2008-11-16

春山さんの「週末の定点観測」

週末の定点観測 : 為替①
> 人民元は、横バイだ。
> 前回のアジア危機の際、人民元は切り下げをしなかった。
> そのことを少し前に自慢げに世界に向かって話していた。

> ならば、今回も切り下げずに頑張るだろう。

> 中国の貿易黒字は過去最高を更新した。
> 輸入の勢いに急ブレーキがかかってきた。
> 原油価格など資源価格の低下も輸入金額の減少に寄与したのだろう。
> この状態で、人民元の切り下げは困難だと思う。

週末の定点観測 : 中国
> 中央政府は1.18兆元の財政支出
> 残額は、地方政府+民間銀行などに期待
> 財政支出=国債の増発
> 地方政府の投資分=地方債の発行を承認を示唆=>画期的なことだ!

コメント
> 発電量マイナスで鉱工業生産が8%ものプラスってのが
> ちょっと理解できないんですが・・・
> 劇的に生産性が上がったとしか説明がつかない。
> ・・こういうのを見ると、どうしても私は中国の発表する数字が信用できないのです。
> もし数字を"改竄"したとどこかでバレたら、世界に与える影響はエラい事になりそうですね。
との質問に対し
> 電気の使用量の一番大きかったセメント、鉄鋼など基礎資材産業がしぼんでいるので、伸びが無くなったのです。
> セメントや鉄鋼は非効率極まりない小企業が乱立しました。これらの小企業がこれほどに電気をムダ使用していたという証拠でもありますね
とのご返事でした。

週末の定点観測 : 日本
> 100年に一度、、、という言葉が踊っている。
> 100年も生きるとは思えないのであれば、
> できれば経験したくなかったな
> という事態だと思う。
> もし、ここ数ヶ月で不幸にも投資を終了して現金化する必要があるとしたら、大変なことだと思う。
> 年齢だけが、リスクを引き下げる判断ファクターではない。
> 私は少なくとも自分の投資に関しては、常日頃から、長期投資だから、と安直にすごしてはいけないと堅く心に誓っている。

> さて、今週も、小売株は堅調だった。
> 小売株とは、こういうものだ。
> ディフェンシブな正確がままあるものだ。
> カード銘柄に少し動きが見られる。
> 今週はクレディ・セゾンに良い兆候が出てきた。
> まだまだ騙しの可能性もあるが・・・
> 小売といい、カードといい、・・・投資とは、こんなものだと思う。

コメント
> 長期投資とは、長期間投資活動を継続することです。
> 投資活動とは、売る、買う、休むのバランスだと思います

週末の定点観測 : 全体観①
> 世界は不況に向かってまっしぐらだ。
> 株式は1年前からそれを感づいて織り込んできた。
> 先進国は、半値になり、
> 新興国は、7割引になった。

週末の定点観測 : 全体観② G20は、ブッシュの最後のワガママ米国の象徴だったへのコメント
> レイシーハントの、アメリカ金融・景気指標の読み方、という本で > 有効な景気の先行指標として製造業平均労働日数average manufacturing workweek dataというのが紹介されています
> http://www.nasdaq.com/econoday/reports/US/EN/New_York/employment_situation/year/2008/yearly/10/index.html が、継続的に見るのに適しています

0 件のコメント:

コメントを投稿