2008-02-13

バフェットによるモノラインへの再保険提案

EURO SELLERさんのコメント
> バフェットは,CDOやABSの毀損で,その他の地方債などの再保証が履行されなかったときの米国経済のダメージおよび長い目で見た自分の会社の利益喪失のことも考えていることです。つまり,再保証による目先の利回りもきっちり確保しているだけではなく,彼の今回の投資は,あたかも米国の金融システムそのものを買ったも同然で,彼のポリシーからすればそれを売ることはないという誰からも感謝される愛国宣言をしたに等しいのです。こういうところが,これからドル資産は全部売るぞと宣言している某投資家とは1枚も2枚も上を行っています。

踏み上げ太郎さんのコメント
> つまりバフェットは本来、再保険をかける必要すら無いものに再保険を提供すると言っているわけで、これは今、自己資本比率を下げないように綱渡りを強いられているモノラインの連中の足許を見た、オポチュニスティック(だめもと)でプレデタリー(強奪的)な提案だと思うのです。

羊の皮をかぶった狼のイラストは秀逸

堀古さんは10月末からこの問題を指摘していました。
> 他の金融機関ならまだしも、このような会社が資本不足に陥ったらどうなるかというのは、実は市場ではあまり知られていません。恐らく債券市場はパニックに陥るでしょう。債券市場がパニックに陥って、最後のリスクの担い手である株式市場が無事である筈はありません。市場が「幽霊」の正体を把握するのに時間がかかれば最悪の場合、8月のような株価急落という事もあるかもしれません。問題は現在、市場がそのような事が起こる可能性、そしてそのショックの規模を殆ど想定していないと見られる事です。
> 現時点でそのような状況が実際に訪れるかどうかは分かりません。少なくとも今、あちこちでそのようなショックを極力避けようとする努力がなされています。しかし実際に避けられるかどうかというのは別問題です。当面我々にできるのは、少なくとも国債以外の債券には手を出さない事、一部金融関連株に近付かない事、そして爆弾に火が付き始めたら市場の動きに逆らわない事だと考えています。

爆弾に火が付き始めたのはいつだったのでしょうね。1月18日?

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