2008-07-31

GSE問題

吉行誠さんが詳しく書いて下さっていますが、春山さんは端的に述べられています。カバード・ボンド GSE救出作戦 その2
> Covered Bondとは、ファニー・メイやフレディ・マックに住宅ローンを売らずに、銀行が住宅ローンを保有したまま、それら担保として債券を発行する一種のABS(Asset Backed Securities)です。
> そして、Covered BondをFRBに差し出せば、無尽蔵に金を貸してくれます。
> GSEにこれ以上しわ寄せができない限界に来ているので、銀行など住宅ローン業者は、カバード・ボンドにして、FRBから金を借りることになったわけです。
> 買い取った住宅ローンが腐ってきており、利払いが途絶えたり、元本が回収できなくなる事態が多発すれば、例えばファニー・メイが格好した債券の利払いや償還に穴が開くリスクが生じるからです。
リスクが生じただけで、ファニー・メイは債券の発行ができなくなります。そんな事態はアメリカ経済の破綻に直結するのですから、絶対に避けなければならないのです。
> これが、本当に最後の貸し手=中央銀行の仕事です。

> 住宅ローンは、カバードボンドを発行する銀行のバランスシートにのってくるのですよね。そのような余裕が各銀行にあるのでしょうか?
との問いに対し
> 自己資本比率の下限いっぱいまでやらせる。
> その後、緊急措置で、自己資本規制を緩和する。
> なんでも出来ます

0 件のコメント:

コメントを投稿