2008-07-25

夢を持てますか?

日本に戻りました。
日本の銀行は金融庁にコントロールされすぎて、 自行でリスクがとれません。
おもしろいとおもうのは、スルガ銀行くらい。
オリックスもリスク商品にしっかり取り組んでいる。

国家にどこまで期待するか。 あえて誤解をおそれずにいうと、 全員に同等レベルの教育をおしつけるのは、 やめたほうがいいということ。
生まれたときから、与えられた環境格差は存在するという前提で、 投下効率のよい投資教育をくむべきだ…とおもう。
世界では、それが自然だから。

投資教育をつづけると、 インテリジェンスがついた人間は、 日本を投資先に選択しないひとも多く出るはずだ。
日本では、果実から国に収奪されるコストを上回るリターンを、 外国より多くあげないと、手元に残らない。
日本が選ばれない明確な材料がある。
それなら、とばかりに国が投資環境を整えてくれたら、 それは良いことなのだけれど、 たぶん公平を望む多くのひとに阻まれるのでは。

国を憂えても変わらないのなら、 もうリスクを背負ってない官僚にまかせよう。
そのかわりリターンも彼らのリスク相当分にしていただきたい。

いま機会の最大化につとめるのならば、 日本国に文句を言ってるのはちょっと合理的でないとおもう。
改善を待つ時間をほかの機会にまわそうではありませんか。

夢を持てますか?
となりの韓国は、 モノやサービスが日本と同レベルに行きわたっているが、 若者は、とてもハングリーだ。
黒竜江大学が韓国人留学生であふれていると以前かいたが、 中国のどの省でもそうなのだ。
そして、世界中どこへ行っても、韓国人の多さに驚く。
過日おとずれたフィリピンもそう。
日本人3万人にたいして、 韓国人はなんと10万人だ。
彼らは競争社会生きている。日本などくらべられない。
でも、いやいや競争しながら国外へたやすく行けるものでない。
「勝ち抜く」という目的をもっているとしかおもえない。
成熟した社会にあっても、 韓国人はまだまだ満たされない何かをかんじて、 貪欲に行動できるのは、 プランを達成したい夢をもっているからだとおもう。
国外に人材を投資しつづける韓国は、 もしかしたら近い将来、すごいリターンを得るかもしれない。
彼らはいろいろ誤解されやすいところも確かにあるが、 そのむき出しの貪欲さは、 いまの日本はもうすこし平明な視点で見たほうがいい。

土地所有権という幻想。
住宅(不動産)が、収益を生む商品、とわりきると、 こんどは所有権にこだわらなくても…と考えるようになります。
不動産が、資産の部と負債の部に記載されるだけで、 問題はいくら維持費がかかり、いくら収益があるかです。
すると、 できれば、所有しないほうがいい場合もおおくなる。
かりに所有しても、国や地方に税金を払いつづけるのは、 日本国の土地を借りて賃料を納めてるようなもんです。

所有者への税金は、国家への土地賃貸料とみるべきです。

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