2008-07-29

石油開発の歴史

21世紀のオイル・ラッシュ?米国の魂胆
> 需給バランスの不均衡とは、供給側であるOPEC諸国が増産することに消極的で、あまり原油の生産量を増やしてこなかったことを指している。それに、中国やインドなどの新興経済諸国が急速な経済発展を遂げている中、これらの国々からの需要が増えて価格が上昇しているという意見も多い。
> だが私は、これらの意見に懐疑的である。中国やインド経済の成長率は鈍化し始めている。それでも依然として続く原油価格の異常なまでの高騰ぶりを説明し尽くせるとは到底思えないのだ。

> 原油が発見されても、地元で大きな需要があるわけではなかったので、おのずから米英の石油資本は「資源争奪戦」から、徐々に「市場争奪戦」へと転じていった。
> とどのつまり、石油開発の歴史とは、油田を見つけることではなく、石油を消費してくれる相手を見つけることなのだ。

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