカデカとサラ金はダメ!、、、という記事が掲載されました。かつては欧州系はサラ金こそ利益率の高い良い投資対象!と誉めそやしていたので、サラ金全体に対して、彼らからの投げが出ているのと、ショートで儲けようという売りが出ていると思います。
> 武富士は銀行の軍門に下れ!という『ファンディング原資要求下落相場』だと思います。
> アイフルは親銀行(住友信託)の規模の小さい点を心配する連想安だと思います。
> 武富士の親が決まれば売り相場は終わると判断しています。

> 三和ファイナンスは、昨年5月に一回エントリーを描いたことがあります。
> 昨年春は、一旦は投資のチャンスかなと勘違いしていた時期なので、このエントリーを紹介するのは恥ずかしいのですが。。。。
恥ずかしいと言いつつ紹介なさるのが自分を鍛えるのでしょうね。
ここで引用された記事の直後に書かれた記事日本の消費者金融ビジネスの今後の推移の想定をしておこう(前編)
> サブ・プライム層は、家計が逼迫して困っているんだから、金利を高くしたら、返せない、借りられない、という悪循環になってしまう、、、金利を高くするなんて、、、そんな感情を持ちます。私もそう感じますが、、、
> しかし、
『あなた自身が、サブプライム層の赤の他人にお金を貸す場合、どんな条件だったら貸そうと思うか? それも一回だけでなく、毎週、毎月、毎年、貸し続けるとしたら、、、』、そう考えれば、かわいそうだからという理由で低金利で金を貸すことはできないと理解できるのです。
> かわいそうだから、誰か!貸してあげてよ!、、、その誰かとは、あなたから徴収した税金を使う役人しかいないのです。
> つまり、貸付金利は困っているか否かでは無く、信用力(=返済能力)で自動的に決まってしまうというルールは、甘受せざるを得ないのです。
mikeexpoさんのコメント
> 仕事柄(笑)、(不動産担保ローンの)過剰債務者の相談に乗ることも多かった(そういえば、最近減った(笑))のですが、何度「お客さん、自己破産して免責受けた方が、よっぽど楽だよ。」と口から出かかったことか。

長くなったので全体観は別に書きます。

老後生活資金

老後生活資金(郵便局のパンフレットより)と春山さんによる60歳からの25年間の生活資金の試算を見比べてみましょうか。
> ①インフレがあって生活費が増える。
> ②額面年金は増える
> ③年金から控除される金額も増える
> ④手取りがほとんど増えない

コメントの中に不動産に関するものがありました。
> 89年の香港はモーゲージが年11%で、利回りが13%以上ありました。00年の東京都心の真ん中で、モーゲージが2%ちょっとで、利回りが10%以上がざらでした。テナント付きで買えた最高は、年16%でした。今でもモーゲージが利回りよりだいぶ低いです。
> 日本では中古でも地震保険に加入できるので、住宅を多く保有しておりますが、より安心なのは、有限責任の会社名義で投資をして、保証人である私は、個人名義で資産をあまり持たないことです。複数の法人で分散しておけば、破産すれば事は済みます。なお日本の破産法は属地法です。
> メインテナンスコストは、一棟で買わずバラして投資すれば、年1%いかないと思います。固定資産税も住宅は安いです。売買時のコストは、内装の簡単なやり替えを含めて、日本で6%、香港で4%ぐらいでしょう。売る時はもっと低いです。たとえば60歳でグロス600万円の収入を目指すのであれば、東京ならば時価1億4千万円で十分でしょう。現在40歳としたら、20年間のモーゲージをテナントに払ってもらい、今4千万円もあれば良いわけですから、不動産・株ともに投資した方が、ボケがきたとしても「飲茶生活」を楽しめます。株だけだと、大損してから加齢によるボケに気づいても、救われません。

株と不動産へ収益源を分散するのは悪くないと思います。

アメリカの金融株

OPEC内の不協和音へのコメント
> 現実の数字を見ようじゃないかというのが早く来襲したと受け取ってよろしいのですね。
との問いに
> そのとおりです、
> たいてい、予定より早くきてしまいますね。
> 反対に構造変化のような大事に関しては、早すぎる傾向がありますね。
> タイミングを当てるって至難の業です・・・

> これまでの株価と決算発表のパターンからは、
> ①決算発表まえの2週間、様々な懸念が叫ばれて、株価が軟調であった場合は、実際の決算発表時点では、あく抜けすることが多い。
> ②決算発表前に、アナリストが『こりゃ、行きまっせ!』てば感じで吹聴している場合は実際の決算では『期待裏切り』になることが多い。
> 、、、です。
> 今回は、②では無く、①のように思います。

アメリカの金融株を振り返ってみた
> 資源エネルギー相場を当てて、サブプライムの損失を業界最低水準で切り抜けたゴールドマンだが、過去3年のパフォーマンスは素晴らしいものがある。
ゴールドマンは、消費者をターゲットにせず、「自らが投資家(=ヘッジファンド)となって、リスク・テイクする」という道を選んだ。
> 金を貸す銀行ではなく、自己資金を投資対象に投下するリスク・テイクを行うバンカーに戻ったのだ。
> 自分の投資のために調査をするのだ。他の証券会社のように「笛を吹いて客を躍らせてテラ銭を稼ぐ」のではない。それゆえGSのリサーチは吹っ切れていた。売りは売りだと言っていた。今もそうだ。

コメントでは
> レポートって、『レベルの高い投資家とアナリストのコラボ』の部分が結構あります。
> 何故?どうして?を自分で考えずに、『**さん、++証券が言ってたから・・・』で行動する人は『多くを見すぎ』の状態になります。多くを見ると、本当に大事な根幹よりも、枝葉末節が気になってしまいます。
> これが、投資家の右往左往を生む背景だと思います。

> GSの社内ヘッジファンドは固有のリサーチチームを持っているので、一般的なGSのリサーチの情報は顧客向けのものです。社内ヘッジファンドのチームはGSのリサーチの情報は利用しません。
とのコメントに対して
> はい、そうです、独立しています。
> でも、企業文化は同じです。
> その企業文化の違いが『売り買いの切れ味の差』を生んでいると思います。
> 『で、あんたは今”買い”と言うけど、売りはいるだった?』と聞いて答えられる確率が異なります。これは彼らが相手にしている客のレベル(HFの多さ)がそうさせているのだと思います。

リートに関しては
> ①賃料の上昇を高めに見積もっていたが、当てが外れたので、その分のvaluation修正が起こっている。
> ②転売のcapital gain期待がはげたので、その分のvaluation修正が発生した。
> ③新規投資で事業拡大というシナリオだったが、資金調達の困難で事業拡大に伴う将来EPSの増加が消えた・・・これがサブプライムの悪影響ですね。
> ④関西圏を中心に、マンション開発が頓挫をしており、マンション価格の下落が始まっており、これがリート株価にも下落圧力となっている。

”インプレッション・ストリーム”、その③(最終回)がアップされました。

まだ関連するところまでは読みこなしていませんがすらすら書ける最悪シナリオ 株は▲50%~▲70%下落 ①

4月の住宅価格(ケース・シラー指数)へのコメント
> 金融の本丸が打撃を受けてしまったのですから、08年のアメリカ株はパスしても損はしないと思います。
> US企業決算は7月9日ごろから本格化するので、それまでは疑心暗鬼が支配すると思います。

