2008-10-20

3歩進んで2歩下がる

週末の定点観測 : 日本へのコメント
うまく行っているときは、毎月1%なんてと思います。
でも、投資パフォーマンスって、3歩進んで2歩下がるようなものです。

私が2000年以降留意している事は、2歩下がるときに、1歩の下げに留めるようにすることなんです。
何故なら、上げはゆっくりなので遅れても儲け損ないは少ないですが、下げのスピードは速いので、遅れれば大変なロスになるからです。
特にそれまで儲かっていた銘柄の下げは恐ろしく早いのです。

週末の定点観測 : 中国へのコメント
下落の第4コーナーは一番辛くて投げ出したくなります。
何故なら、自信が一番無くなるからです。

どこの国の投資家でも自国投資が一番得意ですね。
甘いも酸いも経験しているわけですから。
自国以外の投資に関しては、アメリカ人が一番下手だと思います。
すぐ甘いStoryにだまされますから。。。。
国際分散投資という観点では、島国で外にでるしか無かったイギリスが一歩先んじていますね。
特に香港、シンガポール、インドは英国の庭でしたから。。。

週末の定点観測 全体感①
昨年は「どこかで逃げなければならない年」と考えて実行しました。
今年は、「ドカンと安くなったときに買えば、来年は報われる」と考えて粛々と実行です。
みんなが嫌だというこの時期に、昨年の賑やかなときに作っておいた現金に「これから働いてください」と出勤命令を出すのです

コメント
Jim Cramerは、アメリカに出張するたびに見ていました。
私は、読者からの電話質問に対して即座に売り買いを指示する彼に、やや疑問を持ちました。 理由は、さすがの彼でも知らないものがあるハズなのに、まったくそんな素振りがなく、完璧な様子で回答していたからです。それを感じて以後、見なくなりました。つまり、エンタテインメントという要素が大きいのだと感じたのです。

私は大底圏で個別銘柄にベットするのは控えています。
底値圏では、インデックス的なポジションを構築することを薦めています。
相場の春夏秋冬を2回程度経験して自信のある投資家には、個別でリスク・テイクを薦めています。
①最初のフェイズ:大下げ銘柄の大反発、いまだと金融
②第二フェイズ:次の相場の本命、中国だと内需だと思います。建設、不動産、金融、食品、鉄道・空運などです。

まだまだ、何度も荒れると思います。
あせる必要はまったく無いです。
大底から20%上がってからでも、ぜんぜん遅くは無いでしょう。
今回はそれほど下がったわけですから

エマージング市場に対する証券会社の言い分へのコメント
バフェット氏も、短期ではともかく、『来年の今頃は、「あの時は安かった」と思うだろう』という考え方だと思います。
その点では私は彼に同感です。

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