2008-10-28

オーラ

あなたは”Baby Mama”を観ましたか?(情報求ム)
今日は(今日も(笑))相場とあまり関係ないお話。
このエントリーはしばらくしたら消すかもしれません(^^;)。
 
 
柳川昌弘氏は稀代の空手家である。 私は流派が違うので教えを受けたことはないが、氏の著書「空手の理」「続空手の理」は若い頃に何度も繰り返し読んだ。 よく知られているように、柳川氏は幼少の頃の不幸な事故で目がほとんど見えない。 だが、空手家として柳川氏が成功したのはなにより氏の若い頃の超人的な鍛錬があったからである。 そして柳川氏が空手界でも特異であるとされる理由は、その「オーラ」を見る能力にあると一般に認識されている。

さて、私は自然科学を信奉する学徒であるから、いわゆるオカルト的なものは全く信じない。 狂信的な新興宗教の連中の言っているたわごとも一切聞かない。 だからいわゆる世間でいうところの「オーラ」なるものもデタラメだと思っている。 彼らのいうオーラとは漫画やアニメなんかにでてくる炎の形をしたアレである(笑)。 なんでも選ばれた人のみが身につけられるもので、しばしば霊能力と関係があり、特殊な力を持つらしい(^^;)。

どうやら柳川氏の言うオーラも世間で言うオーラと同じだと思われているらしく、Wikipediaの柳川氏の解説にも「オーラが見えるなどの霊能力があるという。」と記述されている。 しかし、私は確信を持って言うが、柳川氏のオーラと世間で言うところのオーラとは全く別種のものであり、霊能力とも全く関係がない。 世間で言うオーラはオカルト的なインチキなのに対し、柳川氏のオーラは純然たる物理現象なのである。

なぜそんなことが断言できるのかというと、私にも同じものが見えるからである。 私は20年近く前に柳川氏の著述によってその方法を知り、すぐにそれが見えるようになった。 それ以来私にとっては当然のこととしてオーラが見えるので、それは単なる物理現象に過ぎないと判ったのである。 そしてそれは世間で言うところのオーラとは全く別のものであることにも私は絶対の確信を持っている。

詳しくは柳川氏の著述を参照していただきたいが、オーラの見方は簡単である。 最初に背景ができる限り白色のところに見たい対象者を持ってくる。 そしてまず「居つかない目」で対象を見る。 これは武道の経験がある人なら簡単にできるだろう。 特定の部位に意識を集中することなく、相手を全体的にボォっと捉える視線の送り方である。 さらにそこから、焦点を無限遠にずらすのだ。 すると対象者の周囲に光の帯が見えてくる。 これが柳川氏が記述し私が見えるところのオーラである。 この光の帯は薄い色が付いている場合もあるし、そうでない場合もあるが生命体には必ずある。 そして柳川氏は書いていないが、無機物は単体ではオーラを放たないものの、人間が手に取るとオーラを放つ。 例えば剣道の稽古のときに、相手が竹刀を持てば、その瞬間に文字通り竹刀の先までオーラが走るのが見えるであろう。 

繰り返すが、これは摩訶不思議な現象でもなんでもなくて、単なる物理現象である。 柳川氏は「見るのに特殊な能力など必要としない」という趣旨のことを書いているし、私が見たところ人間ならそれぞれ色や幅、強さは違えど誰でもオーラを放つので、格段ありがたいものでもない。 極々フツーの現象だ。 もちろん炎の形もしていないし、オーラの力(?)でモビルスーツなんかが動いちゃったりするわけでもない(笑)。 霊能力なんて全然要らない。 あくまで単なる純粋的に光学的な現象だ。

ところが、この方法を数人の友人に話して試してもらったが、過半は私と同じオーラが見えなかったのだ。 一方、私はまったく練習もしないですぐに見えた。 どうしてそういった個人差があるのかずっと謎であった。 私は実は子供の頃の怪我が原因で右目がほとんど見えない。 物の形や色は判別できるが余程近寄らないと、人の顔の区別もできない。 左目は近視だが普通に見えるので日常生活では困らないし、コンタクトレンズやメガネを使えば運転もできる。 だが、右目は全くダメだ。 なので、ひょっとしてこのオーラを見るためには、何かそういった障害のある人だけが持つ脳内のニューロンの特殊な働きか何かが関係しているのかと思ってみたりもしていた。 

自分にとっては当たり前の物理現象だと思っているから怪奇現象でもなんでもないが、原因やその仕組みがわからないし、すぐに見える人はともかく、見えない人に「見える」と言っても奇妙がられるだけなので、これまで親しい人にしかこれを話したことはなかった。 もちろんこの柳川氏の言うオーラに関しても、武道家で似たようなことを書いている人はいるし、画家の中にも見える人はいる。 現にいろいろな人物画を観ていると、日本画でも洋画でもこのオーラを書き込んだ絵に出くわすことがあり、「ああ、この画家には見えるんだな」と思ったりするのである。 だから私だけが特殊なのでは全くないことはわかっていた。 しかしハッキリと見える人に出くわすことは稀であるし、オカルト的なそれと間違われても困るので、あまり詳しく探求できずにいた。 だが、いつかそれの真実を知りたいとずっと思っていたのである。
 