ジム・ロジャーズ氏

ジム・ロジャーズ氏:中国株投資を断念するな-原油は一段と上昇へ
> 他人が『絶対に再び手を出すな』という時こそ、買い入れを開始するべきだ
> ロジャーズ氏は中国株の購入を1999年に開始したが、これまでに一切売却していないと説明。その上で、現在の相場調整について、「市場とはそのように動くものだ」と語った。
> 現在のような時にこそ、投資すべきだ。私は再び買い入れることを考え始めている。今世紀の残りは中国に投資していく
CSI300指数

「実業の感覚。」とは

実業の感覚。
(株の)
> ブログからは、我慢するかたたちの声が多くきこえてくるが、 実業の世界では、おなじ我慢でも、 無為無策では破綻してしまう。
> 事業は正常な感覚のひとなら、風向きがまだみえるが、 株の風向きが…はたしてどれだけ我々は読めているだろうか
> ひたすら苦しさとたたかっている日記に出会うと、 不自然さを感じるのだ。
> 彼らは、 だいたい偶像崇拝的な傾向がある気がする。
> 事業経営者だったら、倒産する理由がひとつ増えるだろう。
> Qさんやバフェットのように投資先に絡んでゆけるかたは、 株式投資だけでも勝てる確率はふえるのでしょうが、 彼らは実業も同時にしていることを忘れてはいけない。
> 実業の感覚とは、確実さの追求かもしれない。

先日、ハムハムセブンさんのところでも話したのですが、まず「正しい投資法とは何か」を考え、それを実行しようとする人と話していると、「稼ぐこと」ではなく「正しい投資法を実行すること」になっているように感じます。勿論、儲けるために一番良い方法を考えているのですからそれを実行するのは当然なのですが、やはり考えどおりに相場が動かないことは良くある事で、それが自分の考えの想定内なのか、間違いの兆しなのか、観察することは大事だと思っています。

不動産投資で勝つためには。
> わたしは集中投資こそもっとも効率がよいと信じている。
> 一方では、広く投資機会をもつべきだともおもう。
> 株だけでなく、 不動産、商品、もちろん実業など。
> 選択肢を抱えて、そのなかで時宜、資金を集中させるのが、 いろんな意味で健全という気がする。
> 投資のチャンスはひとつだけじゃないので。

2008-06-28

先週のまとめ

6月27日のNY市場の出来高6,208,260,000は、1月22日の6,544,690,000、去年8月16日の6,509,300,000に次ぐ史上3番目、
NASDAQの出来高3,403,540,000は1月23日の3,650,250,000、 去年11月8日の3,461,810,000、8月9日の3,593,450,000、8月8日の3,542,890,000に次ぐ史上5番目でした。
NY市場だけ見ておくとこの出来高は底なのですが、NASDAQですとまだ下げることになります。


原油はまだ上がります。春山さんはOPEC内の不協和音のなかで
> チャートだけ見ていて思うのは、こんなチャートの形で大天井を形成して相場が終わったことはあまり無いということだ。
> つまり、まだもう一吹きの高値が控えていると思うのだ。
と仰っています。

銀行はボロボロです。

モノラインも安値更新。

日本は比較的マシ

中国、香港も下がらないはずないです。

台湾も前回安値まで下がってきました。ジム・ロジャーズ氏もこうなるとは思っていなかったようです。

2008-06-27

相場のこころ

長期トレンド探索中で紹介されていました。
・相場で儲けるには4つのことが必要だ。知識、鍛錬された胆力、資金、そして、これら3つを統合する精根である。多くのトレーダーが・・・相場に知力と胆力を注ぎ込まずに金を充てようとする。

・間違いを受け入れず自己を正当化するために取引を続ければ、聖書にある「滅びに先立つは驕り」の言葉通りの結果に繋がる。

・「繁栄が訪れても、それを使い果たすな」孔子

・ストレス・ポイント(ストレスの限界)に合った生活をすることで幸福と生産性を最大化できる(意訳しました)。

・勝者と敗者を分ける決定的な違いは、持って生まれた能力ではなく、失敗を回避する際に鍛えられる規律なのである。老練なプロがアマチュアと一線を画すのは、少ししかミスを犯さないということだ。
「過ちて改めざる、これを過ちと謂う」論語

・最大の損失は自信の喪失。持っていたものを一切合財失っても戻ってくるディーラーは多い。意志を失わなければ、一度ならず復帰は可能だ。意志あるところに道は開かれる。
「ここより入る者は、すべての希望を放棄する」ドーミエのデッサンの中にある取引所の入口に掲げられた言葉

・自分の知識信頼せねばならないけれど、それが疑う余地のないものなら、その信頼は妥当なものではない。
「エコノミストは理路整然と曲がる」
「何も知らない者は何も疑わない」ハーバート「異国風の格言」

「株式相場が大衆投資家を負かすのではない。大衆投資家が自分の弱さに負け、自滅するのである」W・D・ギャン「株価の真実」

・もっとも成功しているトレーダーたちは、いつも市場から資金を引き出している。彼らは決して相場へ追加資金を投じない。

・常に、リスクは使うことのできる資金(純資産)に対する割合として算出すべきである。これを毎日計算し、建玉すべての利益と損失の増減分だけ運用資金を増減させることだ

・自ら知っていることを口にするたびに、わが身を切り売りしているのだ。他人に繰り返し話すことで自己暗示にかかり、単純にそれを信じこむようになる。
「流言は智者に止まる」

・私が売りを好むのは、売り方が少数派であるからだ。大衆は、たいてい間違っている。たいがい、買い方だ。

・「投機の失敗といって、負けを均(なら)そうという試み以上に愚かなことはない。損失が明白なときは損切り、儲けが明白なときは利喰わないことだ」レフィーバー「投機に生きる」

今日もスルガ・コーポレーションは凄い動きでした。

2008-06-26

スルガコーポレーション

夕凪のイベント投資日記でも触れられていましたが

ストップ安下限が取り払われたので前日の121円から32円で寄り付いて、引けでは48円までリバウンドしました。
発行済み株数39,437,721、浮動株16.2%なのに出来高が37,188,800、寄り付きでの全株一致株数が10,792,300です。

色々と危ない企業が。

投資顧問/投資情報業者を徹底比較!
株で年5000万円の不労所得を得る方法 検証くん

日本エスコン
三井住友銀行保証付ってことは、まだ潰さないつもりでしょうか。
週末にグッドウィル、スルガコーポなど見ておきましょう。

企業ではないですが回転寿司の真相と食品のカラクリ

2008-06-25

上手なトレーダーの必要条件

紺ガエルさんの大学時代の同級生と伊勢廣本店
> どんな経緯があろうと。
> 時価の前では、万人は平等で、コストだけが絶対の尺度。
> どんなに苦しい時でもポジション切らなかったのに、とか。
> 一度は2倍になったのに、とかは、何の関係もなく。

> 思い入れなく、すぱっとポジションを動かせるのが上手なトレーダーの必要条件だと思うのだが。
> 結構、私生活でもすぱっといろいろ決断する人がこの業界に多いのは、気のせい?

