2008-11-09

11月上旬を振り返って

先週の話ですが週末の定点観測 : アメリカ②へのコメント
> オバマは公的資金(=税金)でなんとかしてくれるんじゃないか、、、そんな期待がアメリカにあるのだと思います。
> でも無い袖は振れない、、、ということを後で思い知らされると判断しています。
> ゆえに、アメリカはポジション不要と判断しています。

週末の定点観測 : 全体感
> アメリカでは目減りした株式の割合を、基準割合の戻すための自動的な株式の買い増しが期待されているが、ほとんど出ていない。
> むしろ、「株の時代は終わったんじゃないのか?」という議論が増えているのだろう。

過去と未来のギャップ①
> ただ、鉄道建設は今後の内需拡大の目玉であることは間違い無い。(5番目の記事)
> この株価下落が、過剰な期待を消してくれたとしたら、これからの投資家にとっては朗報と考えられる。

コメント
> 私は、自社株が安すぎると不満をいう企業は投資対象から外します。
> 株価は通信簿ですから、それに文句を言うのではなく、ちゃんと勉強して成績(=業績)を向上させるほうが先でしょう、、、と思うのです。

過去と未来のギャップ②
> 10月13日は、2008年で最も重要な日だったと思う。
> 世界が「これは大変だ!腰をすえた対策を実行するぞ!」と決意した日だった。
> 四季で言えばいわば冬至だった。これからの日照時間は徐々に長くなって行く(PER決定要因↑)、、でも寒さ(EPS↓)はこれから・・・・そんな時期になったのだ。まあ両方↓は終わったということだ。つまり希望はもてるのだ。

生き残りのための「数量優先」
> ①我々庶民の所得がこの数年間増えていないので、家計支出も不変だ。
> ②ゆえに、増えないパイの奪い合いが続いている
> ③値上げ、またはブランド価値喪失などで、一旦失った販売シェアを奪い返すのは困難
> =>ならば、マージンを殺して、シェアを維持
> =>販売量を確保
> という事に帰結する。

週末の定点観測 : 中国
> 今週は、IMFが世界中の経済成長率の予想を引き下げた。
> 欧米株式の投資レポートを見ていると、「新興国でビジネスをやっている企業(欧米企業)は避けましょう」という銘柄推薦が多くなった。
> おいおい、今からですか。。。と思う。
> 日本でも、今朝の日経新聞の証券欄にも、「これからは、ディフェンシブ銘柄の時代だ」という特集が出ている。トップ・ピックは、JR東日本だと書かれている。
> なんか、羹に懲りて膾を吹く、、、、そんな時代の始まりを感じた。

週末の定点観測 : アメリカ
> 昨年秋に最初の本を執筆している時に、「おそるおそる予測した先進国中がゼロ金利」が、現実化しそうになってきた。
> 怖いように思う。
> デフレと紙一重だから・・

> 長期(1970年11月以降)の失業保険受給者数の推移を見ても、現在の景気がいかにヒドイレベルなのかが明確に理解できる。
> 株価の先行性、、、、ため息・・

コメント
> じゃぶじゃぶになったお金は、
> =>安牌へ、、まず、国内の預金・債権、、その後国内ディフェンシブ株、、そして、外債、、最後に外国株、、、という毎度変わらぬパターンだと思います。
> 新興国マニアになった人は、別ですね。
>
> また2009年の2番底はいつごろ
> =>when。。わかりません
>
> どのような背景
> =>色々なことが安定する事が条件ですね。
> volatilityの安定
短期市場の安定
> 国際情勢の安定
> 投資家の多くは心配症ですから

週末の定点観測 : 日本
> 本当に多くの投資雑誌が
> めったにない買いのチャンス
> 100年に一回の買い場

> といった記事を掲載している。
> 証券会社も、投資雑誌も、売りは書かないが、買いは懸命に書く。
> 彼らは、売りは下手だが、買いは上手。。。????
> 違うと思うが・・

コメント
> > 今は歴史的な底値、口座を開いて儲けようという話で盛り上がっていました。
> > また金券ショップでユーロを買いに並んだという話もしていました。
> 私は、そういうことを投資判断に使いません。
> 単純な値ごろ感からくる条件反射的な行動だと思うからです。
> そのような行動が当たった時だけ、メディアで取り上げられるのです。
> ハズレた時のことはメディアは決して報道しません。
> だからよく当たるように思ってしまうのです。 週末の定点観測 : 全体感
> 資源エネルギー系の商品を見る限り、大量に供給されたお金は、銀行が抱え込んでおり、事業会社に貸し出されて、経済の活性化に使われていない。
> この傾向が続く限り、インフレは無い、、むしろ懸念はデフレだ、、ゼロ金利だ。

コメント
> 3年後の状況を根拠にして、08年11月の投資をするのは、少々早すぎるかもしれません。早すぎると、せっかくのポジションを途中で投げ出さざるを得ない辛い時期もありますから。
> そんな短期的な逆風は物ともせず、、、という強靭な精神力と資金力があれば別です。

監視の責任放棄、、売りの能力の欠如
> ①時代にマッチした思想・ベキ論・主義主張が出現する
> ②賛同を得た思想は、賛同者によって、過剰に強調され、捻じ曲がり、変質する
> ③最終的には、変質した思想は大惨事を招く
④そして、新たな思想にとって変わられる。
> 株式投資で言えば、
> パッシブ礼賛・・・(あるものを全部買え! あれこれ考えるな!)、
> buy&hold絶対、長期投資礼賛・・・(株は売るものではない、売りは短期投機家だ!)
> 、に代表される健全な批判精神を欠いた間違った投資行動、売りの欠如だ。

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