2008-10-12

トロい経営者

外国株ひろば (米国株、欧州株、シリコンバレー、ウォール街): 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>はモルガン・スタンレーとの合意を履行すべきか <2>へのポジティブ・ガンマさんのコメント
このモルスタ問題については、僕も全く同感です。普通だったら、これだけの規模の資金注入はdilutionの心配の前に、まず「買い」なんですけど、ご指摘のように政府の資本注入がいつでも出来てしまうので、一般投資家は実は怖くて買いにいけないのです。資本注入後の株下落の恐怖は皆FNMやFREで経験済みですからね(^^;。

メリルの公募の際に明らかになったように、これだけの資金を投入する三菱側としては、当然に株価修正条項(MSCB型。あももちろんMorgan Stanley Claw Backの略ではありませんので(笑))とか、株価がxx%以上下落するなど尋常でない状態が生じたら条件を見直すなどのMack、もとい、MAC(material adverse change)条項などを入れてるとおもうんですよね。(そうじゃないとあまりにトロい経営者だと言うしかないですけど)。

払い込み金額の変更(減額)や払い込みの延期は、週明けのモルスタ株の暴落を生むでしょうから、この週末、今頃も必死こいて最後の条件交渉してるんじゃないでしょうか。

金額は同額。優先株の金額を増やして(ただし普通株転換行使価格は見直しで12ドルくらいに設定)、20%普通株は維持するか、踏み上げ太郎さんのおっしゃるように51%まで踏み込むか。でもその際は、当然政府の資本注入のdilution riskに対する担保条項は入れさせるとおもいます。

場所はFEDか財務省の一室、メインルームはポールソン、バーナンキ、ジョン・マック、畔柳社長、二つの控え室に双方のM&A部隊と弁護士・公認会計士。TVドラマ見すぎですかねー(^^)。あ、でも財務省のアドバイザーは誰がやるんだろう?やっぱGS?なんかシャレになりませんねー。。。

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