証券会社比較記事
元機関投資家の「株で生活する方法」 投資日記: 利用している証券口座(その1:マネックス証券)
元機関投資家の「株で生活する方法」 投資日記: 利用している証券口座(その2:SBIイー・トレード証券)
元機関投資家の「株で生活する方法」 投資日記: 利用している証券口座(その3:楽天証券)
元機関投資家の「株で生活する方法」 投資日記: 利用している証券口座(その4:カブドットコム証券)
元機関投資家の「株で生活する方法」 投資日記: 利用している証券口座(まとめ用)

さて今夜はFOMC

春山さんの間違いを認めたECB
> 今晩は、ECBのトリシェが『連続利上げするなんて言ってない!』と前言を撤回しています。
> インフレを心配するよりも、景気や金融市場を心配しなければいけないと、再認識させられたのだと思います。
> 今晩のアメリカFOMCも、金利は据え置きでしょうし、これで金融引き締め懸念は消えたと思います。
> つまり、これで5月中旬以降の調整が終了するのだと思います。

さてどうなるでしょう?

チャート遊びへのコメント
> ジム・ロジャーズのように無尽蔵に近い資金の保有者と同列に行動はできないのが、われわれ一般個人投資家だと思っています。
> 私は、弾丸は大切に使おうと思っています。

投信の分配金

投信の分配金については、分配金を払うより基準価格に積み上げてもらった方が良いと思っているのですが、 【夏のボーナス特集】インフレを意識した資産運用を――ファイナンシャルプランナー深野康彦氏(08/06/24) でも言及されているように、
> 平成20年度税制改正で、来年1月1日から配当が100万円を超えると確定申告が必要となりました。グロソブをおよそ1600万円分以上持っているとそれくらいの配当がつきます。年金受給者が確定申告すると国民健康保険料などに影響が出てきます。最近は運用がうまくいったときに「ボーナス配当」を出す投資信託もあり、配当金のコントロールがきかず、気づけば年間100万円を超えてしまうことも考えられます。
ということになると、分配金が出ない、出ても少なくなる傾向が期待されます。

ETFの配当二重取りについてはVMaxの投資のブログ: ETFの分配金希薄化は問題?に詳しいです。ほんのちょっとだけ計算方法が異なりますが投信市場を振り返る-7月-「『配当の二重取り』はできないものの、ETFから大量の資金流出」 - 注目の投信(第29回)でも解説されています。
動機としてはETFへの資金流入が急拡大、金法・外国人買いなど思惑交錯 | Reuters
> 銀行が株式を運用する場合、通常その売買損益は経常利益に反映され、本業の収益である業務純益には反映されない。だが、株式配当金や投信の分配金、投信の解約・償還損益は「資金運用収益」等に計上され、業務純益に反映される。ETFからの分配金も業務純益に反映することができるため、結果的に業務純益をかさ上げする効果がある。

2008-06-24

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く(5) ~原油が上がれば、ドルは下がり、ユーロは上がる~
> 最後にEURO SELLERさんは、為替に取り組むにあたって、これから注目すべき指数、商品価格を教えてくれた。それはVIX指数(恐怖心理指数)、原油価格、金価格の3つだ。
> 「VIX指数はボラティリティの指数なので、無制限に高くはなりません。右肩上がりのチャートにはならないわけです。具体的な使い方としては、だいたいこれが30を超えてきたら、逆バリするのがいいでしょう。
> ちなみにVIX指数は低いところは意味がありません。チャートの”谷”に意味はないんですね。チャートの”山”でしか使えないんです」

スルガが飛びました
> 日本不動産の犠牲者?1号がでました。
> 日本の公募社債で??件目のデフォルトです。スポンサーがつかなかった場合、ちゃんと清算されるかどうか見ものですね。

2008-06-23

モノライン問題の大きさは?

恐らく債券が専門の紺ガエルさんは杞憂であることを祈るの中で
> MBIAは、格下げのせいでGIC債務が早期償還事由に引っかかり、保険子会社は29億ドルの資金が必要になり。
> 同時に、格下げで保険契約上追加担保差し入れ義務が発生して、45億ドルの資金が必要だと発表。
> 合わせて74億ドル、8000億円程度のファンディングが必要となる。

> 市場は、今後何が起こるかを、明確に織り込み始めて。
> 完全に、システミックリスクの世界。
> これまでFEDとかECBとかBOEとかが、取れる政策総動員体制で事態の鎮静化を図ってきたのに。
> 再びこういう事態になりつつあり。
> 取れる政策総動員しちゃってるから。
> 次、何か起こればどういう手だてが残っているのだろうか。
> 株式市場が異常に楽観的なのが、凄く気にかかります。

そしてDangerously Beautifulを紹介なさっています。
> MBIAがシングルA格まで格下げされたことで、USのMMF(2a-7 Fund)の"Second-Tier Securities(長期格付けで概ねBBB~A相当)"を5%以上保有してはならないという基準に抵触するケースが出てくる可能性もある。

一方春山さんは 週末の定点観測 : アメリカ
> 格下げ=公式に『俺たち、あいつらが飛ぶ可能性を認識した』と表明した。。。ですからね。
> だから、今週のアメリカ株は悲惨だったわけで・・・
> アメリカの金融はブラックホールみたいに世界の資金を吸い込んでますが、同時に規制強化、ビジネス・モデルの修正で『収益性は低下の一途』をたどっています。これがどこで反転してくれるのかを観察しようと思っています。
> 何故なら、そこがアメリカ株の投資ポイントだからです。

> もっとも下落したものが、最初のフェイズで最大の上昇をする。
> つまり、金融セクターが猛烈な反発をするハズです。
> 理由は、何回となく『ここがボトム』という打診買いが裏切られて、投資家が見放したわkで、誰も保有していない状態になっているからです。
> 数年前の日本の銀行株のような状態ですね。
> でも、その後はそのときのアメリカの産業の構成、競争力しだいなので、今から予測するのは困難だと思います。
> むしろ、真っ白な心で望みたいと思います。

ということで、冷静に次の機会を狙っていらっしゃります。

春山さんの「週末の定点観測」

週末の定点観測 : 全体感①
> 木曜日、金曜日の雰囲気は、世界の株が、ここから▼20%規模の下げがあるという心配に満ちていたような気がした。
> ただ、週末になっていくつかのチャートを作成したり、データを見ていると、アメリカ以外の株式市場がそこまで下げる理由が見当たらないと感じた。

> メリルリンチ証券が実施しているファンドマネージャー調査を久しぶりに読んだ。
> そもそも、この手の調査は、遅行(良くて一致)指標だから、これに基づいて行動したら、統計的には損をする確率が高いと思っている。(裏取りはしていない)
> (1)中国経済に対しては、2003年以降の最低レベル=弱気が最高になっている。
> (2)世界経済に超弱気、2001年前後と同じ程度に弱気
> (3)ロシアに超強気、アジア・インド・中国に超弱気
> (4)アメリカには、まだ強気度合いが多い。

> ブラジルの資源もあり、農産物もあり、政治(ルラ政権)もOK、格上げもあったという、我が世の春を明瞭に反映しています。
コメント
> 金融占星術、、、そこまではやらないです。
> 事前に予測して当たった事態をみたり聞いたりした記憶が、私にはありません。たいていは、どうにでも解釈できるような『あやふやな言葉』しか提示されないので、恣意的な後解釈が成立しやすい世界だと思いました。
> 相場の世界に入る前に一時的にこった時期があって、それゆえ相場には適応できないと判断しています。
一時的に占星術にこったこともあられるのですか…

