2008-03-24

TSMC

台湾セミコンダクター(TSM)では1番手TSMCと2番手以降の差の大きさが話題になっていますが、ではその一番手株と、2番手以降も含むETFでは今後どちらが有利でしょう。

ちなみに木曜日のAfterHoursでEWTは17まで騰がっています。
今日の台湾指数は寄天でしたが約4%上昇。それからするとEWTは上がりすぎです。(木曜日取引時間中に6.9%、After hoursで5.9%)

小幡さんが面白いことを仰ってます。
> バブルが崩壊するときは、一般的には、頂点から一気に暴落するのでなく、一旦落ちて、もみ合って、また復活するかも、という淡い期待を持たせてから、本格的に暴落するのである。
> 逆に言うと、どんなバブル崩壊でも、必ず、一度、逃げ場は存在するのである。

誰々が何々と言っているから…を投資の判断にするべきではないと思うのですが、堀古さん、春山さんに続いて今度は紺ガエルさんも 相場は底打ち?の中で
Fed Fund金利からコアCPIを引いた、実質金利では、既にマイナス金利に。
Term Securities Lending Facility(TSLF、証券貸しファシリティ)では、2000億ドルを上限にエージェンシー債、エージェンシーMBS、AAA格のノンエージェンシーMBSを担保として受け入れ、米国債を借りられることに(もちろん時価換算で)。
http://www.ny.frb.org/markets/tslf_faq.html
Primary Dealer Credit Facility(PDCF、プライマリーディーラー向け担保貸しファシリティ)では、上限なく投資適格の社債・地方債・MBS・ABSを担保に金が借りられるようになる。一応、NY Fedに口座持っているClearing Bank(JPMとか)が値付けできるものに限る、ということになってはいるが。
http://www.ny.frb.org/markets/pdcf_faq.html
と仰っています。
勿論相場の世界には「当たり屋につくな、曲がり屋に向かえ」という言葉があり、何か新しい問題に彼らが気付いてから書くまでの間に相場が急変する可能性はありますが、少なくとも今後の空売りは非常に危険だと思います。自分より詳しい人に向かうわけですから。

新たな用語が多くてよく分からないのでその解説。
ゴールドに関して僕が逡巡しているわけ ①

> 先週までの展開でFEDは3つの大きな変更を加えました。
> 1.流動性が損なわれた「あやしげな」モーゲージ関連の債券については「どんなものでもいいから、兎に角、FEDに持ち込んで下さい。そしたら、それと引き換えに財務省証券(国債)を貸します」とFEDが発表したこと。(→これをTSLAといいます)
> 2.これまでFEDのディスカウント・ウインドウでの貸し出しはシティなどの商業銀行だけを対象としていたのだけど、プライマリー・ディーラー(主に証券会社など)もディスカウント・ウインドウで借りられるようにしたこと。(→これをPDCFといいます)
> 3.ファニー・メイとフレディー・マックが自己の勘定で「持ちきり」にできる住宅ローンの総額の枠ならびに個々の住宅ローンのサイズ(=例えばジャンボとか)が大幅に拡大されたこと。

及びそのコメントで
> TSLFとPDCFについては、みずほ総合研究所の「サブプライム問題の処方箋を考える」が参考になるかと思います。
> (グラさんのエントリーでも紹介されていました)
http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/urgency/report080319.pdf

侮れない2ちゃんねる
先日のレイコフの突然死ですが、株のアナリストの間では「ああなるほどね」という出来事だったらしいですね。
その株のアナリストも、社内事情などが分からなかった最後は「2ちゃんに聞く」人が多いらしいです。
レイコフの件も2ちゃんに予告がされていたとの記事があり、少し前の改正建築基準法のときも2ちゃん情報が一番分かりやすかった。

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