2006-05-08

テレビ東京「給与明細」

▼番組内容紹介

取材時期は2006年4月末日か5月上旬です。2006年1月16日にライブドア事件が起こり新興市場の株価下落は始まっていました。しかし、この時点では日経平均株価は未だに堅調であり、2005年から巻き起こった株ブームはまだ終わっていませんでした。

はたして、B・N・F氏は2006年4月の一ケ月間でいくら稼いだのか? 給与明細の代わりにB・N・F氏の月間収支が公開されています。

またこの番組は、B・N・F氏のインタビュー番組としては過去最長のものとなっています。B・N・F氏の人柄について興味がある方は必見の番組です。グラビアアイドルの浦えりかさんが、B・N・F氏にインタビューを行っています。

▼BNFさんの長時間インタビュー (BNFさん発言録)

浦えりか:部屋とかのインテリアで考えてることってあるんですか?

B・N・F氏:いや、特に考えてないですけど、適当に置いてるだけですから。

浦えりか:まず、ジェイコムさんの騒動で20億円を得た経緯の話を教えてもらいたいんですけれども。

B・N・F氏:まあ、新規上場の株価をこうやって見てるんですけど、初値がだいたい100万くらいいくと思ってた株が57万2000円でいっぱい売りがあったんで、安いと思って買ったんですよね。7100株買ったんですよ。

浦えりか:7100株。で、お金の方はいくらぐらい?

B・N・F氏:40億くらいです。

浦えりか:40億!? え、40億はその時点で持ってたってことですよね?

B・N・F氏:あのときもう80億あったんで。まあ、そうですね、自分的には普通の取引だったんで。

浦えりか:親御さんにはすぐ報せたんですか、両親には20億儲かったってことは?

B・N・F氏:別に特に言わなかったですけど。

浦えりか:え、それは普通に取引で、あー儲かったっていうぐらい?

B・N・F氏:そうですねえ。

浦えりか:いつもは言ったりはしないんですか? そういう株の話とかを両親に。

B・N・F氏:いや、まあ普通にしますけど、ジェイコムに関しては別に言わなくても(マスコミが来て)わかる状態だったんで。

浦えりか:で、今は何億くらいになってるんですか? 資本は。

B・N・F氏:130億円くらいです。

浦えりか:え、なんか自分の中で自分が130億持ってるっていうのは、やっぱ実感としては普通にあるんですよね?

B・N・F氏:けっこう、なんて言うのかなあ、実感が出ないように結構、大きい現金は見ないようにしてるんです。

浦えりか:まずなんで始めようと思ったんですか? その株っていうのを。

B・N・F氏:まあ、結構テレビ番組を見て興味持ったのと、あとあれですね、ネット証券が始まるのとか手数料自由化が始まるのとか、そういうのが重なったし。

浦えりか:最初、その資本金はいくらぐらいだったんですか?

B・N・F氏:まあ160万とか、その辺ですよね。

浦えりか:え、そのお金はなにで?

B・N・F氏:そうだから昔からまあ貯めてたお金とか、バイトで貯めたお金とか、そういうのを足したお金ですね。ほんと日経平均が急騰したんですよね。1万2000円くらいから1万6000円台まで急騰して大型株が結構上がったんで(資産が増えた)

記者:株取引を続けて何を目指しているのか?

B・N・F氏:ただの株オタクなんで、そういう風になっちゃったんですよね。うーん、だから他に趣味とかある人は1億いって充分っつって、他の仕事したりとかやる人もいると思うんですけど、自分は別に他に趣味もないしやることもないんでって感じでしたけど。

記者:特別な錬金術は?

B・N・F氏:日経平均全体的な上げと連動してそのおかげで儲かっただけで、まあだから自分がうまいから儲かったとかじゃなくて、時代のおかげで儲かったんですよね。

~~~場面転換、トレーディング部屋にて、午前8時50分、取引開始10分前~~~

B・N・F氏:この時間は集中してるんで、うーんそうですね、色々見ないといけないところが多いんで。うーん、そういうところ(気配値などを)重点的に見てますけど。

男性記者:どうですか、状況としては?

B・N・F氏:うーんまあ、日経平均が弱いですね。うーん、TOPIXも弱いんで今日は。

~~~画面転換、飲み屋で~~~

浦えりか:今、彼女とかはいるんですか?

B・N・F氏:いないです。

浦えりか:え、今までいたこととかは?

B・N・F氏:それはノーコメントで。

浦えりか:え、じゃあ彼女とかいなかったら、今お金とかいっぱいあるわけじゃないですか、そういうのがあるからキャバクラに行こうとか、そういうのは? 行ったこととかありますか?

B・N・F氏:いや、行ったこともないし、行こうとも思わないですね。自分はほんと株で儲かったお金は精神的にかなりリスクと毎回背中合わせで、すごい精神的に大変な思いしてやっと稼いでるって感じなんで、あんまりそういう大きいお金がかかるものは興味ないんですよね。

浦えりか:異性に対して興味っていうのは?

B・N・F氏:そうですね、普通ですけど。

浦えりか:え、じゃあ、もちろん女の子とかがいて好きな子とかがいたら付き合いたいと思うっていうのは普通にありますよね?

B・N・F氏:はい。

浦えりか:私ありですか?

B・N・F氏:はい、充分。

~~~画面転換、トレードルームにて~~~

記者:今日の取引額というと、どのぐらいになるんですか、トータルで?

B・N・F氏:少ないですね。70億から80億くらいです。

男性記者:結果的に今日いくら(の利益がでましたか?)

B・N・F氏:1億2000万くらい(のマイナス)ですかね。

男性記者:それはB・N・Fさんにとってかなり痛い額ですか、それともここで止まってよかったとか?

B・N・F氏:まあ納得いかないところですけど、その辺は自分の下手なとこなんで。甘いところなんで。

浦えりか:(B・N・Fさんの月間収支表を見て)、えっとこれ合計で、え!? 一、十、百、千、万、十万、百万、千万・・・11億9900?? (2006年4月の収益は11億9956万7503円)・・・一ケ月ですよね?

B・N・F氏:はい。

浦えりか:すごいですね!!

記者:株取引は他の人にすすめられますか?

B・N・F氏:株っていうのは絶対に儲かるわけじゃないんで、リスクは絶対にあるんで、儲かってるときは仕事とか言えるんですけど、まあ人生的には狂う部分もあるんで、うーん、自分はすすめないですけど、やりたい人は別にとめるあれもないし。うーん。

インタビューの中で触れられている、B・N・F氏が株に興味を持ったテレビ番組というのは、NHKスペシャルのマネー革命のことでしょうね。B・N・Fさんが感銘を受けたという投機家ビクターニーダーホッファーが出演した。

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