週末の定点観測 : 全体感②
> 明日の資源生産国と消費国の会議は、歴史的なイベントなのだと思う。
> 長年にわたって虐げられてきた人々が資源高という環境を生かして、『Equal Footing』を要求しているのだ。
> 世界政治のフェアな発言権、それ相応の決定権を要求しているのだ。先進国(G7、G8)だけで物事を決めるな!、、、そういう事なのだ。
> 今回が、この動きが明確に表面化したという意味では、新しい時代が2000年ごろから始まっていたのだという新時代を確認する会議なのだと思う。そしてこの手の会議は明日で終わりではなく、長期間にわたって継続するのだと思う。

週末の定点観測 : アメリカ
> 今週のアメリカ株の低迷に関しては、回復のめどが立たないアメリカの消費活動が一番の悪材料だと思う。

> グーグルは、マイクロソフトがヤフーの完全買収をやめた時点で、相場的には終わったとお伝えしたが、その考えは変わっていない。終わったものは終わったのだ。

> 2008年は、アメリカ株は不要。。。方針に変更なし

週末の定点観測 : 為替
> 現在はベトナムは結構危うい状態になっている。外貨準備が、貿易決済の必要量の2.8ヶ月分しかない状態だ。投資ポジションを含めて外貨が流出するリスクはある。
> 帰趨は、投資家の行動にかかっているとも言える。
> 95年~96年のタイ危機の時も同じような外貨準備になっていた。

> ユーロは不必要に強い状態だと思います。サブプライム問題が無ければ、ドル売り/ユーロ買いのペア・トレードの相手として、コレほどまでに買い進まれることは無かったでしょう。
> ドルが秩序だった下落をする限り、ユーロ買われすぎの修正はどこかで始まりますが、"どこ?"を当てるのは株より困難です。株にはPERがありますが、為替には世界の投資家が共通に使えるvaluationツールが無いからです。ゆえに、かなりの行き過ぎが生じます。

> ・ベトナムは短期の借入金が少ない。
> ・ベトナムか外貨を持ち出すことについては規制されているため、容易に持ち出すことが出来ない。
> 短期の借入の少なさと、外貨持ち出し規制ですが、私は『事が大きくなったら、焼け石に水』だと思います。これまで、何度も『+++があるから大丈夫』に類することは、ブローカーや運用会社から、聴かされてきました。
> でも、ダメでした。ブローカーや運用会社は『売り=預かり資産の減少=彼らの利益減少』なので、”売りをフェアに判定できません”。
> 売りは投資家自身で判断するしかありません。これは個人でも機関投資家でも同じです。

週末の定点観測 : 日本
> そういえば、『ワンルーム・マンションに投資しませんか?』って電話が今日も来ました。まともなマンション開発が無理になると、投資用のワンルームに切り替えてでも、仕込んだ土地のコスト負担から何とか逃れようとするものです。これからワンルームの電話が増えるかもしれないです。

週末の定点観測 : 中国
> 鄧小平の南巡講和の後に、相当人民元を安くしましたから、余裕は大きいのです。
> 05年に野村のレポートに掲載されていたチャートです。
当時は、日経新聞にも長期チャートが出ていました。
> これを見ると、南巡講和の直後は、1US$>6RMBだった事がわかります。最近の中国とアメリカの競争力を考えると、1US$=4RMB程度は想定できそうだと感じております。

2008-06-22

MSCI CHINA指数の見方

まず、たけさんに Bloombergを教えていただきました。
> SYMBOL LOOKUPで「MSCI JAPAN」とか「Russell」とか「会社名」といろいろ探せます
> 上海、日本の証券コードは +「:CH」「:JP」で使えます
> チャート機能は、4つまで複合チャートにできます

かげろうさんに教えていただいた MSCI Barraだとヒストリカルデータなども入手できます。
> 初回は、Regional のサイトが出てくると思います。ここで Country のタブを選んでください。
> marketは、Emerging Market を選びます。
> Currencyは、USDを選びます。 Localは、HKDかな?
皆さん、ありがとうございました。

かげろうさんからは、他にもSt. Louis Fed
> 対ドル相場のヒストリカルは、St. Louis Fed のデータベースにかぎります。

> 米国の主な経済データは、ほとんどココで得られます。
を教えていただきました。

さらに
AHプレミアム指数
> 上海A株市場と香港市場に重複上場する36銘柄の株価を比較し、A株がH株に対してどれだけ割高になっているかを示すものです。基準値は100です。これが130なら、A株はH株に対して30%割高ということです。HSIサービシズが計算しています。
重複銘柄のA株の$ベースの指数
重複銘柄のH株の$ベースの指数
> add security で両者を一つのグラフに表示して、期間を3年にすれば、A株がH株を大幅にアウトパフォームして、その後急速にアンダーパフォームしていることが見ることができます。
かげろう先生、謝々。

2008-06-21

先週のまとめ

モノライン2社が、AmbacはAAへMBIAはAまで格下げされましたが、モノライン自身はもう織り込み済みですね。

2008-06-19

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く(4) ~ユーロ/ドルはこれからどうなる?~
> FRBは『物価の安定』と『雇用の安定』を両方見ながら、金融政策をとります。これをデュアル・マンデート(2つの政策目標)といいます。伝統的にFRBは景気が悪くなると、すぐ利下げしやすい傾向があるようです。
> ECBは『物価の安定』だけを目標に金融政策をとることになり、これがFRBと違う点です。

A株投信と為替

人民元に限りませんが、為替ヘッジをしていない投資信託であれば、投信が保有する外貨建て証券をその時その時の為替レートで換算して日本円建て基準価格が決まりますので、為替ヘッジなしA株投信は人民元連動型と考えて良いと思います。
ETFの他は日興の黄河があります。こちらはA株ETFのように基準価格と取引価格との乖離はないですが、その代わり月に1回しか売買出来ません。

どうしても人民元建ということでしたら、妙案と呼べるか?中国の銀行で人民元建て投信を買った人も居ます。招商銀行 中国人民元建て基金を買った人も居ます。

マネックスもA株にも投資するファンドを扱っています。
マネックス・フルトン・チャイナフォーカス

2008-06-18

ウォールストリートの歴史

週末の定点観測 : 中国
> 秋以降また波乱が来るんでしょうか…。
との問いに対し
> 事前に懸念する投資家が増えたので、マーケットは織り込み済みになったと思います。

他に
> 先にボトムが来てしまったと思っています。
> すでにMSCI_Chinaの予想PERは、15倍を割り込んでいます。
> A株とH&Redの乖離はもう少し継続すると思いますが、もう売りで儲かる時は終わったという判断です。

週末の定点観測 : 日本
> BRICsの中でも,ブラジルはいまのところ外界の動きにimmuneですが,これはやはり国の格上げ効果がまだまだ続いているということでしょうか?中国やインドよりも「生き残り組」になる可能性が高いのではないでしょうか?
との問いに対し
> ブラジルは、原油と農産物という恩恵をストレートに受けていることと、政権の安定性、信頼性で投資家の評価(PERと格付け)が向上しています。
> スイートスポットにある国だと思います。