 
 
 


さて先日、新作映画”Baby Mama”を観た。 http://movies.yahoo.com/movie/1809873023/info
映画自体はどうということのないコメディだ(失礼)。 だが、この映画のなかに私にとってとても重要なシーンがあったのである。 代理母役のAmy Poehler が主役のTina Feyに最初に会う場面である。 Amy PoehlerはTina Feyにこう言うのだ。 「オーラの色は人それぞれ違うのよ。」「ちょっと観てあげる。」「夕日に似たいい色ね!」 そして、そのオーラの見方が、柳川氏が記述し私が行なうところのものと全く同じだったのだ。 Amy Poehler は白い壁の前にTina Feyを立たせ、無限遠に焦点をあわせたのである。 私にとっては、これに驚かずして何に驚くのかという出来事だ!(@_@)

はたして、この映画の脚本家か監督は柳川昌弘氏にこれを教わったのだろうか? それともこのオーラの見方は普遍的なもので、アメリカでは当たり前なんだろうか? 詳しいことは判らないけれど、少なくとも一般向けの映画のシーンに自然に取り入れられるほど、海の向こうでは普通のことなのだろう。 そして多くの人が当たり前のように友人や家族のオーラを観て、それについて話をするのだろう。 ならば私はもうマイノリティではない(笑)。 長年の胸のつかえが取れたような感じだ。 

”Baby Mama”を観たことは、こうして私に驚きと同時に少しリサーチに対する意欲をもたらした。 アメリカではそれは普通のことならば、調べれば色々なことがわかるに違いない。 
 
 
 
最後についでに書いておくと、私の限られた観察結果からいうと、トレーダーに向いている人は緑か青のオーラの人である。 暖色系のオーラのトレーダーにたまに会うことがあっても、しばらくするとその人は例外なくトレードを止めている。 なにか因果関係があるに違いないと思っていたが、これまではいかんせん自分で見ているだけだからサンプル数が少なすぎた。 こんなこともアメリカでは研究済なんだろうか? もし何らかの情報を知っている人がいれば教えてください。 <(_ _)>

皆様、たくさんのコメントの書き込みありがとうございます。
こんなにも自然に(笑)、抵抗なく反応をいただけるとは思っていませんでした。 本当にありがとうございます。 m(_ _)m

ちょっと念のために再度書いておきますと、柳川昌弘氏の言うところの「オーラ(オーラAとします)」と、世間でいうところのオカルト的な「オーラ(オーラBとします)」とが全然別のものであると、私はずっと思っていました。 つまり、一般的に私達が認識する光学的な現象はもちろんオーラBとは関係がなく、そしてオーラAは単なる物理現象としての光だと私は思っていたのです。

ただ、オーラAが視覚障害者の脳内でのみ認知される仮想現実ではないかというご指摘は、その可能性を排除することはできないですね。 しかし、視覚障害を持たない人でもオーラAを見ることができた体験があるのと、それが単なる仮想現実だとすると私の個人的な観察とつじつまの合わないことがあるのです。

例えば、もし仮想現実だとすると、以下のようなことが説明できないのです。
・ 生命体はオーラAを放つが、単なるモノは全くそれを放たない。
・ もちろん例えば体温に近い温度(36度C)くらいに何かを暖めても放たないことは同じ。
・ 単なるモノでも人間が持つとオーラAを放つ。
・ 女性と男性でオーラAの形や濃度に特徴がある。(日本人の場合、女性は幅が広くて薄いケースが多く、男性は幅が狭くて濃いケースが多い)
・ 色が人それぞれで異なる。(柳川氏の著書にも区分けが書いてありますが、私の観察ではそれほどきれいにはっきりと色別に特徴があるわけではないのですが、そもそもなぜ人によって違って見えるのでしょう?)
・ これがすごく顕著なのですが、私が出会った大陸出身の中国人の人は、ほぼ例外なく黄色いオーラAを放つ。

ここで、柳川氏の言うオーラAが本当に視覚障害者の脳内でのみ認知される仮想現実だとすると、もっとプレーンな見え方になるのではないかと思うのです。 従って、オーラAは現実に存在する物理現象だと個人的に確信しているのですが、それでも既存の光学的な観点からは説明の付かない部分が多すぎるのです。 これまで長い間自分ひとりで考えてきたのですが、ちっとも解析できなかったところへ、件の映画を見て人に意見を聞いてみる気になったわけです(笑)。
 
 
みなさんの情報を読んでみますと、物理現象というよりも生理学的な現象で、オーラAを観るときの方法は速読の時に使われる技術と同じらしいというのが一番妥当な線のように感じます。 やはり聞いてみるものですね。 今回皆さんに教えてもらって知らなかったことがたくさんわかって感謝しています。 引き続きこれからもよろしくお願いいたします。 


前回と今回のエントリーは適当な時期が来たら消そうと思ってます。 それまでに何か思い当たることとか、ご存知のことがあれば教えてください。 <(_ _)>。

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