2008-05-13

相場の流れの中での判断

相場の流れの中での判断の本文とコメント

> 銘柄選択に関して
> 『良い会社を長期間持っていれば、、、』という単純すぎる長期投資主義者には賛同しません。そんなに相場は甘くはないし、投資はそんなに単純ではないと理解しています。
07年の5月以降、日本株は相当下がりました。そんな時でも、5年~10年を考えて、良い会社を持ち続けるのがベストです、、と主張する『いわゆる長期投資家』がいます。私は、『彼らは、お客様の財産を減らしても全く意に介さない人々だ』と位置づけています。

> 株、債券、原油、金属、農作物、砂糖、不動産、絵画、自動車、、、、これら全てをパッシブ的に組み込むなんて不可能です。そんな資金は誰も持っていない。
> また、先進国の株だけをパッシブで持つなど、私には????です。
> もっと良い配分は、いくらでもころがっているのに、何故チャレンジしないのか不思議に思います。配分を考えない投資ほど危険なものはないと言うのが、私の基本スタンスです。

5月14日、コメントを書いて返事を頂きました。
投資に興味を持って以来の疑問なので、他の方のご質問とも重なりますが、
何故
「銘柄選択」はアクティブにやるのに「株式/現金比率選択」をアクティブに行うファンド
は非常に少ないのでしょうか。
マネージャの逃げ姿勢以前に、目論見書にもそう書かれています。

指数に負けるのが怖いから?とも思いましたが、銘柄選択でも組み込んでいない銘柄が上がって負けるリスクはありますし。
「銘柄選択は複数の判断をするので一つ間違えても他が正しければ指数に勝てるが、株式比率を上げるか下げるかは一つだけの判断だから、間違えると即指数に負ける」からなのでしょうか?
それとも、あるファンドが株式比率を下げると「下がるなら売ろう」と思われて他のファンドも含めてファンド全体の解約が増えることを恐れているのでしょうか?

「一番大事な部分だから自分で判断しろ!」ってことでしょうかね(笑)

に対して

> ①やった事がない
> ②能力、実績がない
> ③最初から、常時満杯近く組み入れますと宣言している

> 私が関与した海外の年金基金では、50%までキャッシュ・ポジションが許されるというファンドがありました。新鮮な驚きでした。
> それ以降、フル・インベストメントの呪縛から逃れました。

初心者Kさんの御質問に関して、
「相場とは、全人格をかけた勝負」だと思っていらっしゃるwha_man3さんからは叱られそうですが、
全人格をかけられない場合、例えば家族の入院で長期間つきっきり、とか、仕事の忙しい時と余裕のある時の波が激しい、ならば、
そんな相場と関係ない理由で「相場に注意を払えない」から撤退したり再参加したりするよりは、パッシブ運用する方が良いかなとも思えます。

初心者Kさんがご覧になられた「最も合理的」の定義にも依るのですが、
「相場は効率的だから全人格をかけても偶然以上の確率で指数に勝てない、だからETFが合理的」
という意味ならば私は疑問に思っています。ですが
「ETFの長期保有ならば費やす時間はほぼゼロ。それで平均並みの成績が得られるのだから合理的」
という意味ならば同感です。人生には他にも時間を使いたいことは山ほどあるのですから。

に対して

> いえ、全く同感です。
> いろんなやり方が許されるのです。
> なにも頑張るだけが投資ではありません。

> ただ、頑張るなら、ちゃんとやる必要があるだけです

とのご返事を頂きました。

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