ウォールストリートの歴史

> とても勉強になる本だった。
> しかし、「多くの証券関連の知識を持っている」ことを前提にして書かれていると感じました。
それほど、”何故、背景は、そもそも何”という説明が省略されている。
> 文章としては読めても、内容が体に染み入るのはハードルが高い。
とのことです。

2008-06-17

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く(3) ~ドル/円はこれからどうなる?~
> 「先ほども言ったとおり、基本的に中短期のトレードをやっていますから、長期予測は苦手なんです。『前言撤回』ばかりしてますから、1週間も経たないうちに違うことを言い出すかもしれませんよ。その点、用心して聞いてくださいね」
> 「米国の労働生産性の上昇率は先進諸国の中でトップです。そして、米国は先進国の中では珍しく、いまだに人口が増加しています。このように米国経済は底力がありますから、米国の景気は今、少し減速していますが、これはひどいことにならず、ソフトランディングすると思いますよ」

盗用問題

今度は若林史江氏が盗用だそうです。
とんだ“マル恥”活動…美人トレーダー日経盗用50回
「数年前から忙しくて知人に書いてもらっていた。経緯を調査している」だそうです。
http://www.fumie-w.com/contents/photogallery/img2/79-2.jpg一緒の人は石田高聖氏だそうです。お札ばら撒きの人でしょうか?お札ばら撒きはHANABI氏という噂も聞きましたが真偽は確かめていません。
徳山大学-TOKUYAMA UNIVERSITY-
先生だっちゃ♪|若林史江のブログ 『おとなモード』

春山さんもブログ盗用問題や記事盗用問題について意見を述べられています。
> 有名人扱いされれば誰だって”いい気持ち”になる。その気持ちに浸っていたいと思うのは人情だろう。
> 私は思う・・・・それは「過去のあなたの努力の成果」であって、”今日の努力をサボると明日は無名人だよ”、、と。
> もし、私が不安にさいなまれて、誰かにすがりたくなったら、、、、思わず盗用に手を染めてしまうかもしれない。そのときは、既にパフォーマンスもボロボロだろうし、自信喪失状態だろう。
> そのときは、皆さんが引導を渡すのです!

ツチヤさんも記事を書いています。
> 損をしても人のせいにしないこと、ウソをつかないこと、熱心に研究して取り組むこと、口先だけでなく実行すること、自己の弱さと向き合うこと。 トレードにおいてはこれらがすべてであって、それ以外はどうでもよい。

他に注目しているのはです。

米ウォール街の商品ブーム、次なる主役はタンポポ

【コラム】米ウォール街の商品ブーム、次なる主役はタンポポ-パウリ

商品に投資する投機家たちが最近、お気に入り の銘柄がある。それは、タンポポだ。

米ウォール街では毎日のように、タンポポの葉や花が、飼料と自動車用燃料の両 方に利用できると売り込むリポートが発表されている。

かつては雑草と見なされていたタンポポの先物価格は先週、21%上昇し、1ブッ シェル当たり6.76ドルに達した。これは、米ホーボーケン有機農業取引所(HOA X)でタンポポ先物の取引が開始された1月以降で最高値となる。1月15日の終値は 1ブッシェル当たり99セントだった。

HOAXで取引するチップ・シグナラー氏は「タンポポ価格は10ドルに達し、そ の後、15ドルまで上昇するだろう」と予想。「世界の食糧確保とエネルギー価格の下 落という二重の効果が期待できる投資だ」と語る。

米国の農業経営者たちは、シグナラー氏の意見は正しいと考えている。ことし、 米国の農地のうち15%がタンポポ栽培に移行したと推計され、小麦や大豆などの作付 面積は縮小している。タンポポは、収穫期に刈り取っておけば、ほとんど手間を掛け なくても自力で再生する。

アマルガメイテッド・バイオ・フードは、米中西部で運営するエタノール生産プ ラントのうち12カ所をタンポポ油の生産に転用し、タンポポの収穫期に備えている。 タンポポ油はガソリンと混合される。混合燃料はガソリンの代替として提供される予 定で、科学者らは、この燃料のほうがエタノールよりかなり効率性が高いと主張して いる。米国の複数の石油精製会社が、「ダンデリーン」と呼ばれるこの新製品の販売 を2009年初めにガソリンスタンドで開始する見通しを示している。

絶え間ない需要

タンポポの需要は抑えきれないようだ。個人投資家は小麦先物取引で利益を上げ、 タンポポに投資している。ドル相場の軟化に対するヘッジ手段として原油先物を購入 するヘッジファンドは、原油と同様にドル建てで取引されるタンポポへの投資に移行 している。

投機筋は通常、商品の引き渡し期限の前に取引を解消するため、実際に、食糧と してのタンポポやダンデリーンを必要としている農業経営者や飼料メーカー、燃料卸 売業者にとって厳しい状況となる。

例えば、米南西部で牛の牧場を経営するジーク・ハイトップス氏の命運は飼料価 格の動向にかかっている。同氏は、先物に投資することで勝ち目のない勝負をしてい ると言う。同氏は12日、ピックアップトラックからの携帯電話で「タンポポ先物10 月限を買った。以前より30%高い値段を支払ったことは分かっている。ただ、待って いれば、50%高い値段を支払うことになるだろう」と語った。

この現象は典型的なバブルのように見えるが、市場関係者はそうは考えていない。 タンポポを原料とする割安な飼料が供給されれば、豊かさを増す中国の人々に割安な 牛肉を提供でき、需要は拡大する一方だと、トレーダーや資産運用担当者らはみてい る。食糧としてのタンポポがもたらす利益は、割安な燃料であるダンデリーンが提供 されることによって節約できる額とは比べ物にならないほど大きくなる可能性がある と考えているのだ。

商品相場の上昇は続く

奇妙なことに、タンポポへの投資ブームは、タンポポが代替となり得る他の商品 への投資意欲の後退にはつながっていない。ウォール街のアナリストらは、原油は減 耗資産であり、将来、タンポポ油と混合される必要があると考えている。また、タン ポポへの作付けの移行により、トウモロコシの予想収穫高が減少するため、トウモロ コシ相場は上昇を続ける。

投資家らは心理的な要因で穀物や金属、原油への投資を続けている。次なる最良 の投資先を求めて世界各地をめぐる投資家で、ソングライターでもあるハート・ハマ ーシュタイン氏は「商品相場は可能なかぎり上昇を続けるだろう」との見方を示した。 (デービッド・パウリ)

(パウリ氏は、ブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内 容は同氏自身の見解です)

上場ETF

東証上場ETF一覧に詳しく載っています。
野村のA株ETFは上海株式指数・上証50連動型上場投資信託、 日興のA株ETFは上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300「上場パンダ」|日興アセットマネジメントで基準価格などが分かります。

カン・チュンドの 投資のゴマはこう開け! 東証にようやく金ETFが現れます・・
敗者と勝者のゲームーWinning the Loser's and Winner's Game 東証が、現物交換可能だけど、国内ではその申込を受け付けない金ETFを上場

香港市場のETFHong Kong Exchanges and Clearing Limited
アジア市場のETFBloomberg.com

俺がヤフオクで騙されて買ってしまった情報を晒す

俺がヤフオクで騙されて買ってしまった情報を晒す:ハムスター速報 2ろぐに色々な情報がありました。

競馬で絶対に損しない方法、損したら全額返済いたします。

競馬を予想します、しかし馬券は買わずに貯金してください
これで競馬をして、損も絶対にしません

友達を作る方法、損したら全額返済いたします。

友達を探します、しかし学校へ行かず家に篭もってください
これでネトゲをして、損も絶対にしません

iPodを激安で買う方法.

