2008-07-06

春山さんの「週末の定点観測」

今回は既に他でまとめてしまっているので、ちょっと面白かった言葉を。

週末の定点観測 中国 > 中国ビジネス・セミナーというものに2個参加した。
> どっちも、中国ってこんなにヒヒドイ国なんです。
> 騙されちゃいけませんよ、気をつけましょう。
> 大丈夫、私に相談してください、有料ですけど。。。。
> こんな『狼少年話法』だった。
> 言ってる内容は10年も前から言われている内容だった。

週末の定点観測 日本株 > 相場が悪い時は、
> 夢だけで株価が動いてくれる環境関連で売り買いをやってもらいましょう!
> こんなセミナーが猛烈な勢いで増加している。
> 掛け声が大きいが、EPSは小さい。

まじめな話は
> 今週は、連続下落日数の記録の話でメディアは盛り上がっていた。
> 海外メディアは、『こんなに連続で下がっても、欧米よりはマシ』というトーンで報道していた。
> 路線価は暗雲たちこめる状況になっている。
> ただ、二極化という表現が適正だと思う。
> 人口が増えず、人口が都心部に集中するのなら、地価もそうなるハズだ。
> 逆張りは危険だと思う。

今週面白かったのはnobinobiさんの6月金融株相場の振り返り
と、そこでの春山さんのコメント
> 投資家心理は、3月に似てきました。
> でも、3月のジャンプ反発に対して、今回は、”hopefully”疑いの売りの嵐をかいくぐって3歩進んで2歩下がるジグザグでしょうね。

不機嫌な株価の上昇も読み直しておきましょう。
> しかし、ここでお祝いはできない。
> 先回りした投資家を納得させるだけのファンダメンタルの改善が追いついてくる必要があるのだ。どの程度の時間、先回りした投資家が待っていられるか、、、、我慢の時間の判定は難しい、、
> 特に反騰初期の3ヶ月は・・・・投資家の猜疑心は強く残っているからだ

コメントとそのご返事も興味深いです。
週末の定点観測 アメリカ②へのコメント
> アメリカはダメでしょう。これは、昨年10月以降、一貫して変わっていません。
> 個別株を言い出せば色々ありませが、Indexではショート以外やる気が起こりません。

週末の定点観測 アメリカ③
> 乗るか反るかの判断を迫られた時、何かの基準、尺度に基づいてされますでしょうか?
とのご質問に対して
> 事前には、分かりません。
> 分かっていれば、今頃はスイスで引退生活でしょう。
> 『自然に市場が語りかけてくれるもの』と理解しています。
> 私にできることは、市場の声を真摯に聞くことだけです。
あはは、春山さんに分からないものが私に分からなくても当然ですね。
> 最後は、「えいっ!」と決断するのです。
> しかも、「本当に、これ(売りとか、買い)で良いのだろうか?」と自分でも自信が無い状態で決断したことの方が、結果的には当たっています。
> 事前に色々熟慮はします。「次はこうだ!」と熟慮の末に決めていて、その瞬間をじっと待ちます。そして、その瞬間が来たか否かの判断は、最後は感性です。
> その感性ですが、それまでにどれだけ考えてきたか、苦しんだりしながらも、相場にどれだけ真剣に接してきたかが、個々人の感性を少しずつではあっても、確実に形成していると信じています。

週末の定点観測 中国
> 原油高、、、、影響はあります。
> だから半値になったのだと思います。
> 日本の石油ショックと同じです。
> 日本が石油ショックを乗り越えたように、中国も今回の石油ショックを乗り越えるのだと考えています。そんな時間軸で考えています。
> この数ヶ月という短期のことは、あまり良くわかりません。私はトレーディングをしないので・・・・
顧客の資産が減っても買いだけを勧め続ける「似非長期投資家」には批判的な春山さんですが、自分に分かる時間軸はしっかり持たれている、つまり短期トレーダーの時間軸から見れば「長期投資家」なのでしょうね。ご自身は「私は「長期投資家」ではありません」と仰っていますが、大事なのは言葉による分類ではなく、自分に分かる時間軸なのだと思いました。

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