2009-04-05

日本のメディアに共通する特徴

日清戦争─「国民」の誕生 - 池田信夫 blog
日本がなぜ勝ち目のない対米戦争に突っ込んでいったのか、というのは近代史の最大の疑問だが、最近の研究ではメディアの役割を重視するものが多い。二・二六事件のような軍事クーデタについても、当時の新聞は圧倒的に青年将校に同情的だった。対米戦争についても、軍の中枢では慎重論もあったのに、新聞は一致して主戦論だった。あの「空気」を読むと、対米開戦に反対することはむずかしかっただろう。

今も昔も日本のメディアに共通する特徴は、多様性の欠如である。かつて新聞が軍を絶対に批判しなかったように、今はテレビも新聞も総務省の電波政策は絶対に批判しない。それを批判する(私のような)者はブラックリストに載せられ、大手メディアには執筆も出演もできない。このような言論統制が破局的な結果をもたらすことは過去の歴史で明らかだが、その教訓も学ぶことのできないNHKが近代史を説教するのはおこがましいというしかない。

2 件のコメント:

  1. 日本のマスコミははっきり言って
    カスですね。
    自分のことは棚に上げて何言ってんだか。
    自分らの資産も公表してみたらいかがです~。

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  2. コメントありがとうございます。
    私はネットがあるので新聞は買っていませんし、
    テレビもうるさくて腹がたつことが多いので(天気予報を除く)見ていません。
    国民皆が見るのを止めたら、マスコミも淘汰されて日本も良くなると思います。

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