1997-02-01

後藤語録

Q:いまポジションゼロで、パターン4を仕掛け、様子を見ながらパターン3で行こうという虫のいい考えなのですが?

・単にパターン4をねらうのならそれでOK。ただ比率的には、パターンその3の3分の1以下をお勧めします。つまり利回りアップより、流れに乗るのが第一目的。
・パターンその3は大好き。パターンその1と同じくらいにすき。ボラティリティが高くなる、天井の時期になると特に好きでやる。

Q:パターン2と4がなかなか理解できません。原則は期近買い期先売り?

・それが原則?? 売るのが基本の3番限なら、6番限のさやが-310円として、トラッキングエラーの可能性を計算して、手数料を抜くといったいどれくらいかな、と最初に大まかに考える。
・買いは元々その限月に居座らせて、それとは別にさや取りを仕掛けて、よく考えたら同限月に売りと買いがある場合は問題がない。
・成功率はパターンその1が一番高いとして、実は儲けとしてはパターンその1(b)で、次にパターンその3であり、出現確率ではパターンその3の方が断然多い。
・底値にきたという判断ができれば、さや取りよりもしっかりした買い偏重のポジションを取ればいい。(底の判断はなんでするんですか?)
・さや取りやつなぎをする人で、これはつながずにしっかり玉を寝かすか、ダメならすぐバンザイして逃げるべきだよと言うのがある。
・言いたいのは反対玉を建てて、自ら儲けを減らして、リスクはそんなに減らないというパターンが怖いと言うことです。はたからみて、上手だねと言ってもらえるためにやっているようなのがいる。
・まあパニックは常に投資チャンスになるのは確かです。株なんか久しぶりにボラティリティが高く推移しているのでおもしろいと思います。
・毎日の小刻みな動きは気にする必要がないです。特にさや取りポジションの場合は。
・ストップ高安の日はさや取り屋にとっては結構意味があって、今後に役立ちます。(利益的には当然ゼロですが)

Q:大豆のさや取りは、閉じるより開く方が安全だと思うのですが?

・リスクとしてはどちらも同じ。あえていうなら、開きから閉じをとる方がリスクが少なく大きくとれるほうが多い。これは長くやっていないと解らない。
・ただ異銘柄の場合同銘柄に比べてさやがいびつ。
・基本的に2段に開いて2段に閉じる法則があって、小豆の場合もこれに当てはまるはずなのですが、閉じの場合にはまず解らない(大引けごとでは)。
・今のことは忘れてもらっていい。段階によってはピンとこないことの一つ。さや棒グラフを付けているうちにすっと耳に入った知識が良い。
・過去のグラフを付けることには何かしらの意味があります。
・大豆の場合は東京を当然メインに考えて、これを基準に関西大豆を絡ませる。中部は考えなくて良い。
・儲けても損をしても、ひと相場あった後はプロは休みを入れることが多い。機械的(システム)売買実行者でも、休みを入れた方が良い場合も結構多い。

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