2004-11-17

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>>380
教えたと言っても単に乖離率について大まかに話しただけですからねぇ
leyさんがかえって混乱されたのならほんと心苦しいばかりです。
乖離率は単に数字だけを見て、どの銘柄も横一列に並べてはだめなんです。
まず、セクターによっての乖離率の特徴。
このセクターの銘柄群は移動平均線に比べて乖離しやすいから
買うべき乖離率の目安も厳しめに設定しなければいけないとか、
このセクターの銘柄群はいつもあまり乖離しないから
それほど乖離率が厳しくなくても買いを狙えるとかですね。
しかし、これはかなり大雑把な区分けでここから更に同じセクターでも
乖離しやすい銘柄群、乖離しにくい銘柄群の判断をしていくことが重要ですね。

01年を例にとって説明すると乖離しやすかったセクターは
電気、精密、小売、卸売、銀行、証券、通信、サービス、あとはセクターではないのですが低位株全般、
店頭の銘柄、今と違って銘柄数は多くなかったですがマザーズの銘柄。このあたりでしょうか。
例えば小売セクターではバブル崩壊以降に上場して99年に急騰した100株単位の銘柄群の乖離率がきつかったです。
私は22%~28%以上乖離した段階から買い候補に入れていきました。
小売セクターが売られている時はこれ等の銘柄群の乖離がきつかったです。
サービスセクターでも同じような銘柄群の乖離がきつかったです。
こっちは22%~30%以上の乖離率から買い候補に入れていきました。
銀行セクターは20%~30%以上。店頭銘柄のIT関連以外でバブル崩壊以降に上場した銘柄群は22%~32%以上の乖離。
店頭のIT関連は25%~45%以上の乖離。マザーズの銘柄群は28%~60%以上の乖離。
これはこれだけ乖離してやっと買い候補に入れるというだけで
アメリカなどの下げで更にここから売られてやっと買うというスタンスでした。
同じような銘柄群でも率に開きがあるのは流動性など個別に判断していかなければいけないからです。

これは99年、00年に急騰した株が多くあり、更に01年の厳しい下げ相場が前提の設定で、
強い相場ではなんの意味もないですし、またいつかきつい下げ相場が来るとしても次に乖離のきつい下げをするのは
上に上げたセクターや銘柄群とも限りませんしその時の乖離率の設定もまた変わると思います。
01年だけ見ても地合のいい時もあったので素直に順張りもしましたし乖離を甘めに判断して買うべき地合もありました。
乖離率の判断は常に流動的でした。

私が01年の下げ相場で一番きつい下げだと感じたのは01年12月の低位株の下げですね。
それなりに流動性もあり歴史もある銘柄群なので普通なら25%も乖離すれば喜んで買う感じでしたが、
低位株の1円に対する率の重さ並びに次から次へと30%以上乖離する株が
出てくる現状を目の当たりにして、これはすごいことになると思い普通なら買う水準をスルーしまくり
きつい乖離をしている株が大量に出た所で35%~65%以上乖離した株を買い捲りました。
この時は指数的には地味な動きだったんであまり話題になりませんが、
25%以上乖離した株があれだけあったことは乖離率を見るようになってからは記憶にないです。
リバウンドも一泊二日か二泊三日で1,5倍すごいのは2倍近く上がるのもありました。
この時に25%の乖離で喜んで買っていたら大損していたかもしれません。

結局はその時の地合の見極めが大事なので単に乖離率だけを見て逆張りでの買いを狙うのはお勧めできません。
ある程度の強い相場なら素直に強い株を探している方がよっぽど楽だと思います。
厳しい下げ相場がきたら、
 こういうやり方もあるんだな。まあ、俺は下げ相場になったらなにもしないけどね。
程度に思っていればいいと思いまよ。ほんとに。
中途半端に乖離率の事を書いてかえって混乱されたのならすいませんでした。


株の世界はみんながみんな短期筋ではないわけです。
株の手法は人それぞれの性格によって合う合わないがあると思います。
例えば長期のスタンスの人が私の書き込みを見ても手法を変えるとは思えませんし、
リーマンの方が私のような手法で株の売買をするのは難しいと思います。

そもそも今儲かってる手法がそんなにいい手法かどうかは私にはまだ分からないです。
株式分割発表するだけで時価総額無視して上がりまくったりするような地合だからこそ通用するだけで
下げ相場で今の手法をやったら儲かっても少しでリスクの方が高いかもしれません。
そもそも今の地合はどんな手法の人でも儲かってる人が多いような気がします。

昔、マネー革命という番組を見たときにコンピュータの中に仮想市場を作って
様々なスタンス、性格(短期筋か?中期派か?長期筋か?短期も長期もするか?
強気いってん張りか?慎重派か?などだと思います)の投資家を作っていましたが
確か10人以上のスタンス、性格の投資家がいたと思います。
それらの人々は市場が普通の状態の時は売りに回る人、買いに回る人様々なんですが、
市場が上か下かに大きく振れた時売買がどの投資家も一斉に買いに回ったり売りに回ったりしていました。
要は短期のスイング中心の投資家その中でも強気いってん張りなんて投資家は十数人の中の一人の投資家に過ぎないと思いますし、
相場環境が変われば長期のスタンスの人,短期のスタンスの人どちらの人も
提灯を付ける方に回る可能性がありますしどちらのスタンスが正しいともいえないと思います。
短期の強気の順張り手法はこんな強い相場だからこそ儲かる手法なだけで
今の地合ならどの手法の人も儲けてるでしょうからそれほど特別優れてる手法かは分からないです。

ただアメリカ株の動きを見てると
私などより遥かに優れたヘッジファンドの人や、私より遥かに株の経験が長くて
うまい個人投資家がたくさんいて相場に関しての本がたくさん出ているような
国の株式市場を見てて思うのは、なんか日本株と大して動き変わらなくないか?
ってことですね。そのことから思うのは私がここで少し手法を書いても
別に相場の動きは変わらないと思いますし、自分の性格に合ってない投資方法を無理やり
実行したらその人が損するだけだと思います。これだけ昔からアメリカでも日本でも
株だけに限らず相場の動きは研究され続けていますが昔から暴騰、暴落を
繰り返しているのが相場の世界の現実だと思います。そんなに影響あると思えませんが
手法とか余計なこと書き込むなって事なんで書き込まないです。すいません。

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