2008-06-29

アメリカの金融株

OPEC内の不協和音へのコメント
> 現実の数字を見ようじゃないかというのが早く来襲したと受け取ってよろしいのですね。
との問いに
> そのとおりです、
> たいてい、予定より早くきてしまいますね。
> 反対に構造変化のような大事に関しては、早すぎる傾向がありますね。
> タイミングを当てるって至難の業です・・・

> これまでの株価と決算発表のパターンからは、
> ①決算発表まえの2週間、様々な懸念が叫ばれて、株価が軟調であった場合は、実際の決算発表時点では、あく抜けすることが多い。
> ②決算発表前に、アナリストが『こりゃ、行きまっせ!』てば感じで吹聴している場合は実際の決算では『期待裏切り』になることが多い。
> 、、、です。
> 今回は、②では無く、①のように思います。

アメリカの金融株を振り返ってみた
> 資源エネルギー相場を当てて、サブプライムの損失を業界最低水準で切り抜けたゴールドマンだが、過去3年のパフォーマンスは素晴らしいものがある。
ゴールドマンは、消費者をターゲットにせず、「自らが投資家(=ヘッジファンド)となって、リスク・テイクする」という道を選んだ。
> 金を貸す銀行ではなく、自己資金を投資対象に投下するリスク・テイクを行うバンカーに戻ったのだ。
> 自分の投資のために調査をするのだ。他の証券会社のように「笛を吹いて客を躍らせてテラ銭を稼ぐ」のではない。それゆえGSのリサーチは吹っ切れていた。売りは売りだと言っていた。今もそうだ。

コメントでは
> レポートって、『レベルの高い投資家とアナリストのコラボ』の部分が結構あります。
> 何故?どうして?を自分で考えずに、『**さん、++証券が言ってたから・・・』で行動する人は『多くを見すぎ』の状態になります。多くを見ると、本当に大事な根幹よりも、枝葉末節が気になってしまいます。
> これが、投資家の右往左往を生む背景だと思います。

> GSの社内ヘッジファンドは固有のリサーチチームを持っているので、一般的なGSのリサーチの情報は顧客向けのものです。社内ヘッジファンドのチームはGSのリサーチの情報は利用しません。
とのコメントに対して
> はい、そうです、独立しています。
> でも、企業文化は同じです。
> その企業文化の違いが『売り買いの切れ味の差』を生んでいると思います。
> 『で、あんたは今”買い”と言うけど、売りはいるだった?』と聞いて答えられる確率が異なります。これは彼らが相手にしている客のレベル(HFの多さ)がそうさせているのだと思います。

リートに関しては
> ①賃料の上昇を高めに見積もっていたが、当てが外れたので、その分のvaluation修正が起こっている。
> ②転売のcapital gain期待がはげたので、その分のvaluation修正が発生した。
> ③新規投資で事業拡大というシナリオだったが、資金調達の困難で事業拡大に伴う将来EPSの増加が消えた・・・これがサブプライムの悪影響ですね。
> ④関西圏を中心に、マンション開発が頓挫をしており、マンション価格の下落が始まっており、これがリート株価にも下落圧力となっている。

”インプレッション・ストリーム”、その③(最終回)がアップされました。

まだ関連するところまでは読みこなしていませんがすらすら書ける最悪シナリオ 株は▲50%~▲70%下落 ①

4月の住宅価格(ケース・シラー指数)へのコメント
> 金融の本丸が打撃を受けてしまったのですから、08年のアメリカ株はパスしても損はしないと思います。
> US企業決算は7月9日ごろから本格化するので、それまでは疑心暗鬼が支配すると思います。

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