1997-01-12

後藤語録

・昨年は小豆のさや取りでは記録的につまらない年でした。
・逆ざや(それも玉締め状態の時)は、いろいろな意味でのだましが多い。
・たとえば現在の小豆で陰転しても、先3本はほぼ同ザヤで当限にかけて高い、スクイズのような逆ざやは、買いに分があります。
・先2本で見る中源線が陰転したとき、相矛盾していてどちらかがだましになるのですが、この場合中源線がだましになることが多い。
・ですから、12/19に陰転していても、期近買いのポジションに対して、期先を売りつなぐポジションが理想なのです。
・これは当限が納会、もしくは暴落して逆ざや解消になるまで通用する理屈です。
・あがる場合は当限を中心に期近があがりますが、下がる場合は天井は先物から付けるで、期先が下がります。
・ですから期近買いの期先売りのポジションは、このような場合は結構有効なのです。
・先の方だけ崩しておいて、売り方を引き込んでずるずる引っ張って、納会にかけて損切りの買い戻しをさせてかもるのは、仕手がよくやる手です。ゆでがえるといっている。

Q:ポジションを解消してつなぎ直したほうがよい?

・手数料が余分にかかりますので、手数料以上に有利なことがはっきりしているとき以外は、不利に働くことが多い。損切りの買い戻し自体が、相場を上げる要因となって、自分で自分の首をしめる状態になります。
・その場合は期近に買いつなぐか、バンザイして早い損切りが正解でしょう。

Q:嫁姑相場は、小豆ではどれくらい続く?

・春の天井はそんなに長くないことが多いです。
・基本的には穀物は年を越えてというのは少ない。昔、売りの近藤紡が2年近く玉締めをして嫁姑現象を演出したことがありますが、みごとなものです。先物が崩れそうになるので売るときっちりカモられて、市場そのものが疲弊してボラティリティが低くなります。
・元々春の天井は1月~2月に付けやすいというのは小豆の確率の中で一番%が高い法則です。
・買い占めと違って玉締め(スクイズ)は、成功しやすいので、お金のない(もしくはうまい)仕手はよくやりますが、これは市場の不人気化につながる。

Q:コーンはパワーがありますね?

・コーンは輸入品で、円安になると高くなる傾向があるので、パワーがプラスされますね。ただコーンみたいなインチキ商品ほど、当限の急落は多い。日経225もそうですが、マネーゲームと割り切って参加する者もおおいですから。儲かるものが第一です。今年はコーンと大豆のさや取りもOKと思っています。

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