2000-03-14

思ったことをつれづれに・・・

なぜ世の中にこんなに追証に苦しむ人が多いのだろうと考えたのですが、
個人の投資家には、評価損が膨らむのを嫌う人と、確定損が膨らむのを嫌う人の
2種類の性格というか心理の違いがあるのではないかと。

前者の人にありがちな投資行動のパターンとして、順張り(上がれば強気になって買う、
下がったら弱気になって売る)を好み、評価損が出た株はあっさりと損切って
あきらめてしまう。場合によってはドテンして、有利な側につきたがる。要するに
自分の判断に自信が無い。たっぷり利の乗った玉をたくさん抱えていると安心する。
どちらかといえばリスクに敏感で小心、流れに逆らおうとしない大勢順応型。
好きな格言:『相場は相場に聞け』

逆に後者の人は、逆張り(下がっているところで買いたくなり、上がっている株は
売ってみたくなる)を好み、ナンピンに抵抗感や不安感がない。どちらかといえば
負けず嫌いで、自信があり、しっかりした信念を持っている(ガンコとも言う)。
大底で買うこと、天井で売ることにこだわり、成功すると大喜びする。うまく
行ったときの利食いは早いが、早過ぎて一番おいしいところを取り損ねることも多い。
好きな格言:『人の行く裏に道あり花の山』

私は典型的な前者のタイプなので、なかなか気がつかなかったのですが、どうも
世の中には後者のタイプの投資家が圧倒的に多いらしい。で、観察してみると、
後者のタイプの人は勝率が高く、しかも勝ち方も鮮やかな相場巧者なのですが、
意外な大損をすることもしばしばあるようです。
人の性格はなかなか変えることができないものですが、その長所をうまく利用し、
短所からくる失敗を避けられればベストなんですけどね。難しいものです (^_^;

素人の主婦さま:
昨日のチャンスをうまく捕らえて整理を進められたとのこと、
清春先生もおっしゃっておられましたが、とても素人とは思えない鮮やかな
手腕ですね。きっと大丈夫、それだけの実力がおありなら、すぐにプラス勘定に
持っていけると思いますよ。どうかあせらず頑張ってくださいまし。

今日の相場、地合は決してよくないと思うのですが、とりあえず昨日連鎖反応で
下げすぎた株は反発しているようですね。全体相場が落ち着けば、戻り売り派と
押し目買い派の対決があちこちで見られそうです。

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