2008-07-25

10年は泥のように働け

10年は泥のように働け - 池田信夫 blog
IPA主催による、IT業界の重鎮と学生の対話集会が、今年も開かれた。去年の集会では「3Kの“帰れない”は、帰りたくない人が帰れないだけ。スケジュール管理の問題だ」という重鎮の発言で、かえってIT業界のネガティブイメージが定着してしまったが、今年はIPAの西垣浩司理事長(元NEC社長)の「入社して最初の10年は泥のように働いてもらい、次の10年は徹底的に勉強してもらう」という発言に、学生はみんな唖然としたらしい。

これは伊藤忠の丹羽宇一郎会長の言葉で、このあと「最後の10年はマネジメントを大いにやってもらう」と続くそうだが、これじゃ霞ヶ関の役人と同じだ。若いときは「雑巾がけ」で会社にご奉公し、年をとってから楽なマネジメントで取り返すという徒弟修業型のキャリアパスは、組織が永遠に不変で、自分がそこに定年まで終身雇用で勤務するという前提でのみ成り立つインセンティブ・システムである。

こんな日本はいつまで続く? - 書評 - こんな日本でよかったね
著者自身が、日本という構造による受益者なのに、その負担を「他の日本人」、もっと具体的には「著者より若い日本人」に求めている
> 「こんな日本でよかったね」、そんな日本の維持費を担がされている今の30-40代には口が裂けても言えない台詞である。本当なら、彼らほど「こんな日本でよかったね」と言いたい人々もいないはずなのに。
> しかし、そんな著者たちに今の30-40代はやさしい。実のところは自分達のことだけで精一杯なだけなのだが、少なくとも団塊の世代がやったように上の世代を吊るし上げるようなことはしていない。

こんな日本でよかった、なんて世の中を甘く考えているから、振り込め詐欺とか金融営業マンの甘い言葉に引っかかるんでしょう。

パンがなければケーキを食べればいいじゃない。

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