2008-08-21

有罪判決率

【10秒で読む日経】2008/8/21
> 2006年の日本の一審判決は7.5万件だが、そのうち無罪は92件無罪率は0.12%と、無罪判決が出ることが難しいから。
> 裁判官が無罪判決を出して、上告審で有罪に覆されれば、その裁判官の昇進は望めなくなるため、無罪判決は裁判官にとって高リスク。
> しかも、裁判官は人員が少なく数多くの未決裁判を持っていて、早期結審が有能として評価される。
> すると、交流の深い検事の調書どうりに事実認定すれば、調書をコピーして判決文が書けるので手間が省けて評価が高くなる。
> 現行刑事訴訟法では証拠認定は裁判官が自由に決めれるし、証拠採用の根拠も判決文に書かなくても良い決まりだし、第一、検察の調書は無条件で証拠能力が認められる。
> 逆に無罪判決を書くには、上告審の裁判官にひっくり返されないための論拠のしっかりした判決文を1から考えて書かなければいけない。
> 大方の裁判官にとっては苦痛であり、ハイリスクローリターンなのだ。

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