2008-06-23

モノライン問題の大きさは?

恐らく債券が専門の紺ガエルさんは杞憂であることを祈るの中で
> MBIAは、格下げのせいでGIC債務が早期償還事由に引っかかり、保険子会社は29億ドルの資金が必要になり。
> 同時に、格下げで保険契約上追加担保差し入れ義務が発生して、45億ドルの資金が必要だと発表。
> 合わせて74億ドル、8000億円程度のファンディングが必要となる。

> 市場は、今後何が起こるかを、明確に織り込み始めて。
> 完全に、システミックリスクの世界。
> これまでFEDとかECBとかBOEとかが、取れる政策総動員体制で事態の鎮静化を図ってきたのに。
> 再びこういう事態になりつつあり。
> 取れる政策総動員しちゃってるから。
> 次、何か起こればどういう手だてが残っているのだろうか。
> 株式市場が異常に楽観的なのが、凄く気にかかります。

そしてDangerously Beautifulを紹介なさっています。
> MBIAがシングルA格まで格下げされたことで、USのMMF(2a-7 Fund)の"Second-Tier Securities(長期格付けで概ねBBB~A相当)"を5%以上保有してはならないという基準に抵触するケースが出てくる可能性もある。

一方春山さんは 週末の定点観測 : アメリカ
> 格下げ=公式に『俺たち、あいつらが飛ぶ可能性を認識した』と表明した。。。ですからね。
> だから、今週のアメリカ株は悲惨だったわけで・・・
> アメリカの金融はブラックホールみたいに世界の資金を吸い込んでますが、同時に規制強化、ビジネス・モデルの修正で『収益性は低下の一途』をたどっています。これがどこで反転してくれるのかを観察しようと思っています。
> 何故なら、そこがアメリカ株の投資ポイントだからです。

> もっとも下落したものが、最初のフェイズで最大の上昇をする。
> つまり、金融セクターが猛烈な反発をするハズです。
> 理由は、何回となく『ここがボトム』という打診買いが裏切られて、投資家が見放したわkで、誰も保有していない状態になっているからです。
> 数年前の日本の銀行株のような状態ですね。
> でも、その後はそのときのアメリカの産業の構成、競争力しだいなので、今から予測するのは困難だと思います。
> むしろ、真っ白な心で望みたいと思います。

ということで、冷静に次の機会を狙っていらっしゃります。

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