2008-10-10

サーキットブレーカー

ブレーカー発動中に気配値がストップ安になりました。

現物が売り気配で売れない→先物を売っておけ→指数との乖離が大きくなって売買停止、なのですが、TOPIX先物は解除後の売買がやたらと低調でした。
現物が幾らで売れるか分からない→先物を幾らだったら売り、幾らだったら買い、の計算が出来ないということでしょうか。

現物の気配値が下がるに連れて(多分5分毎)階段状に下がっています。

東証 : 内国株の売買制度
東証 : 更新値幅、制限値幅と呼値の刻み

今日飛んだのはニューシティ・レジデンス投資法人大和生命です。 昨日生保とREITが一つずつ飛びましたが、これらの分野で次が出るとすれば生保よりREITでしょう。
REITは前々からヤバイと言われていて(特に住居系)、その中の一番弱かったところが飛んだのですが、生保は2003年に酷い目にあって予定比率引き下げ、堅実運用にしていたのでノーマークでした。
でも飛んでから(社)生命保険協会|各社決算発表資料を見てみると大和生命はH20年度第1四半期決算も発表出来ない、その前の決算を見ると株と外国証券(公社債といってもFNM, FRE債みたいなのかも知れないし)ばかりで運用していたという、正直言ってこの御時世いつ飛んでも不思議はない運用でした。
予定利率も高かったそうで「経営が危ないから高い利率でお金を集めて一か八かの大勝負」だったようです。

日本でも不動産市場には外資が入ってバブっていましたし、運用先に困った一部地銀が「J-REITなら堅実な家賃収入が入るし、為替リスクも無いもんね」で高くなってからも買い込んでいるらしいのでこの先要注意です。
要するに目先のキャッシュフローだけを見て、予想される将来キャッシュフローと、現在価格を比べて安ければ買い、高ければ売る、という当たり前のことをしていなかったわけです。

REITについては2年くらい前だったかな、
・日本以外の首都圏での利回りは国債金利を下回っているので
・さらに上がる事が期待されて買われている
・日本も国債金利を下回る水準まで買われるだろう
という講演を聞いて、
・現地通貨建てでノーリスクの国債のほうが金利が高いならそっちを買えよ
・単に日本の国債は金利が低いからでしょ
って心の中でツッコミを入れてました。

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