とっても人気のiPod。
そのスタイルと使いやすさから、ここ10年でも指折りの人気家電となり、 デジタル音楽プレーヤー市場で一貫して75%程度のシェアを獲得している。

そんな人気のiPodだが少しでも安く買いたいと思うのが人間の心情である。
そこで今回、紹介させていただくのはアップルストアで買える整備済製品。

整備済製品とは、店頭商品、返品商品、初期不良品などを修理調整し、 新品水準並みの品質を確認したアップル認定製品。

なんと新製品同様、1年間の特別保証書もついている。
購入金額の合計が5,250円(消費税含む)以上は配送料が無料。

数量限定につき、販売可能状況が常に変動するので、こまめにチェックして早めに購入することをオススメする。

The Apple Store (Japan)

ナンバーズ4!買い目が簡単でしかも破壊力抜群の必勝法!

キーワード数字 3 まれに 4
1.まずはナンバーズ4の当選番号案内をご覧ください。
2.次に前回抽選日の販売実績額を見ます。
3.販売実績額の一番左からの3桁を軸とし、残りの4桁目からある数字をそれに1つずつ加えます。
 (例)1772回 販売実績額 375,363,400円 
買い目 3753 3756 3754 3750 以上4口 3753的中(ボックス)
1774回 当選数字 3537 
キーワード数字 3 
買い目が決まったらその数字を5回分買ってください。3が絡めば当選確率UPです。
たまに4もあります。左から3桁の並びは落札者さま自身でいろいろ変えて買ってみてください。
ストレートが当たれば大きいです。ストレートで買うかボックスで買うかセットで買うかは落札者さまの判断におまかせします。
最近の的中回 1735回 1743回 1754回 1774回W的中 1777回

ルイ・ヴィトンを60%以下で購入する方法

まず、どうして一番安いフランスでさえ64%なのに60%以下で購入出来るのか?ですね。
確かに通常の方法だと不可能なのですが頭を使えば簡単なのです。
まず、貴方がソミュールを購入するとします。
フランス定価では44000円ぐらいですが、これを15%引き(日本定価の54%)で購入する事が可能なのです。

賢い方ならもうお分かりと思いますがリタックスを利用するのです。
外国人観光客がフランスである一定の買い物をした場合に受ける免税制度なのです。
大量に仕入れる場合はかなり有効になります。ここで54%で仕入れて、業者やショップ等に70~80%で売買すると差額が利益となるのです。

直営店で買うのですから確実に本物で、その上20~30%OFFなのですから業者・ショップ等は間違い無く買ってもらえます。
基本的にルイ・ヴィトンに裏のルートはないのです。
だから日本のディスカウントショップでも中古でない限り極端な割引はないのです。

※リタックスとは外国からの観光客がフランス・イタリアなどの国々で一定以上の金額を買い物をした場合、税関にて手続きをし税金の割戻しが受けることのできる免税制度のことです。
(商品代金の約13%~15%を空港などで受け取ることができます。
またこの免税制度はUVA、VATなど他の呼び方もあります)

誰でも確実に100%現金300万円を手に入る方法(一度きり)

300万借りて自己破産しなさい!!

始めれば必ず手にできる収入です。1日6千円

では私が2年ほど前からコツコツと一日平均、約8000円程度ですが副収入にしている方法を、ご説明させていただきます
今世間では少子化問題が取り扱われる事が増えてきました。

しかし逆にお子様一人にかける金額は年々増え続けています
どうしてなんでしょうか、それは、人より、いい暮らしをさせてあげたい
いい服を着させてあげたいなど、贅沢度がかなり上がっています
よって現在は子供用ブランド洋服、靴、帽子、鞄、その他、が大人気で間違いなく今後も売り上げが伸び続けると思います。

特に現在人気ブランドは
メゾピアノ Mezzopiano ミニK MINI-K KLC キャステルバジャック カステルバジャック Castelbajac エンジェルブルー  ANGELBLUE PENTYS デイジーラーバーズ DAISYLOVERS PINKYDOLL BLUECROSS BACKALLEY BOOHOMES べべ ヒステリックミニ ミキハウス ELLE コムサ デ モード ムチャチャ ダブルB WASK ティンカーベル KP 組曲 KLC ファミリア CBGプラネット ラルフローレン BAJA  ワッフル デニム&ダンガリー R100% ディオール アントステラ シャーリーテンプル バーバリーなど

それでは、これを材料にして、いかに収入を手に入れるのか、本題に入っていきます。
では、ずばり申し上げます。
この子供ブランド洋服、靴、帽子、鞄、その他をYahooオークションに出品して稼ぐのです。

投稿するだけで30万

まず本屋へ行かれれば「じゃマール」や「めるちょ!」といった雑誌をはじめ出会い系雑誌が多数あります。
その雑誌の文通相手募集欄などに自分を登録掲載します。

男性の方は女性として登録する方が良いと思いますが、最近ではホストがもてはやされるように男性にお金を注ぎ込む女性が増えていますから、男性としてそのまま登録しても良いかと思います。

そしてその着くの自己PRの中に「手紙を書くのが好きなので文通からはじめたいです」と言った事を入れておきます。

そうして待っていると来るわ来るわ一回の投稿で300通の返事がきます。
そしてもちろん中には返信用の切手が入ってますし(金額はホント人それぞれですが多い方は80円切手を10枚と入れてくれます)そして一番の収入源は現金や小為替が入っている事です。
これらを合計すると一回の投稿で最低でも10万円にはなります。
これを2社の雑誌に登録するだけで最低20万の収入です。
ある人は一回の投稿で合計30万円になったと言われています

実践30分後に利益 ○○を売るだけ 返金可

今回御提供いたします情報は携帯の転売です。
転売先は私です

▲全員例外なくすぐに10万あげます▼絶対返金▲余裕でミリオネア

ゴールドラッシュ時代のアメリカでは、実際に大もうけしたのは鉱山を掘っていた人間ではなく彼らにジーンズを売っていた人間でした。

金を掘り当てることができた人間はいなかったようですが、ジーンズは絶対に必要でしたから売れに売れたそうです。
その代表格がリーバイ・ストラウスです。リーバイスというジーンズがあると思いますが、それがまさにこのジーンズなんです。

このたとえは後々重要になってきますので覚えておいて下さい。
私がやっているビジネス、これから皆様がされるビジネスは、まさにリーバイのビジネスです。
皆様には、日経平均は年末に下がりやすく、年央にあがりやすいという情報を販売していただきます。

もちろんこの方法を使って株で儲けていただいても構いませんが、鉱夫をやるよりはジーンズを売った方がいいと思います。

形式は、情報形式・出版形式・有形・無形なんでも構いません。
販売場所も、インターネット・新聞広告・電柱なんでも構いません。
あるいはこの情報を使って株で儲けてみても・・・。

