2008-11-09

中国の景気刺激策

中国が57兆円強の景気刺激策を発表、2010年末までに投入-国務院
 11月9日(ブルームバーグ):中国政府は9日、経済成長の促進を目的と した総額4兆元(約57兆5300億円)規模の景気刺激策を発表した。米国や欧 州、日本がリセッション(リセッション)の危機にひんする中で、中国の景気 拡大を維持しようとしている。

  中国国務院(内閣に相当)が同日ウェブサイトに掲載した声明によると、 同国政府は2010年末までに4兆元を支出に充当する。

China's 4 trillion yuan stimulus to boost economy, domestic demand

Tsugami Toshiya's Blog
> 今晩の中国の発表で、麻生首相は 「焦る」 でしょう。きっと 「対抗策を打ち出せ」とか言うのではないでしょうか。でも、上述したとおり、日中の「対照」は他の国にとってはもはや自然なことなのです。財政がママならぬ日本にできることは限られているのですから、無理に張り合おうとしないでください。そんなことを考えていると、それこそ財政出動の代わりに円をジャブジャブにして減価必至な欧米の国債を無制限に買い入れる 「国際ヘリコプター・マネー政策」でも約束させられかねないです。
> 以下は憶測ですが、ひょっとすると中国は今日の発表の陰で、この種の 「ヘリコプター」式政策は要請があっても拒否する方針を固めたのかもしれません。「そんなことをするくらいなら、本気で内需と輸入を拡大する。それが中国の『国際貢献』 だ」 (海外に需要を提供する、その代わり資金収支の黒字は減る、米国債の買入額も減るかも・・・)」そんな中国と無理に張り合おうとすると、それこそ日本には欧米からの外債買い込み要求が二ヶ国分回ってきかねませんよ。

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