2008-10-23

売りの山種

まぁあちこちに書かれていますが、
ポラリス投資顧問株式会社 先人達の教訓 山崎 種二
「私は、売りによる勝利は、買いによる勝利より価値があると思っている。売りにより利益が出た場合デフレがおきており、買いによって利益が出た場合インフレが起きている。同じ金額の儲けでも売りのほうが、現金の価値があり使いでがある。」
横山大観、速水御舟などの近代日本画の収集家としても著名で、1966年山種美術館を創設しました。
近代画を選んだのは「贋作をつかまされる心配が少なく、値上がりの可能性も高い」という相場師山種らしい理由です。

相場師列伝:山崎種二
「売り」から入るのは、「買い」だと値段が高くなって庶民が苦しくなるからとのこと。

自分の足で情報を集め、自分の耳でよく聞き、目で確かめる。
そして、自分の頭で考える。負けたらくよくよしない。
「私のように無学のものは、何事も自分で経験しないうちは納得出来っこない。」

私は「先生。ひとつ、六年間ほど禁煙して、その代金を貯金してみませんか」と言った。というのは、日頃こんな計算をしていたからである。一日にピース一箱吸うとして、一年間の代金は一万四千六百円(当時一箱四十円)になる。
これを年一割はもうかるとして株式で運用したとすれば、六年目の終わりになると元金は実に十一万千六百四十九円になっている。つまり、七年目には、禁煙をといても利息でプカプカ吸える勘定だ。しかも、元金は減らない。
「どういうわけですか」と近藤さんが聞くので「これこれの計算で、ただでタバコが吸えますよ」と説明した。
すると、先生は「なるほど。でも、私はそんなにまでして、タダで吸おうとは思いませんよ」と逆襲された。私はタバコは嫌いである。だから、利息でタバコを吸うという計算が出来た。

山崎種二の名言・格言:大回り三年、小回り三ヶ月
●天井三日、底三年。
●採算は実。人気は花。
●採算を買い、人気を売る。
●私は、売りによる勝利は、買いによる勝利より価値があると思っている。売りにより利益が出た場合デフレがおきており、買いによって利益が出た場合インフレが起きている。同じ金額の儲けでも売りのほうが、現金の価値があり使いでがある。
●大回り三年、小回り三ヶ月。
●働き一両、考え五両。(身を粉にして肉体労働してもなかなか稼げないが、頭を使えば大きく稼げる)
●奇跡に賭けるな。
●財産無くして 相場を悟る。
●休むも相場。

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後年、なぜ米相場で売り方に立ったのかを問われ、種二は「売れば売るほど価格が下がることになり、庶民が喜ぶからだ」と答えている。相場師として利益を追求するのは当然のことだが、売りに徹することで貧しい人たちの役に立ちたいと考えていたあたりに、貧しい農家に生まれた種二のひそかな矜持(きょうじ)が垣間見える。
「数字は嘘をつかない」、「相場に外れたときは早く降りる」というのが種二の口癖で、相場師としての才を感じさせる。
「採算を買い、人気を売る。なぜなら採算は実であり、人気は花だからである」
ある日、横山大観から「金儲けも結構ですが、この辺で世の中のためになるようなこともやっておかれたらいかがですか」と言われ、1966年(昭和41年)に近代・現代日本画を集めた「山種美術館」を設立。

などを探していたらそろばん 目次を見つけました。

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