オークションでの販売もOKですが、タイトルは別のものに変えておいて下さい。
私のタイトルと全く別のタイトルでお願いします。

条件があるとすれば10万円以上で販売していただくことです

一回ぽっきりの出品です 郵便局へ行ってください。

本当に単純です。まずはオークションで商品を販売します。
何の商品?!は?!と思うでしょう。当然です。

説明します。まずは近くにある家電量販店のテレビを例に挙げましょう。オークションでそのテレビを出品します。
「手元にないよ」大丈夫です。家電量販店での価格+3000円~5000円位金額で出品して下さい。

【注意点】
●開始価格は+3000~5000スタートです。その時に自動延長も忘れずに!終了間際に予定より値段が上がることもあります(家電量販店の値段以下で落札されたら終わりです)
●送料は出品者側で負担(サービスしてあげましょう。)
●海外発送は絶対にNG(送料が高くつきます)
●入金確認後、3日以内に発送すると明記
●画像は必ず載せる(ないよりも落札される確率が上がります。メーカのHPから拾えばいいでしょう)

ほぼ確実に誰かが購入してくれます。
もし売れなかったら、迷わず、再出品です

1日で7000円確実に手に入れる方法

日雇いのバイトをしろ!!

情報を選別する術を覚えて、情報化社会で得をする方法

もしかしてヤフオクで情報を買ったことはありませんか?

実はあれ役に立たないものばっかりなので
買わないほうが得をしますよ

2008-06-15

週末の読書


春山さんのインプレッション・ストリーム

日本で暴動起きてるんですけど

good2ndで紹介されていましたが、釜パト活動日誌
> パトカーに乗せられた労働者は西成警察署の3階の個室に連れて行かれました。イスに座っていたら4人の刑事に変わるがわる顔を殴られ、紐で首を絞められ足蹴にされ、気が遠くなるとスプレーをかがされ、気がつくとまた暴行。挙句の果ては両足持たれて逆さ吊りにされました。1人の人を寄ってたかって暴行したのです。暴力飯場、しのぎ(路上強盗)もひどいけど、西成警察はそれよりもつとひどい。

> また、労働者は刑事から「生活保護打ち切ったろうか。『今後そのお好み焼き屋には近づかない』と始末書書いたら打ち切らん」と言われ、始末書を書かされています。

> 昨日、西成警察署前に多くの労働者が結集して「暴力警官は謝罪せよ」「署長は出てきて謝れ」と抗議しました。抗議行動は9時間行われ、負傷した労働者は救急車を呼んで病院へと向かいました。さらなる西成警察署の暴力弾圧に負けず、労働者の団結で最後まで闘いぬきましよう。

2008-06-13

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く

FXブロガー・EURO SELLERさんに聞く(2) ~トレンドラインを使わない理由~
> 長期トレードする人は、チャート上に上昇または下降を示す”斜め”のトレンドラインを引くと思うんです。ただ、こういう”斜め”のトレンドラインは引き方が一つに決まらず、人によっていくらでも違ったラインが引けるでしょ。
> だから、”真横”に引くサポートライン、レジスタンスラインを見て、中短期でトレードします。
> たとえば、高値を結んでレジスタンスラインを引く時は、自分のトレード期間によって、どこまでさかのぼって高値を見るか決めます。もしも、2ヵ月以内にトレードを完了しようと思っているならば、6ヵ月前の高値は見ません。過去2ヵ月の高値を見るんです。
> レジスタンスラインを上に抜けたら買う、サポートラインを下に抜けたら売るという、いわゆる「ブレイクアウト」の手法をとることが多いという。

> 実は斜めのトレンドラインは,上下の縮尺で急にもなだらかにも見えてしまうという人間の心理を惑わす側面を持っています。さらには,実際にはポジションを切るのには最後の投げ場を見つけるのにしか役立たないのです。

2008-06-12

ジム・ロジャーズ Bloomberg インタビュー ; 続き-2

【 ジム・ロジャーズ Bloomberg インタビュー ; 続き-2 】

Liu: それでは、ジム、話をFedと銀行、そしてそれらの色々について話を戻したいと思います。あなたは、いくつかの株について、空売り(ショート)されているとお話になりました。あなたは、Lehman Brothersをショートしていますか?

Rogers: 私はETFでショートしています。ベティ、投資銀行のETFです。つまり、彼らの全部(全体)についてショートしていることを意味します。私は、特定の投資銀行についてショートはしていません。第一に、私はあまりにも多くの友達がほとんど全ての場所(会社)にいます。私は、彼らの中の特定のところにショートしたくありません。

ですから、ETFでショートしているだけです。彼ら全体をショートしているのです。いくつかの企業はうまくいき、いくつかの企業は多分非常にまずいことになるでしょう。しかし、私の見方としては(投資銀行の)ETFは、もっと大きく下落することになると考えています。

Liu: 先週Lehman Brothersに対して起こったこと、それは、Citigroupと併せてLehmanをショートしたいといったあなたの気持ちに火をつけたりしないのですか?後、Fannieについてもショートしているとおっしゃいましたよね。

Rogers: 私は、既にFannie MaeとChitibankについてはショートしています。そして(ショートしてから)随分経っています。私は、ETF(の空売り)をそのままの様な形にしておくでしょう。一つの事柄について(この場合は、ある特定の投資銀行について)多くの時間を費やすことをしない、なまけものの私の様な人間にとっては、簡単だからです。ただし、CitibankとFannie Maeに関しては例外です。(コメント:冒頭にもいっている様に、ジムはFannie MaeとCitibankについては、以前から(ETFではなく、個別に)空売りをしていた様です。)

Liu: わかりました。先ほど既に少し話されたことですが、ジム、あなたは今、アジアに住んでいらっしゃいます。あなたは、ヨーロッパやアジアの銀行は、米国の銀行が行った様に、損失を計上しなければならなくなる、とおっしゃいましたよね。いつそれが起きるとお考えですか?、そして、どのくらいの額になるのでしょうか?

Rogers: ええ、アジアとヨーロッパの会計士達は何らかの理由から、銀行の企業と一緒になって、「これらの事柄が実際に悪くなるくなるかどうかは、なってみないと分からない。」と言っています。彼らは、損失を計上しています。誤解しないで下さい。彼らは、損失を計上してはいます。(コメント:計上の額、範囲、ペースが米国に比べると少なく、遅いことを指摘しているのだと思います。)

アメリカ人達、我々アメリカの銀行システムは、多少なりとももっと自発的です。前もってこれらの事について損失を先に計上し続けています。ヨーロッパとアジアの銀行はまだです。

状況が悪くなってくれば、彼らは、損失を計上しなければならなくなります。ですから、アジアとヨーロッパの銀行は、悪くなったら損失計上すると言うシナリオが続いています。

Liu: それでは、ジム。私は、手短にドルについての話をしたいと思います。今週の初めのバーナンキ氏のドルの下落についてのコメントについてどの様に思いますか? あなたは、バーナンキ氏のこのこと(ドル安)について、大変批判的な立場を通されていますよね。

Rogers: 本当に驚くべきことです。「ドルが下がったとしても、一般の人、殆どのアメリカ人には影響がない」と議会の宣誓で言ったのは、 この男です。ですから、私は、彼がそのことを言うのを見たとき、思わず椅子から落っこちそうになりました。

