1997-04-25

仕かける候補が2つあって、迷ったときには2つとも仕掛ける?

・金曜日みたいに限月ごとにばらばらの動きをしたときは、変化日近しです。よく期近高し、期先低いなども特徴的な動きですが、バラバラにこの限月上がった、次の限月下がったとか。

Q:仕かける候補が2つあって、迷ったときには2つとも仕掛ける?

・ほぼ同じ条件で、それがワンセットと言う概念で仕掛けることはよくやる。収益計算もワンセット。
・仕掛けで迷っても、結構最後まで絞り込む根拠はある。それまでのボラティリティとか。よくさや取りの組み合わせは好みだといいますが、本当は最後の最後まで絞り込む根拠はあると思う。

Q:この間は3種類くらい仕掛けていましたね?

・いま8種類。あのときは7種類。組み合わせで見ると3種類と見ても良い。パズルみたいになりますが、すべて単純なパターンの組み合わせ。
・迷ったときは、リズムの一番短いものを重点的に仕掛ける。長めの周期のものは枚数を控えめにすべし。その方が全体のお金を実際に投資している期間も比率も最小限に抑えられる。ストレスもミニマムになる。これはすごく大事な話。
・さや取りのリズムで一番難しいのは投資比率。

・だから最初に1枚というのは、リズム取りでは忘れて、第一弾を多めにする。さらに「のせ」も覚えると効果的。
・相場は本当は「順バリ」です。逆バリは仕込みでは大切ですが、流れに乗る方がもっと大事。だから流れを順バリ、仕込みを逆バリが一番儲かる。
・ルール的には分割は2分割にして、1分割目を1-1よりもリズム取りの場合はあつくする。更にのせのパターンをマスターする。これだけで今までと同じ勝率(正確には少し悪くなる)で、プラス幅が確実に伸びます。

Q:これはいけるパターンだというところで、玉を多めに建てるわけですね?

・yes。あとはのほほんと泳ぐ。これは実はその後本仕掛けになるかもしれないという伏線でもある。鵜飼いが、つないでいるヒモだけで状況を把握して、必要なときに必要なだけ操作するのが理想です。
・大豆で逆さやのときに、嫁姑相場を考えて、期近に売りを建てるポジションは少なめというのも基本です。
・いまは期近にかけて需給関係の影響がサヤの開閉のリズムに影響することを言っています。同限月なら、ほぼ同条件になるという考えになります。
・例えば逆ざやが定着している状態なでは、T8ーK12で期近のT8が納会にかけてK12より買い有利になり、T8買いK12売りをリズム取りで仕掛けてはまっていても、最後に利益になっているという感じ。
・逆にT12ーK6なら、逆ざや定着の今、期近に売りがあってそれも納会に近い、くなるとサヤの開閉のリズム以上に需給関係が影響してきて、広がったまま縮小しないことがあるわけです。
・逆に同じ限月同士でいつまでも広がることがあるのかなとか、いつまでも縮小していることがあるのかなとか、K12って高いな、いやK12があっているので他が全部間違っている可能性があるなとか、頭の中の選択回路で絞り込んでいく。
・だからK12-T12の縮小を取るのでもするかとか、リズムでの仕掛けのポイントがワカランそ、まあ12月までにとれればいいか、くらいではじまるわけです。これがリズム取りより長い周期のさや取りです。
・後藤は前は全部リズム取りで、練習には最適です。リズム取りで200回売買すれば、もう最低限のレベルにはなっています。

・損切りの場合は、放置しておいたら明日運良く大儲けになるかもしれないても実行します。だいたい思惑の逆を行っているポジションが、未来において良い方向に行くわけはないです。

Q:相場師の養成学校というのは世界でどこにもないのでしょうか?

・低位株専門のFAIが日本で唯一? だいたい相場師が他人を啓蒙して儲けさせる義理など何一つないです。
・ただ、相場師の連中は、自分の生きた証みたいなものを残したいんじゃないか。相場の技法を伝えたいという気持ちが根底にはあると思う。
・なんでこんな大事なことを簡単に教えてくれるんだろうという疑問に対する、後藤なりの答えではあります。
・やれるものならやってみろ、という意味もあるかも知れません。

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