2006-04-01

月刊 CIRCUS

  • 実は僕の元手、子供の頃から貯めてたお年玉と、大学時代にバイトで稼いだものなんです。
  • 2000 年に、当時まだ盛んじゃなかったネットトレードに興味を持ったんです。
    次第にバイトより簡単に儲かることに気付き、就職も考えなくなった。
  • これ(8 時 20 分に出始める気配値)を見ながら日経平均の動きをイメージすることが大事なんです。
    寝坊しないために目覚ましを 3 つ、5 分おきにセットしてます。
    でも、夜中に米国市場が気になって、朝方に寝ても、この時間には勝手に目覚めてしまいますが……。
    米国市場が下げていると、それだけで数億は損します。
    そんな日は朝から気が滅入っちゃうので、最近はあまり見ないようにしてます(笑)。
  • (場が立っている時間は、トイレに行くヒマすらないのは)1 分の値動きで数千万円損することが実際にありますからね。
    後場が終わると精神的に疲れ、しばらくはグッタリしてます。
  • (2002 年後半は)親に就職を勧められ、資産も伸びず精神的に厳しかった。
  • (2004 年は)大型株の動きがあまり良くなくなってきたので、仕手っぽい株や、フィデック、タカラバイオなどの IPO 銘柄など個別に盛り上がっている株を中心に売買しました。
  • たまに、その銘柄を買っている人がパニックに陥るような暴落が起きることがある。
    01 年末の宇部興産、02 年半ばの大手銀行株などです。
    ところが、この暴落時が絶好の買い場なんですよ……。
  • 株価がジリジリと下がる状況を受け、ある人が損失に耐えられなくなり、株を売りますよね。
    すると株価はさらに下がり、これを受けて別の人も損失に耐えられなくなって株を売る、すると別の人も恐怖に駆られ……。
  • 最後には、売ろうと思っていた人がほぼ売り尽くしてしまい、これ以上は売る人がいなくなる。
    そして”この安値なら買いだ”と判断した人が殺到し、一時的に暴騰するんです。
    これを”リバウンド”と言います。
  • これ(乖離率)が 28 ~ 68 %(市場やセクター、地合いにより異なる)を超えると異常な高値、安値を付けているといるとある程度判断できます。
    僕は有料のチャートソフトを使っていました。
    でも逆張りは非常に難しいので、あまりおすすめできません。
  • 株価は不思議なもので、会社の価値は何も変わってないのに、その日のニューヨーク市場や先物の動向など、相場全体の雰囲気で上下するんですよね。
  • 仮に鉄鋼株を例にとると……たとえば相場の雰囲気がいい日などは、住友金属、新日本製鐵、神戸製鋼所、JFE ホールディングスなど、その分野の主力株が軒並み騰げるんです。
  • 連れ高にはパターンがあるんです。
    たとえば鉄鋼なら、前兆として上の 4 社のどれかが、日経平均とともに騰げ始める。
    しかしこの前兆段階だと、他の 3 社のどれかが、まだ騰がってなかったりするんです。
    そんなときすぐ買いを入れるんですよ。
  • それ(連れ高が予測される瞬間を具体的にどう見極めるのか)ばかりは様々な企業の値動きを 1 日中見て”体得する”ほかないですね。
  • 毎日これ(登録銘柄リスト)を見続けると”一気に下がっていたハイテクが値を戻し始め、すると日経平均が上がり、相場が強くなってきたのを受け、鉄鋼も騰げ始める”というイメージが湧くんです。
  • 儲かったのは僕の実力じゃなくて、単に時代のおかげ。
    すべては相場環境しだいなんですよ。
  • (IPO 銘柄は)インターネットの情報サイトで、どんな会社か、予想価格はどれくらいかを調べているだけですよ。
    複数のサイトの予想株価と相場の雰囲気を総合すれば、今後の展開はだいたい読める。
  • (先物相場は)非常に利用価値が高い。
    どちらかといえば、先物が動いた瞬間、どれだけ早く反応できるかの勝負ですよね。
    (注文を出す場面になると)考えるより先に手が動く。
    それほど反射的なんです。

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