彼(その男)がマーケットのことを分かっていないことを我々は知っています。我々は、彼が為替(通貨)について分かっていないことを知っています。民間の経済学、単純な経済学すら彼が知らないことを 、今我々は知りました。それで、私は二三日前の彼を見て驚きました。

Liu: そうですか。

Rogers: (突然)「ドルが下がれば、我々全てに影響を及ぼします。それは、インフレーションと呼ばれるものです。ですから、誰かが彼に経済学を教えたはずです。彼は、(学校に戻って)もう一度経済の101を学ぶべき時が来ていると思います。

Liu: それでは、ジム。時間となってしまいました。あなたを番組にお迎えすることができ、大変光栄に思います。いつものことながら、またあなたとお迎えしたいと思っています。ジム・ロジャーズ氏でした。

*** トランスクリプト終了***
Source: Bloomberg,
Rogers Says Bull Market in Oil Has `Years to Go'(Transcript)
June 6th, 2008



'Fedには逆らうな/逆らわない'と言うのが、米国の投資業界の常識(掟)だと思うのですが、Fedに対して、辛辣なコメントを連発するロジャーズ氏、正直、そこまで言っちゃって大丈夫なのかと心配してしまいます。(余計なお世話)投資銀行に対してショートしている、と言う話も随分前からのこと(私のブログで最初にロジャーズ氏を取り上げた時にもその話をしています。)だと思いますが、特定の企業に対してでなくETFを使っていると言うのは初めて知りました。特定の企業にショートしていない理由として、自分はなまけものだから、知り合いがどこにもいるので、と言っています。実際のところどうなのかは、私には分かりませんが、(意外と)投資業界に友達も多いのでは、と思いました。(投資銀行に対しては、ちょっと遠慮している気がします。)

ジム・ロジャーズ氏は、素晴らしい実績を残しており、実力を周囲から認められているのだと思いますが、発言に対しての責任が常に問われる中で、ここまで踏み込んだ(いつものことなのでしょうが)発言ができるのは、本当にすごいと思います。

このインタビューが行われたのは、大幅な下落となった6月6日(金)の朝でした。原油価格と失業率の大幅な上昇が下落の主な原因でしたが、非常にタイムリーで興味深いインタビューでした。

私は、ジム・ロジャーズ氏の話をブログに書くのは今回で2度目なのですが、その時に話ていることと、今回のインタビューでの話とずれがほとんどないのが印象的でした。

未使用の資金貸出枠

MBIA再び&未使用の資金貸出枠
> ざっくりと数字を見て、平均L+30bpの貸し出しを$6 trillion 持っている雰囲気です。要するに、逆ザヤ貸し出しなわけで、企業に資金貸出枠を使用された瞬間に金融機関側は損失になってしまいます。
> 一言で言えば、クレジットバブル崩壊による損失です。クレジットバブル期に結んでしまった契約の損失が今頃出てきたのです。

えーと恐らく私の理解できたところでは、 金融危機が起こる前、クレジットバブル期にお金が余って貸出先に困って「今後借りるなら平均L+30bpで貸しますよ」という契約を結んだのが$6 trillionあって、今や銀行の調達金利が平均L+30bpを超えちゃっているので、契約どおりの金利で貸せと言われると逆ザヤになる、ってことでしょうか?

> 資金貸出枠が残っている間は、銀行の貸出拡大&銀行の収益力低下
> 資金貸出枠がなくなった後は、銀行の貸出急減速&企業の収益力低下と倒産の急増
景気が縮小する限りは、誰かが損を被らなければなりませんね…

サバイバルゲーム

生き残りゲームのプレイの原則
> 超長期(5年~10年以上)の上昇相場のをいくつかのフェイズに分類できる。分類方法も複数存在する。
私が使う分類のひとつに、①全員参加フェイズと、②脱落・生き残りフェイズ、という分類がある。

> 2003年~2007年秋 : 全員参加フェイズ
単純なゲーム、やさしいゲーム、勇気のある投資家の勝つゲーム、

> 2007年冬~ : 脱落・生き残りフェイズ
脱落ゲーム、生き残りゲーム、下がったものは打ち捨てられ、生き残っているものに全資金が群がる、ゆえに最後はバブルになる

> 脱落者はかなり安くなっても手を出してはいけないのだ。
> そういう銘柄は、相場全体の戻り局面でも戻らない。売り遅れた投資家が戻り売りを待っているし、新規の投資マネーはサラサラ投資する気が無いからだ。

> 個別企業ベースでも、セクターでも、国でも同じだと思う。

> アメリカが3月に安値近辺に来たら、リバウンドが始まると思っています。
> そのときに、3月安値よりも上で踏みとどまっている株が、次のフェイズの先導役だと思います。

私が
去年の3~10月もそんな感じでしたよね。デカップリングをテーマにBRICs、その中でも香港H株に最後は集まって、崩れて。
あれのもっと規模が大きい(期間も長く、上がり方も大きく、崩れ方も酷い)状態を想定すれば良いのでしょうか。
逆に規模が小さいパターンもありますよね。
数週~数ヶ月のスパンで、指数が峠を越えても特定のセクターだけ余韻が残るような。
とコメントを書いたら
> ご指摘のような、最後はコレにも売りが来たなぁ、、、という感じでコツンが来るのだと思います。
> まあ、待っているしかないですね
とのご返事を頂きました。
マット今井の「風を読む」:米ダウ下落 - livedoor Blog(ブログ)のコメント
> チャートは相場のそのものです。
> 早く流れに乗っからないと過熱感が出てきて皆が乗っかってきた頃はもう売り時なのです。
> 上昇相場を戦う基本は下がった所を買い新高値更新で利確です。これを繰り返すことが基本になります。

2008-06-11

中国金余り相場

ポールソン+バーナンキ=ドル安と資源エネルギー商品価格高騰の連鎖への戦い+中国金余り相場
> 本日出てきた、中国の貿易黒字予想以上の拡大を示した。

> 人民元の切り上げは、「日本が経験した円高不況=>内需株相場」が中国で再現される可能性を高める。
> 想定される中国の金余り相場で恩恵をこうむる企業群を考えるに、保険会社ではないかと思った。

> 今まで大金を運用した経験がない生保が突然の大量資金流入ラッシュで、有価証券投資をドンドン拡大する時代に突入するのだ。
> そして、そのときのPERは、07年10月に並ぶか超えるかというレベルになり、その後の株式市場は、つらい時代になるだろう。しかし、そこまでの時間は長そうだ。

邱永漢氏がずっと前から同じようなことを仰っていますね。
と書いたらご返事いただきました
> 私は、邱永漢氏さんほどには、長期投資家にはなれません。
> ▼20%以上の下落は、ちゃんと逃げるように努力すべきだと思っています。

> 逃げ、売り、普段から心がけないと、いざというときもできません。
> 車の急ブレーキと同じだと思います。

> 超短期は、アメリカ次第ですね。
> 短期は、雰囲気で動きますから。
> 現在の振り落とし相場で、単純リバウンドが終了して、次のフェイズから選別相場が本格化すると思っています。

消費者金融

アホな借金をしている人が増えているらしいので。